CICS 環境プロパティーの「トレース」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 63 環境プロパティー - 「トレース」セクション
名前 |
説明 |
必要な値 |
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CTG 固有。記録された利用可能なトレース情報のレベルを指定します。次のオプションがあります。 0: なし。CICS Java クライアントアプリケーションのトレースがありません。 1: 標準。データブロック (COMMAREA やネットワークフローなど) の最初の 128 バイトのみをデフォルトで表示します。このトレースレベルは、ctgstart の -trace オプションで設定されるゲートウェイのトレースと同等です。これは、システムプロパティー gateway.T.trace=on を使用して設定することもできます。 2: 詳細デバッグデフォルトでデータブロック全体を完全にトレースします。このトレースには、標準トレースレベルより多くの CICS トランザクションゲートウェイに関する情報が含まれています。このトレースレベルは、ctgstart の -x オプションで設定されるゲートウェイのデバッグトレースと同等です。これは、システムプロパティー gateway.T=on を使用して設定することもできます。 3: 例外スタックほとんどの Java 例外をトレースします。これには、CICS トランザクションゲートウェイの通常動作中に発生する可能性がある例外を含みます。その他のトレースは記録されません。このトレースレベルは、ctgstart の -stack オプションで設定されるゲートウェイのスタックトレースと同等です。これは、システムプロパティー gateway.T.stack=on を使用して設定することもできます。 |
指定するトレース情報レベルを示す 0 から 3 までの整数。設定済みのデフォルトは 0 です。 |
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CTG 固有。トレース出力が書き込まれるファイルの場所を指定します。これは、stderr へのデフォルト出力の代わりに使用されます。長いファイル名は、引用符で囲む必要があります (たとえば、"trace output file.log")。 注 – このファイル名は、システムプロパティー gateway.T.setTFile=xxx (xxx はファイル名) を使用して設定することもできます。 |
出力ファイル名。 |
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CTG 固有。トレースに書き込まれるデータブロックの最大サイズを指定します。 注 – 切り捨てサイズは、システムプロパティー gateway.T.setTruncationSize=xxx (xxx は数値) を使用して設定することもできます。 |
最大データブロックサイズを示す数値。値 0 は、トレースにデータブロックが書き込まれないことを示します。値なし (プロパティーを空白のままにすること) は、切り捨てサイズが指定されないことを示します。 |
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CTG 固有。データブロックの表示を開始するオフセットを指定します。 注 – ダンプオフセットは、システムプロパティー gateway.T.setDumpOffset=xxx (xxx は数値) を使用して設定することもできます。 |
CTG 固有。データブロックの表示を開始するオフセットを指定します。 |
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トレースにタイムスタンプを表示するかどうかを指定します。 |
「オン」または「オフ」。「オン」は、トレース内にタイムスタンプが表示されることを示します。デフォルト設定は「オン」です。 注 – 時間表示は、システムプロパティー gateway.T.timing=on を使用して設定することもできます。 |