IRM_LEN
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IRM 構造の長さを指定します。ユーザー定義出口の最小サイズは 36 です。HWSIMSO0 および HWSSMPL1 の IRM の最小の長さは 80 です。
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IRM 構造の有効な長さを示す整数。設定済みのデフォルトは 80 です。
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IRM_ID
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完全なメッセージの受信後に実行されるユーザー出口の識別子 (文字列) を指定します。
プログラムでは、呼び出されたルーチンから呼び出し側のルーチンに戻るために出口を使用します。1 つのルーチンに複数の出口ポイントを設定し、各種の条件に応じて終了することができます。
IMS Connect が提供するユーザーメッセージ出口では、次の ID が使用されます。
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*IRMREQ* (HWSIMSO0 用)
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*SAMPL1* (HWSSMPL1 用)
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適切な識別子の文字列。設定済みのデフォルトは *SAMPL1* です。
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IRM_TIMER
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ACK または RESUME TPIPE のあとのデータストアに対する受信の遅延時間を指定します。次の 3 つの定義済みタイマーオプションのいずれかを選択できます。
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「.25 SEC」: 0.25 秒。
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「No_Wait」: タイマーが設定されず、遅延が発生しません。
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「Block」: 受信が無期限で待機します。この設定は、非同期出力機能の「自動」オプションをサポートするために使用されます。
または、
タイマーの値として、次のいずれかの 16 進値を入力できます。
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X01 - X19: 0.01 秒から 0.25 秒まで (0.01 秒単位)。
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X19 - X28: 0.25 秒から 1 秒まで (0.05 秒単位)。
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X28 - X63: 1 秒から 60 秒まで (1 秒単位)。
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X63 - X9E: 1 分から 70 分まで (1 分単位)。
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3 つの定義済みオプションのいずれかを選択するか、有効な 16 進値を入力します。設定済みのデフォルトは「.25 SEC」です。
注: 次の 16 進値は、ドロップダウンメニューの 3 つの定義済みオプションに対応しています。
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IRM_SOCT
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ソケット接続のタイプを指定します。
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「Transaction」: トランザクションソケット。ソケット接続が 1 つのトランザクションを通して持続します。
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「Persistent」: 持続ソケット。ソケット接続が複数のトランザクションにまたがって持続します。
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「Non_Persistent」: 非持続ソケット。ソケット接続が 1 回の入力と 1 回の出力で構成される 1 回の交換の間だけ持続します。対話型トランザクションを実装している場合は、接続と切断が何度も行われるため、「Non_Persistent」を使用しないでください。
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3 つのオプションのいずれかを選択します。設定済みのデフォルトは「Persistent」です。
注 –
このプロパティーのデフォルトは、以前のバージョンから変更されました。
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IRM_CLIENTID
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IMS Connect が使用するクライアント ID (文字列) の名前を指定します。
IMS アダプタは、シリアルモードとパラレルモードの両方をサポートします。シリアルモードは、クライアント ID を指定することでサポートされます。パラレルモードは、* の付いたクライアント ID を指定することでサポートされます。
注 –
クライアント ID は、配備ごとに一意である必要があります。
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IMS Connect が使用するクライアント ID。
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IRM_F1 (MFS MOD 名)
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MFS MOD (メッセージ出力記述子) が出力の一部として返されるかどうかを指定します。
MFS: ユーザーは MFS MOD 名を返すように要求します。
NO_MFS: ユーザーは MFS MOD 名を返さないように要求します。
「MFS」を指定すると、出力メッセージの最初の構造として、RMM (MOD メッセージの要求) が返されます。この構造には、*REQMOD* という ID と、その直後に MFS MOD 名が含まれています。詳細は、IBM の『IMS Connect Guide and Reference』(SC27-0946-00) の 59 ページを参照してください。
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「MFS」または「NO_MFS」。デフォルトは「NO_MFS」です。
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IRM_F2 (コミットモード)
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コミットモードを指定します。
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「COMMIT_MODE_0」 - 「commit-then-send」とも呼ばれます。
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「COMMIT_MODE_1」 - 「send-then-commit」とも呼ばれます。
IRM ヘッダーの詳細は、IBM の『IMS Connect Guide and Reference』(SC27-0946-00) を参照してください。
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「COMMIT_MODE_0」または「COMMIT_MODE_1」。デフォルトは「COMMIT_MODE_1」です。
注 –
このプロパティーのデフォルトは、以前のバージョンから変更されました。
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IRM_F3 (同期レベル)
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コミットモード 1 の処理で、メッセージを ACK で確認するかどうかを指定します。コミットモード 0 の場合は、「IRM_F3」を「SYNC_LEVEL_CONFIRM」に設定する必要があります。
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「SYNC_LEVEL_CONFIRM」または「SYNC_LEVEL_NONE」。「IRM_F2」パラメータが「COMMIT_MODE_0」に設定されている場合は、同期レベルを「SYNC_LEVEL_CONFIRM」に設定する必要があります。デフォルトは「SYNC_LEVEL_NONE」です。
注 –
このプロパティーのデフォルトは、以前のバージョンから変更されました。
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IRM_F4 (ACK/NAK 応答)
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IMS Connect に送信され、IMS に転送される ACK/NAK (肯定的/否定的確認) 応答の表現を指定します。ACK/NAK/DEALLOCATE/RESUME (A/N/D/R) の各値は、データ要素なしで IMS Connect に送信する必要があります。
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「NO_ACK」: 確認または解放の要求がありません。IMS Connect に応答モードトランザクションまたは対話型トランザクションが送信される場合は、「IRM_F4」を「NO_ACK」に設定する必要があります。
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「ACK」: 肯定的な確認応答。同期レベルが COMFIRM (「SYNC_LEVEL_CONFIRM」) に設定されているクライアントに送信されたメッセージへの応答として使用されます。
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「DEALLOCATE」: 接続を解放します。対話が完了する前に対話を終了させるために使用されます。
