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Sun Java™ System Identity Manager 7.0 リソースリファレンス 


Sun Java System Communications Services

Identity Manager には、Sun JavaTM System Messaging Server (Messaging Server) および Sun JavaTM System Calendar Server (Calendar Server) をサポートするための Sun JavaTM System Communications Services リソースアダプタが用意されています。これらのシステムには LDAP スキーマ 2 を実装してください。また、ユーザーストアには Sun JavaTM System Directory Server を使用してください。

Sun JavaTM System Communications Services リソースアダプタは、com.waveset.adapter.SunCommunicationsServicesResourceAdapter クラスで定義されます。

このアダプタは、LDAP リソースアダプタを拡張します。あとのトピックに示す LDAP 機能の実装については、LDAP アダプタのマニュアルを参照してください。

Communications Services アダプタは、標準の Directory Server インストールのプロビジョニングサービスを提供します。また、Directory Server のレプリケーションの更新履歴ログを読み取り、それらの変更を Identity Manager ユーザーやカスタムワークフローに適用することもできます。

リソースを設定する際の注意事項

Communications Services アダプタで使用するための Sun JavaTM System Directory Server リソースを設定するには、サーバーを設定して更新履歴ログを有効にし、変更者情報の追跡を有効にします。この操作は、ディレクトリサーバーの設定タブで行います。

  1. 「レプリケーション」フォルダをクリックし、更新履歴ログを有効にします。5.0 以降のサーバーでは、RetroChangelog スナップインも有効にします。設定タブで、プラグインオブジェクトに移動し、旧バージョン形式の更新履歴ログプラグインを選択して有効にします。
  2. 新しく作成または変更したエントリの特殊な属性を管理するようにサーバーが設定されていることを確認するには、Directory Server コンソールで、「設定」をクリックし、左側の区画でナビゲーションツリーのルートエントリを選択します。
  3. 「設定」をクリックし、「エントリの変更時間を記録」ボックスにチェックマークが付いていることを確認します。

サーバーは、イベントが Identity Manager から起動されたかどうかを判断するために、新しく作成または変更したエントリに、次の属性を追加します。

Identity Manager 上で設定する際の注意事項

このリソースでは、追加のインストール手順は必要ありません。

使用上の注意

サービスアカウント

管理アカウントの CN=Directory Manager を使用するのではなく、Communications Services に接続するための Identity Manager サービスアカウントを作成します。Directory Server 管理ツールを使用して、各ベースコンテキストで ACI (アクセス制御命令) を介してアクセス権を設定します。

ACI でのアクセス権をソースに基づいて設定します。アダプタからアイデンティティー情報の源泉となるソースに接続する場合は、読み取り、検索、および (場合によっては) 比較のアクセス権のみを設定します。アダプタを書き戻し用に使用する場合は、書き込みと (場合によっては) 削除のアクセス権を設定します。


更新履歴ログの監視にアカウントを使用する場合は、cn=changelog で ACI も作成するようにしてください。更新履歴ログのエントリに対しては書き込みも削除もできないため、アクセス権は読み取りと検索のみに設定するとよいでしょう。


waveset.properties ファイル内の sources.ResourceName.hosts プロパティーを使用して、Active Sync を使用してリソースの同期を行うのにクラスタ内のどのホストを使用するかを制御できます。ResourceName は、リソースオブジェクトの名前に置き換えてください。

前アクションと後アクション

Sun Communications Services リソースアダプタは、前アクションと後アクションを実行しません。代わりに、リソースウィザードの「アクションプロキシリソースアダプタ」フィールドを使用して、アクションを実行するように設定されたプロキシリソースアダプタを指定できます。

次のサンプルスクリプトは、ユーザーの作成後にプロキシリソースで実行できます。

SET PATH=c:¥Sun¥Server-Root¥lib
SET SYSTEMROOT=c:¥winnt
SET CONFIGROOT=C:/Sun/Server-Root/Config
mboxutil -c -P user/%WSUSER_accountId%.*

次のサンプルスクリプトは、ユーザーが削除されたときに、そのユーザーのメールボックスを削除します

SET PATH=c:¥Sun¥Server-Root¥lib
SET SYSTEMROOT=c:¥winnt
SET CONFIGROOT=C:/Sun/Server-Root/Config
mboxutil -d -P user/%WSUSER_accountId%.*

セキュリティーに関する注意事項

ここでは、サポートされる接続と特権の要件について説明します。

サポートされる接続

Identity Manager は、TCP/IP または SSL 経由の Java Naming and Directory Interface (JNDI) を使用して Communications Services アダプタと通信します。

