通信アダプタ用 Java CAPS 環境コンポーネントの構成

ProcedureIMS アダプタを並列処理用に設定する

このモードでは、複数の要求を同時に処理するように IMS アダプタが設定されます (並列モード)。

  1. 「IRM_Header」セクションのクライアント ID を、末尾に 1 つ以上のアスタリスクを含む文字列 (たとえば、「SUN*」) に設定します。

    アダプタは、ランダムに生成した英数文字を使用してクライアント ID 文字列の残りを生成します。クライアント ID の長さは 8 です。静的なクライアント ID を使用し、使用している IMS 外部システムが同じ IMS Connect に接続するように設定されている場合は、クライアント ID が 配備間で一意である必要があります。

  2. 「IRM_Header」セクションの「IRM_SOCT」を「Persistent」に設定します。

    これによって、アダプタは物理接続を保持し、接続プールをリソースアダプタとして使用できるようになります。このパラメータを「Persistent」に設定せず、「*」による動的生成を使用するようにクライアント ID を設定した場合は、プロトコルエラーが発生します。

    並列モードでは、「IRM_SOCT」のほかのタイプを使用できません。前述のように、「Persistent」を使用しないとプロトコルエラーが発生します。

    確認応答の表現 (「IRM_F4」の ACK/NAK 応答) については、前述のパラメータに加えて次の追加パラメータを設定する必要があります。

    1. 「IRM_F2」(コミットモード) を「COMMIT_MODE_0」に設定します。

    2. 「IRM_F3」(同期レベル) を「SYNC_LEVEL_CONFIRM」に設定します。