ユーザーアクティビティーのための Sun Business Process Manager ワークリストマネージャーの使用

BP の作成

ワークリストマネージャーデータベースの作成と LDAP ディレクトリ構造の配備が完了したら、ユーザーアクティビティーを含むメイン BP と、ユーザーアクティビティーのロジックを定義するサブプロセスを作成できます。

サブプロセスの作成

サブプロセスは、ユーザーアクティビティーを通過するデータの流れを定義し、ユーザーが必要な情報を入力するためのアクセスポイントを定義します。

Procedureサブプロセスを作成する

  1. ユーザーアクティビティーを定義する Sun VPD ページフローを作成します。

  2. BP を作成し、Sun VPD ページフローを含むモデリング要素を追加します。

  3. モデリング要素どうしをリンクします。

  4. リンクのビジネスルールを作成して、データのマッピングを定義します。

  5. モデリング要素の設定が完了したら、Enterprise Designer のツールバー上の「保存」をクリックします。

パートナーの作成

サブプロセスとして使用する BP を作成するときは、受信および返信アクティビティーに関連付けるパートナーを作成する必要があります。

Procedure新しいパートナーを作成する

  1. プロジェクトエクスプローラで、サブプロセスを右クリックし、「プロパティー」をクリックします。

  2. BP の「プロパティー」ウィンドウで、「パートナー」タブをクリックします。

  3. 「新規」をクリックし、パートナーの名前を入力します。

  4. 「了解」をクリックします。

パートナーのアクティビティーへの関連付け

サブプロセスのパートナーを作成したあとは、サブプロセスの実装または受信アクティビティーと返信アクティビティーにパートナーを関連付ける必要があります。これによって、接続マップのコンポーネントに接続できるようになります。

Procedureパートナーをアクティビティーに関連付ける

  1. BP で、受信または実装アクティビティーを選択します。

  2. ビジネスプロセスデザイナのツールバーで、プロパティーシートをクリックします。

  3. 「パートナー」プロパティーで、前の手順で作成したパートナーを選択します。

  4. 返信プロパティーについても同じ手順を繰り返します。

メイン BP の作成

メイン BP は、ユーザーアクティビティーを含み、前の手順で作成したサブプロセスを呼び出します。

Procedureメイン BP を作成する

  1. BP を作成し、ユーザーアクティビティーを含むモデリング要素を追加します。

  2. モデリング要素どうしをリンクします。

  3. プロジェクトエクスプローラで、サブプロセスを展開し、サブプロセスの処理を BP 内のユーザーアクティビティーにドラッグします。このノードにはデフォルトで「処理」という名前が付けられていますが、WSD オブジェクトで名前をカスタマイズできます。

  4. リンクのビジネスルールを作成して、データのマッピングを定義します。

  5. 「タスク割り当ての定義」の説明に従って、ユーザーアクティビティーのタスク割り当てを定義します。

  6. モデリング要素の設定が完了したら、Enterprise Designer のツールバー上の「保存」をクリックします。

while ループ内のユーザーアクティビティーの設定

while ループ内にユーザーアクティビティーが含まれる BP を作成するときは、いくつかの追加手順を実行する必要があります。while ループ内のユーザーアクティビティーを設定するための手順を次に示します。

Procedurewhile ループ内のユーザーアクティビティーを設定する

  1. ユーザーアクティビティーを通常どおりに作成および設定します。

  2. ユーザーアクティビティーから出ているリンクにビジネスルールを追加します。

  3. ビジネスルールデザイナを開き、WLVTask.Input ノードを展開します。

  4. 図 4 に示すように、「出力」パネルから「すべて」パネルに BP 属性をコピーします。

    これにより、出力コンテナが作成されます。

    図 4 BP 属性のコピー

    図は、ビジネスルールデザイナでの BP 属性のコピーを示しています。

  5. 図 5 に示すように、「ビジネスルール」パネルを開き、「単一のマッピングの表示」をクリックします。

    図 5 ビジネスルールエディタ

    図は、ビジネスルールエディタを表示した状態のビジネスルールデザイナを示しています。

  6. 図 6 に示すように、「コピー」ルールを右クリックし、「受け側のリセット」をクリックします。

    図 6 受け側のリセット

    図は、ビジネスルールエディタの「受け側のリセット」コンテキストメニューを示しています。

  7. Enterprise Designer のツールバーで、「保存」をクリックします。