必要な管理特権

「ユーザー DN」リソースパラメータに値 cn=Directory Manager を指定すると、Identity Manager 管理者には、アカウント管理に必要なアクセス権が付与されます。別の識別名を指定する場合は、そのユーザーに、ユーザーの読み取り、書き込み、削除、および追加のアクセス権を付与してください。

プロビジョニングに関する注意事項

次の表に、このアダプタのプロビジョニング機能の概要を示します。

機能

サポート状況

アカウントの有効化/無効化

使用可

アカウントの名前変更

使用可

パススルー認証

使用可

前アクションと後アクション

使用不可。ただし、プロキシリソースアダプタを指定できます。

データ読み込みメソッド

  • リソースから直接インポート
  • リソースの調整
  • Active Sync

アカウント属性

属性がサポートされるかどうかは、通常、属性の構文 (または型) によって決まります。一般に、Identity Manager は boolean 型、文字列型、整数型、およびバイナリ型の構文をサポートします。バイナリ属性は、バイト配列としてのみ安全に表現できる属性です。

次の表に、サポートされている LDAP 構文の一覧を示します。ほかの LDAP 構文でも、事実上 boolean 型、文字列型、または整数型であれば、サポートされる可能性があります。オクテット文字列はサポートされません。

LDAP 構文

属性タイプ

オブジェクト ID

Audio

Binary

1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.4

Binary

Binary

1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.5

Boolean

Boolean

1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.7

Country String

String

1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.11

DN

String

1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.12

Directory String

String

1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.15

Generalized Time

String

1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.24

IA5 String

String

1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.26

Integer

Int

1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.27

Postal Address

String

1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.41

Printable String

String

1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.44

Telephone Number

String

1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.50

デフォルトのアカウント属性

次の属性は、Communications Services リソースアダプタの「アカウント属性」ページに表示されます。特に記載されていないかぎり、属性の型はすべて String です。

アイデンティティーシステム ユーザー属性

リソースユーザー属性

説明

accountId

uid

ユーザー ID

accountId

cn

必須。ユーザーのフルネーム。

password

userPassword

暗号化されています

firstname

givenname

ユーザーの名。

lastname

sn

必須。ユーザーの姓。

email

mail

ユーザーの完全修飾電子メールアドレス。

modifyTimeStamp

modifyTimeStamp

ユーザーエントリが変更された日時を示します。

デフォルトでは、この属性は Sun Communications Services アダプタでのみ表示されます。

objectClass

objectClass

変更を監視するオブジェクトクラス。

alternateEmail

mailalternateaddress

この受信者の代替電子メールアドレス。

mailDeliveryOption

maildeliveryoption

メール受信者の配信オプションを指定します。インバウンドメッセージの複数の配信経路をサポートするために、ユーザーエントリまたはグループエントリに、1 つ以上の値を指定できます。この属性が inetMailGroup または inetMailUser で使用されるかどうかによって、値の適用方法が異なります

mailHost

mailhost

この受信者に送信されたメッセージの最終宛先となる、メール転送エージェント (MTA) の完全修飾ホスト名。

mailForwardingAddress

mailforwardingaddress

インバウンドメッセージ用の 1 つ以上の転送アドレスを指定します。

inetUserStatus

inetuserstatus

グローバルサーバーアクセスに関するユーザーのアカウントのステータス。取り得る値は activeinactive、または deleted です。

mailQuota

mailquota

ユーザーのメールボックスに許可されたディスク容量 (バイト単位)。

mailAutoReplySubject

mailautoreplysubject

自動返信応答の件名として使用されるテキスト。

mailAutoReplyText

mailautoreplytext

受信者のドメイン内のユーザーを除くすべての送信者に送信された自動返信テキスト。

mailAutoReplyTextInternal

mailautoreplytextinternal

受信者のドメインから送信者に送信された自動返信テキスト。

vacationStartDate

vacationstartdate

不在返信開始日時 (YYYYMMDDHHMMSSZ 形式)。

vacationEndDate

vacationenddate

不在返信終了日時 (YYYYMMDDHHMMSSZ 形式)。

mailAutoReplyMode

mailautoreplymode

ユーザーのメールアカウントの自動返信モード。取り得る値は echoreply です。

デフォルトでサポートされるオブジェクトクラス

デフォルトでは、Sun Java System Communications Services リソースアダプタは、LDAP ツリーに新しいユーザーオブジェクトを作成するときに次のオブジェクトクラスを使用します。ほかのオブジェクトクラスが追加される場合もあります。