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「NACK」: 否定的な確認応答。同期レベルが COMFIRM (「SYNC_LEVEL_CONFIRM」) に設定されているクライアントに送信されたメッセージへの応答として使用されます。
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6 つのオプションのいずれかを選択します。設定済みのデフォルトは「NO_ACK」です。
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「RESUME」: TPIPE を再開します。IMS からの非同期出力データを要求するために使用されます。「RESUME」は、トランザクションソケットに対して「COMMIT_MODE_0」として実行する必要があります。
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「SENDONLY」: 送信のみを行います。非応答トランザクションおよび IMS へのデータ送信に使用されます。「SENDONLY」は「COMMIT_MODE_0」として実行する必要があります。
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IRM_F5 (フロー制御)
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フロー制御プロパティーを指定します。
デフォルト値の「No_Auto_Flow」を使用することをお勧めします。
注 –
「No_Auto_Flow」以外の値を使用する場合は、事前に Sun サポートにお問い合わせください。
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「Client_Translation」: トランザクションがクライアントによって実行されます。
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「Single_Message」: TPIPE 再開後の受信時に 1 つのメッセージだけを返します。
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「No_Auto_Flow」: メッセージの自動フローを行いません (意味は「No_Auto_Flow_Out」を参照)。
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「Auto_Flow_Out」: 自動メッセージフロー。現在のすべてのメッセージを一度に 1 つずつ返し、「IRM_TIMER」の値が示す時間だけ、次のメッセージのために最後の受信を待機します。「IRM_TIMER」を大きい値に設定してください。これは、出力専用のクライアントでのみ使用します。
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「No_Auto_Flow_Out」: メッセージの自動フローを行いません。現在のすべてのメッセージを一度に 1 つずつ返し、「IRM_TIMER」の値が示す時間だけ、次のメッセージの最後の受信を待機します。「IRM_TIMER」を小さい値に設定してください。これは、出力専用のクライアントでのみ使用します。この値は前述の「Auto_Flow_Out」に似ていますが、「IRM_TIMER」によって最後の受信が終了する点が異なります。
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推奨される設定は、「No_Auto_Flow」(デフォルト) です。
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IRM_TRNCOD
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デフォルトの IMS トランザクションコードを指定します。
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有効なトランザクションコード。
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IRM_TRNCOD_SRC
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トランザクションコードの取得元を指定します。
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2 つのオプションのどちらかを選択します。設定済みのデフォルトは「CFG」です。
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IRM_DESTID
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データストア名 (IMS 送信先 ID) を指定します。このフィールドは必須です。
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文字列セット。データベース名/IMS 送信先 ID (文字列)。
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IRM_LTERM
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IMS LTERM オーバーライド名を指定します。このフィールドには、名前または空白を設定できます。
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適切な LTERM 名または空白。
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IRM_RACF_GRNAME
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RACF グループ名を指定します。RACF を使用する場合は、クライアントが RACF グループ名を提供する必要があります。
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適切な RACF グループ名。
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IRM_RACF_USERID
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RACF ユーザー ID を指定します。RACF を使用する場合は、クライアントが RACF ユーザー ID を提供する必要があります。
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有効な RACF ユーザー ID。
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IRM_RACF_PW
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RACF PASSTICKET を指定します。RACF を使用する場合は、クライアントが RACF PASSTICKET を提供する必要があります。
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適切な RACF PASSTICKET。
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IRM_HEADER_ENCODING
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IMS Connect に送信される IRM ヘッダープロパティーのエンコーディングを指定します。
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ASCII トランザクションコンテンツの場合は ISO-8859-1、EBCDIC トランザクションコンテンツの場合は EBCDIC コード (cp500 など)。
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SEND_DATA_ENCODING
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IMS Connect に送信されるメッセージ本文に適用されるエンコーディング変換 (使用される場合) を指定します。
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変換なしで IMS Connect にメッセージ本文を送信する場合、および IRM ヘッダーとメッセージ本文が ASCII 形式のときに *SAMPL1* ユーザー出口を使用する場合は、「NO TRANSLATION」を設定します。
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IMS Connect に送信する前にメッセージ本文を ASCII から EBCDIC に変換する場合は、EBCDIC コード (cp500 など) を設定します。
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コンテンツが日本語などの 2 バイト文字セットである場合は、その言語の EBCDIC コードページ (たとえば、日本語の場合は cp390) を設定します。
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「NO TRANSLATION」または次に示す適切なコードページ。
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*SAMPL1* ユーザー出口を使用している場合、および IRM ヘッダーとメッセージコンテンツが ASCII 形式である場合は、「NO TRANSLATION」を入力します。
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IMS Connect に送信する前に ASCII メッセージコンテンツを EBCDIC に変換する場合は、EBCDIC コード (cp500 など) を入力します。
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2 バイト文字セットの場合は、その言語の適切なコードページ (たとえば、日本語の場合は cp390) を入力します。
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REPLY_DATA_ENCODING
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IMS Connect から受信するメッセージ本文のエンコーディングを指定します。
メッセージテキストが ASCII の場合は、ISO-8859-1 に設定します。
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適切なコードページを次に示します。
ASCII 変換の場合は、ISO-8859-1 を入力します。
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