プロジェクトでの BPEL サービスエンジンの使用

Oracle 用 JDBC 接続プールの作成

ここでは、Oracle 用 JDBC 接続プールを作成する手順について説明します。Oracle 用 JDBC 接続を作成する前に、必要なアクセス権を備えた Oracle ユーザーと、BPEL サービスエンジンの持続性に使用するテーブルスペースを作成する必要があります。

ProcedureOracle ユーザーを作成する

  1. Oracle に sysdba としてログインします (SQLPlus から、connect sys/manager@machine-name as sysdba を使用して接続する)。

  2. 次のスクリプトをデフォルト値で実行します。

    注釈付きのスクリプトをダウンロードするには、ここをクリックしてください。


    CREATE TABLESPACE bpelsedb
    
    DATAFILE 'bpelsedb.dat' SIZE 512M REUSE
    
    AUTOEXTEND ON NEXT 2048M MAXSIZE UNLIMITED;
    
    CREATE USER bpelse_user
    
    IDENTIFIED BY bpelse_user
    
    DEFAULT TABLESPACE bpelsedb
    
    QUOTA UNLIMITED ON bpelsedb
    
    TEMPORARY TABLESPACE temp
    
    QUOTA 0M ON system;
    
    GRANT CREATE session to bpelse_user;
    
    GRANT CREATE table to bpelse_user;
    
    GRANT CREATE procedure to bpelse_user;
    
    GRANT select on sys.dba_pending_transactions to bpelse_user;
    
    GRANT select on sys.pending_trans$ to bpelse_user;
    
    GRANT select on sys.dba_2pc_pending to bpelse_user;
    
    GRANT execute on sys.dbms_system to bpelse_user;
    
    GRANT select on SYS.dba_2pc_neighbors to bpelse_user;
    
    GRANT force any transaction to bpelse_user;

    注 –

    NetBeans IDE またはいくつかの SQL クライアントを使用して、ユーザー名 sys as sysdba を入力することによって接続することもできます。パスワードはシステムユーザーと同じものにしてください。ユーザー、テーブルスペース、データファイル名、およびサイズ/割り当て制限を必要に応じて変更することもできます。


ProcedureJDBC 接続プールを作成する

  1. Web ブラウザで、Sun Java System Application Server の管理コンソールにログインします。次に例を示します。

    http://localhost:4848, username:admin, password: adminadmin

  2. Oracle JDBC ドライバクラスをアプリケーションサーバーのクラスパスに追加します。

    アプリケーションサーバーのクラスパスにクラスを追加する方法の詳細については、Sun Java System Application Server のマニュアルを参照してください。1 つの方法は、「アプリケーションサーバー」>「JVM 設定」>「パス設定」に移動し、「クラスパスのサフィックス」ボックスに jar ファイルのパス (jar ファイル名も含む) を指定することです。続行する前に、アプリケーションサーバーを再起動する必要があります。

  3. ナビゲーションツリーで、「リソース」->「JDBC」ノードを展開し、「接続プール」を選択します。

  4. 右のパネルで「新規」ボタンをクリックします。

  5. 「一般設定」で、名前を指定します (bpelseDB など)。

  6. 「リソースタイプ」を javax.sql.XADatasource に設定します。

  7. データベースベンダーを Oracle に設定し、「次へ」をクリックします。

  8. 「接続検証」の下で、「有効」チェックボックスを選択して「コンポーネント以外の呼び出し側を許可」を有効にします。

  9. 「追加のプロパティー」で、URL、ユーザー、およびパスワードを次のように指定します。

    次の値を使用するか、独自のユーザー、パスワード、および URL を指定できます。

    • URL: jdbc:oracle:thin:@machine-name:port:sid

    • ユーザー: bpelse_user

    • パスワード: bpelse_use

  10. 完了」をクリックし、接続プール名をクリックしてから「Ping」ボタンをクリックします。

    これによってデータベース接続が検証されます。

  11. 完了」をクリックして、新しい JDBC リソースを作成する準備をします。