top オブジェクトクラス

top オブジェクトクラスには、デフォルトでアカウント属性として表示される objectClass 属性を含めます。top オブジェクトクラスは、person などのいくつかのオブジェクトクラスによって拡張されます。

person オブジェクトクラス

次の表に、LDAP person オブジェクトクラスで定義される追加のサポート対象属性の一覧を示します。

リソース
ユーザー属性

LDAP 構文

属性タイプ

説明

description

Directory string

String

ユーザーの特定の関心事についての簡潔でわかりやすい説明

seeAlso

DN

String

ほかのユーザーへの参照。

telephoneNumber

Telephone number

String

第一電話番号

inetUser オブジェクトクラス

inetUser オブジェクトクラスは、ユーザーアカウント、またはサービスが提供される任意のオブジェクトとして定義されたリソースアカウントを表します。メールアカウントを作成するために inetMailUser および ipUser とともに使用されます。ユーザーアカウントを作成するときに、このオブジェクトクラスは inetOrgPerson によって作成されたベースエントリを拡張します。

次の表に、inetUser オブジェクトクラスで定義される追加のサポート対象属性の一覧を示します。

リソース
ユーザー属性

LDAP 構文

属性タイプ

説明

inetUserStatus

Directory string

String

グローバルサーバーアクセスに関するユーザーのアカウントのステータスを指定します。取り得る値は active、inactive、および deleted です。

organizationalPerson オブジェクトクラス

次の表に、LDAP organizationalPerson オブジェクトクラスで定義される追加のサポート対象属性の一覧を示します。このオブジェクトクラスは、Person オブジェクトクラスから属性を継承することもできます。

リソースユーザー属性

LDAP 構文

属性タイプ

説明

destinationIndicator

Printable string

String

この属性は、電報サービスに使用されます。

facsimileTelephoneNumber

Facsimile telephone number

String

第一 FAX 番号。

internationaliSDNNumber

Numeric string

String

オブジェクトに関連付けられた国際 ISDN 番号を指定します。

l

Directory string

String

都市、国、その他の地理的領域などの地域の名前

ou

Directory string

String

組織単位の名前

physicalDeliveryOfficeName

Directory string

String

配達物の送付先となるオフィス。

postalAddress

Postal address

String

ユーザーの勤務先オフィスの所在地。

postalCode

Directory string

String

郵便配達用の郵便番号。

postOfficeBox

Directory string

String

このオブジェクトの私書箱番号。

preferredDeliveryMethod

Delivery method

String

受取人への優先される送付方法

registeredAddress

Postal Address

String

受信者に配達を受け入れてもらう必要がある電報や速達文書の受け取りに適した郵便の宛先。

st

Directory string

String

州名または都道府県名

street

Directory string

String

郵便の宛先の番地部分。

teletexTerminalIdentifier

Teletex Terminal Identifier

String

オブジェクトに関連付けられたテレテックス端末の識別子。

telexNumber

Telex Number

String

国際表記法によるテレックス番号。

title

Directory string

String

ユーザーの役職を格納します。このプロパティーは、一般に、プログラマーのような職種ではなく、「シニアプログラマー」のような正式な役職を示すために使用されます。通常、Esq. や DDS などの敬称には使用されません。

x121Address

Numeric string

String

オブジェクトの X.121 アドレス。

inetOrgPerson オブジェクトクラス

次の表に、LDAP inetOrgPerson オブジェクトクラスで定義される追加のサポート対象属性の一覧を示します。このオブジェクトクラスは、organizationalPerson オブジェクトクラスから属性を継承することもできます。

リソースユーザー属性

LDAP 構文

属性タイプ

説明

audio

Audio

Binary

オーディオファイル。

businessCategory

Directory string

String

組織で実施されているビジネスの種類。

carLicense

Directory string

String

自動車の登録番号 (ナンバープレート)

