Sun Business Process Manager でのビジネスプロセスの設計

ビジネスルールエディタ

ビジネスルールエディタは、ビジネスルールデザイナにリンクされており、ビジネスルールを詳細に表示し、定義したルールをさらに編集できます。1 つまたは一連のルールを削除したり、ルールの受け側をリセットしたり、ルールの順序を変更したりすることができます。ビジネスルールエディタには、図 2 に示しているようにビジネスルールが実行順にツリー形式で表示されるため、表示されたルールセットによってデータがどのように処理されるかを開始から終了まで見ることができます。

図 2 ビジネスルールエディタ

ビジネスルールエディタを示す図

受け側のリセット

受け側のリセット機能をビジネスルールに適用できます。受け側のリセット機能は、マッピングを実行する前に BP 属性を空の状態にリセットします。受け側のリセットオプションの目的は、出力コンテナを作成することです。この機能は、パフォーマンスのオーバーヘッドをもたらす可能性があるため、デフォルト設定ではオフになっています。

受け側のリセットオプションは、while ループ内にユーザーアクティビティーを含む BP を作成するときに役立ちます。反復ノードを持つ BP 属性をループアクティビティー内などで継続的に再使用する場合、属性の値を空の状態にリセットする必要が生じることがあります。ループプロセス中に BPM がこれらのノードに値を代入すると、BPM は BP 属性内のデータを上書きします。上書きされるより多くの情報が属性に含まれる場合、ノードにはデータが残ります。この場合、属性に現在期待される値を反映しない無関係の情報が表示されます。受け側のリセット機能は、これを防止します。

受け側のリセットオプションを最初のルールでアクティブ化して、マッピングプロセスの最初の動作で属性が空の状態にリセットされるようにすることが重要です。受け側のリセット機能は、ビジネスルールエディタで設定します (詳細は、「ビジネスルールの編集」を参照)。