Sun Business Process Manager でのビジネスプロセスの設計

ビジネスプロセス表示のカスタマイズ

ビジネスプロセスデザイナは、選択されたモデリング要素を自動的に整列するための標準ツールを備えています。また、モデリングコンポーネントを相互にリンクする線のスタイルを変更したり、グリッドオプションを指定したりすることができます。

リンクスタイルの変更

ビジネスプロセス (BP) 内のリンクには、直接リンク (斜線型) または間接リンク (直交型) の 2 種類のスタイルを選択できます。選択したスタイルは、モデル内のすべてのリンクに適用され、スタイルの適用は自動的に行われます。

デフォルト設定は直接リンクで、モデリング要素をリンクするのに、2 つのモデリング要素間を最短で結ぶ線を使用し、正確に整列されていない要素を接続するときは斜線を使用します。間接リンクは、整列されていない要素に対して直角に水平線および垂直線のみを使用します。

Procedureリンクスタイルを変更する

  1. ビジネスプロセスデザイナで BP を開きます。

  2. プロジェクトエクスプローラで、BP 名を右クリックし、「リンクスタイルの切り替え」をクリックします。

    リンクスタイルが斜線型から直交型に、または直交型から斜線型に替わります。

  3. Enterprise Designer のツールバーで、「保存」をクリックします。

グリッドプロパティーの変更

グリッドのプロパティーは、BP の「プロパティー」ダイアログボックスで、またはビジネスプロセスデザイナで右クリックして表示されるグリッドオプションのコンテキストメニューで変更できます。このセクションでは、ビジネスプロセスデザイナでグリッドオプションを変更する方法を説明します。

ProcedureBP からグリッドプロパティーを変更する

  1. ビジネスプロセスデザイナのキャンバス内で右クリックします。

    コンテキストメニューが表示されます。

  2. グリッド線を表示するには、「グリッドの表示」を選択します。

  3. モデリング要素をグリッドに強制的に整列させるには、「グリッドにスナップ」を選択します。

  4. その他のグリッドプロパティーを編集するには、「グリッドプロパティー」をクリックします。

    「グリッドプロパティーの編集」ダイアログボックスが表示されます。

  5. 任意のグリッドプロパティーを編集して、「了解」をクリックします。

モデリング要素の整列と分散

BP モデリング要素をわかりやすく表示するには、ツールバーから「整列または分散」を選択して、要素を自動的に整列および分散することができます。

Procedureモデリング要素を自動的に整列または分散する

  1. 次のいずれかを実行します。

    • BP モデルの部分上でクリックしてからドラッグして、整列または分散する項目を選択します。

    • Control キーを押し、整列または分散する項目をクリックします。

  2. ビジネスプロセスデザイナのツールバーで、「整列または分散」をクリックします。

  3. 表示されるメニューで、使用する自動整列または分散のタイプを選択します。

    オプションは「モデリング要素の整列と分散」に説明しています。

  4. Enterprise Designer のツールバーで、「保存」をクリックして、新しい要素配置を保存します。

    メニュー項目 

    説明 

    左揃え 

    要素をその左端に沿って垂直に整列します。 

    左右中央揃え 

    要素をその中心を軸に垂直に整列します。 

    右揃え 

    要素をその右端に沿って垂直に整列します。 

    上揃え 

    要素をその上端に沿って水平に整列します。 

    中揃え 

    要素をその中心を軸に水平に整列します。 

    下揃え 

    要素をその下端に沿って水平に整列します。 

    水平分散 

    要素を水平に分散します。 

    垂直分散 

    要素を垂直に分散します。 

モデリング要素の自動配置

時間と労力を節約するために、ビジネスプロセスデザイナのキャンバスにモデリング要素を自動的に配置できます。自動レイアウト機能は、モデリング要素をわかりやすく配置するための複数のオプションを備えています。

Procedureモデリング要素を自動的に配置する

  1. ビジネスプロセスデザイナのツールバーで、「自動レイアウト」をクリックします。

    「自動レイアウト」ダイアログボックスが表示されます。

  2. 表示オプションを選択します。

  3. 完了したら、「了解」をクリックします。

自動レイアウトのオプション

次の表は、モデリング要素を配置するために使用できる各種のオプションを説明しています。デフォルト値は太字テキストで示しています。

表 8 サイクル消去オプション

オプション 

説明 

最長一致を行う 

サイクル消去を最適化します。 

深さ優先探索 

深さを優先的に探索してサイクル消去を実行します。 

表 9 階層構造オプション

オプション 

説明 

最長経路シンク 

最長経路シンクに従って要素を階層化します。 

最長経路ソース 

最長経路ソースに従って要素を階層化します。 

最適なリンク長 

リンク長を最適化します。 

表 10 初期化オプション

オプション 

説明 

ナイーブ 

深さを探索せずにレイアウトを初期化します。 

深さ優先探索外側 

深さを優先的に外側探索して、レイアウトを初期化します。 

深さ優先探索内側 

深さを優先的に内側探索して、レイアウトを初期化します。 

表 11 交差削減オプション

オプション 

説明 

繰り返し 

交差削減のための繰り返し数を指定します。数を変更するには、上向きまたは下向き矢印をクリックします。 

積極的 

選択すると積極的に交差削減します。 

表 12 レイアウトオプション

オプション 

説明 

階層の間隔 

階層の間隔のピクセル数を指定します。数を変更するには、上向きまたは下向き矢印をクリックします。 

列の間隔 

列の間隔のピクセル数を指定します。数を変更するには、上向きまたは下向き矢印をクリックします。 

左から右 

左から右に水平にレイアウトします。 

上から下 

上から下に垂直にレイアウトします。