departmentNumber

Directory string

String

組織内の部署を特定します

displayName

Directory string

String

エントリを表示するときに優先的に使用されるユーザーの名前

employeeNumber

Directory string

String

組織内の従業員を数値で示します。

employeeType

Directory string

String

従業員、契約社員などの雇用形態。

homePhone

Telephone number

String

ユーザーの自宅電話番号。

homePostalAddress

Postal address

String

ユーザーの自宅住所。

initials

Directory string

String

ユーザーのフルネームの各部のイニシャル

jpegPhoto

JPEG

Binary

JPEG 形式のイメージ。

labeledURI

Directory string

String

ユーザーに関連付けられた URI (Universal Resource Indicator) とオプションのラベル。

mail

IA5 string

String

1 つ以上の電子メールアドレス。

manager

DN

String

ユーザーのマネージャーのディレクトリ名。

mobile

Telephone number

String

ユーザーの携帯電話番号。

o

Directory string

String

組織の名前。

pager

Telephone number

String

ユーザーのポケットベル番号。

preferredLanguage

Directory string

String

優先される、ユーザーの書き言葉または話し言葉の言語。

roomNumber

Directory string

String

ユーザーのオフィスの電話番号。

secretary

DN

String

ユーザーの管理補佐のディレクトリ名。

userCertificate

certificate

Binary

バイナリ形式の証明書。

ipUser

ipUser オブジェクトクラスは、個人用アドレス帳コンテナとサービス指定子のクラスへの参照を保持します。

次の表に、ipUser オブジェクトクラスで定義される追加のサポート対象属性の一覧を示します。

リソース
ユーザー属性

構文

属性タイプ

説明

inetCoS

String、multi-valued

String

ユーザーエントリの属性に値を供給するサービスクラス (CoS) テンプレートの名前を指定します。

memberOfPAB

String、multi-valued

String

このエントリが属する個人用アドレス帳の一意名。

maxPabEntries

Integer、single-valued

Integer

ユーザーが個人用アドレス帳ストアに保持できる個人用アドレス帳エントリの最大数。

pabURI

String、single valued

String

このユーザーの個人用アドレス帳エントリのコンテナを指定する LDAP URI。

userPresenceProfile

userPresenceProfile オブジェクトクラスは、ユーザーのプレゼンス情報を格納します。

このオブジェクトクラスには、デフォルトのアカウント属性として存在する vacationStartDate 属性と vacationEndDate 属性が含まれることもあります。

iplanet-am-managed-person

iplanet-am-managed-person オブジェクトクラスには、Sun JavaTM System Access Manager がユーザーの管理に必要とする属性が含まれます。

次の表に、ipUser オブジェクトクラスで定義される追加のサポート対象属性の一覧を示します。

リソース
ユーザー属性

構文

属性タイプ

説明

iplanet-am-modifiable-by

DN、multi-valued

String

ユーザーエントリを変更できるアクセス権を持つ管理者のロール DN。

iplanet-am-role-aci-description

String、multi-valued

String

ロールに所属する ACI の説明。

iplanet-am-static-group-dn

DN、multi-valued

String

ユーザーが所属する静的グループの DN を定義します。

iplanet-am-user-account-life

Date string、single-valued

String

アカウントの有効期限を次の形式で指定します。
yyyy/mm/dd hh:mm:ss

inetMailUser

inetMailUser は、メッセージングサービスのユーザーを定義するために inetOrgPerson によって作成されたベースエントリを拡張します。メールアカウントを表し、inetUser および inetLocalMailRecipient とともに使用されます。

