NetBeans IDE を実行していなくても、コマンド行から commandline codegen ツールを使用して .ear ファイルを生成できます。このツールは、Java CAPS インストーラを使用してリポジトリからダウンロードする必要があります。このツールを使用するとき、.ear ファイルの構築プロパティーを 3 つの方法で指定できます。
build.properties ファイルでプロパティーを指定できます。
コマンドを発行するときに明示的にプロパティーを指定できます。
build.properties ファイルでグローバルにプロパティーを指定し、それに優先させるプロパティーだけをコマンドの発行時に指定することができます。
commandline codegen を実行する前に、関連するすべてのコンポーネントを NetBeans IDE で保存する必要があります。
デフォルトでは、生成された .ear ファイルは次のディレクトリに保存されます。
commandlinecodegen-install\localrepository\DEST\builds\ear-file\logicalhost\appserver |
コマンド行パラメータ commandline.rep.dir を使用して、リポジトリの場所を設定できます。デフォルト値は localrepository です。
プロパティー名 |
説明 |
---|---|
commandline.rep.url |
リポジトリの URL (必須)。形式は次のとおりです。 http://host:port/repositoryname |
commandline.rep.user |
リポジトリのユーザー名 (必須)。 |
commandline.rep.pass |
リポジトリのユーザーパスワード (必須)。 |
commandline.rep.dir |
リポジトリのルートディレクトリ (必須)。デフォルト値は localrepository です。 |
commandline.rep.projectName |
プロジェクト名 (必須)。 |
commandline.rep.projectDeployName |
配備プロファイル名 (必須)。 |
commandline.rep.projectDeploymentTag |
プロジェクトスナップショット名 (省略可能)。 |
commandline.rep.projectBranchName |
プロジェクトのリポジトリブランチ (省略可能)。 |
変数に値を入力するときは、前後に空白文字がないことを確認してください。
コンピュータの JAVA_HOME 環境変数を、JDK バージョン 1.5 がインストールされている場所に設定します。次に例を示します。
set JAVA_HOME=c:\Program Files\Java\jdk1.5.0_14 |
Apache Ant バージョン 1.6 以降をコンピュータにインストールします。このプログラムは、次の URL からダウンロードできます。
Java CAPS アップローダにログインして「ダウンロード」タブをクリックし、commandline codegen をインストールします。詳細については、『Java CAPS 6 インストール GUI の使用』の「Java CAPS アップローダを使用した Java CAPS コンポーネントのインストール」を参照してください。
コマンド行プロンプトで ANT_HOME 環境変数を設定します。次に例を示します。
set ANT_HOME=c:\Program Files\Apache\apache-ant-1.6.5 |
この変数の設定は、コマンドウィンドウで、コマンドを実行するディレクトリで行う必要があります。