アプリケーションの --libraries 配備時属性を使用して、アプリケーションの実行時の依存関係を指定することができます。相対パス (jar の名前のみ) を指定すると、Application Server は指定したライブラリを domain-dir /lib/applibs 内で見つけようとします。
ライブラリをドメイン全体で使用できるようにするには、JAR ファイルを domain-dir/lib または domain-dir/lib/classes に配置することができます。(詳細については、『Sun GlassFish Communications Server 1.5 Developer’s Guide』の「Using the Common Class Loader」を参照してください。) 通常この方法は、JDBC ドライバや、ドメイン内のすべてのアプリケーションによって共有されているその他のユーティリティーライブラリに対してあてはまります。
クラスタ全体またはスタンドアロンのサーバー全体で使用する場合は、jar ファイルを domain-dir/domain1/config/xyz-config/lib ディレクトリにコピーします。次に、それらの jar ファイルを、xyz-config の classpath-suffix または classpath-prefix 要素に追加します。これによって、xyz-config を使用するすべてのサーバーインスタンスの jar ファイルが同期化されます。
要約すると、次のようになります。
domains/domain1/lib - ドメイン全体スコープ、共通のクラスローダー、jar ファイルを自動的に追加。
domains/domain1/config/cluster1, config/lib - 設定全体、classpath-prefix または classpath-suffix を更新。
domains/domain1/lib/applibs - アプリケーションスコープ、アプリケーションのクラスローダーに自動的に追加。
domains/domain1/config/cluster1, config/lib/ext - http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/guide/extensions/extensions.html に自動的に追加。