次の表に、inetMailUser オブジェクトクラスで定義される追加のサポート対象属性の一覧を示します。

リソース
ユーザー属性

構文

属性タイプ

説明

dataSource

String、single-valued

String

タグまたは識別子を格納するテキストフィールド。

mailAllowedServiceAccess

String、single-valued

String

アクセスフィルタ (規則) を格納します。

mailAntiUBEService

String、multi-valued

String

迷惑メールを処理するプログラムに関する指示。

mailAutoReplyTimeOut

Integer、single-valued

Integer

任意のメール送信者への連続自動返信応答の間隔 (時間単位)。

mailConversionTag

String、multi-valued

String

ユーザーエントリまたはグループエントリの一意の変換動作を指定するメソッド。

mailDeferProcessing

String、single-valued

String

現在のユーザーエントリまたはグループエントリのアドレス拡張をすぐに実行するか、保留するかを制御します。

mailEquivalentAddress

String、multi-valued

String

メールルーティングに関しては mailAlternateAddress と同じですが、この属性ではヘッダーは書き換えられません。

mailMessageStore

String、single-valued

String

ユーザーのメッセージストアパーティション名を指定します。

mailMsgMaxBlocks

Integer、single-valued

Integer

このユーザーまたはグループに送信できる最大メッセージサイズ (MTA ブロック数単位)。

mailMsgQuota

Integer、single-valued

Integer

ユーザーに許可される最大メッセージ数

mailProgramDeliveryInfo

String、multi-valued

String

プログラムの配信に使用される 1 つ以上のプログラムを指定します。

mailSieveRuleSource

String、multi-valued

String

ユーザーエントリに対するメッセージフィルタスクリプトの作成に使用される SIEVE 規則 (RFC 3028 に準拠) が含まれます。

mailSMTPSubmitChannel

String、single-valued

String

この属性は、保証付きメッセージ配信の設定、またはその他の特別なサービスクラスの設定に関連する要因となります。

mailUserStatus

String、single-valued

String

メールユーザーの現在のステータス。active、inactive、deleted、hold、overquota、removed のいずれかにできます。

nswmExtendedUserPrefs

String、multi-valued

String

ソート順序とメール送信者アドレスなど、Messenger Express の設定を定義するペアを保持します。

inetLocalMailRecipient

inetLocalMailRecipient オブジェクトクラスは、ローカルの電子メール受信者を表す LDAP エントリの指定、受信者の電子メールアドレスの指定、および受信者に関するルーティング情報の提供を行う方法を示す情報を格納します。

次の表に、inetLocalMailRecipient オブジェクトクラスで定義される追加のサポート対象属性の一覧を示します。このオブジェクトクラス内のほかの属性はすべて、デフォルトでアカウント属性として存在しています。

リソース
ユーザー属性

LDAP 構文

属性タイプ

説明

mailRoutingAddress

String、single-valued

String

mailHost と一緒に使用して、現時点でアドレスを使用するか、別のシステムに転送するかを決定します。

 

icsCalendarUser

icsCalendarUser オブジェクトクラスは、Calendar Server ユーザーを定義します。

次の表に、icsCalendarUser オブジェクトクラスで定義される追加のサポート対象属性の一覧を示します。このオブジェクトクラス内のほかの属性はすべて、デフォルトでアカウント属性として存在しています。

リソース
ユーザー属性

LDAP 構文

属性タイプ

説明

icsAllowedServiceAccess

String、single-valued

String

ユーザーのカレンダサービスを無効にします。

icsCalendar

String、single-valued

String

ユーザーまたはリソースのデフォルトのカレンダの ID (calid)。Calendar Manager の必須属性です。

icsCalendarOwned

String、multi-valued

String

このユーザーが所有するカレンダ。

icsDWPHost

String、single-valued

String

DWP (Database Wire Protocol) ホスト名を格納します。これにより、カレンダ ID は、カレンダとそのデータを格納する DWP サーバーに解決されます。

icsExtendedUserPrefs

String、multi-valued

String

カレンダのユーザー設定の拡張。

icsFirstDay

String、single-valued

Integer

ユーザーのカレンダに表示される週の最初の日。

icsSet

String、multi-valued

String

カレンダの 1 グループを定義します。この属性の値は 6 つの部分からなる文字列で、各部分はドル記号 ($) で区切られます。

icsStatus

String、single-valued

String

この属性は、カレンダサービスをドメインに割り当てるときに設定します。取り得る値は activeinactive、および deleted です。

icsSubscribed

String、multi-valued

String

このユーザーが登録しているカレンダのリスト。

icsTimezone

String

String

ユーザー設定で明示的に指定されていない場合に、このユーザーカレンダまたはリソースカレンダで使用するデフォルトのタイムゾーン。

preferredLanguage

String、single-valued

String

優先される、ユーザーの書き言葉または話し言葉の言語。

リソースオブジェクトの管理

Identity Manager は、デフォルトで次の LDAP オブジェクトをサポートします。文字列ベース、整数ベース、またはブールベースの属性も管理できます。

リソースオブジェクト

オブジェクトクラス

サポートされる機能

管理される属性

Group

groupOfUniqueNames

iplanet-am-managed-group

iplanet-am-managed-filtered-group

iplanet-am-managed-assignable-group

iplanet-am-managed-static-group

inetMailGroup

inetLocalRecipient

作成、更新、削除、名前の変更、名前を付けて保存、検索

cn、description、owner、uniqueMember

Domain

domain

organization

inetdomainauthinfo

sunManagedOrganization'

sunNameSpace

mailDomain'

icsCalendarDomain

検索

dc

Organizational Unit

organizationalUnit

iplanet-am-managed-people-container

作成、名前の変更、名前を付けて保存、検索

ou

Organization

organizatiion

作成、名前の変更、名前を付けて保存、検索

o

アイデンティティーテンプレート

なし。有効な値を持つアイデンティティーテンプレートを設定してください。

サンプルフォーム

トラブルシューティング

Identity Manager のデバッグページを使用して、次のクラスのうち 1 つ以上でトレースオプションを設定します。



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