この例では、クライアントが SSL 認証を必要とするサービスを呼び出します。この例では、SSL 認証用に設定されている WSDL を含んだ配備済みの BPEL プロジェクトを実行していると想定しています。この BPEL プロジェクトは、SSL 認証によって保護されたサービスを呼び出します。
結果
サービスは、セキュリティー資格を確認したあと、想定されている HTTP 経由の SOAP メッセージを受け取ります。
メインシナリオ
BPEL プロセスは、サービスの実装に対してクライアントとして機能します。抽象オペレーションには具象 HTTP SOAP バインディングが存在するので、クライアントは SOAP over HTTP プロトコルを使用してオペレーションを適切に呼び出す必要があります。
HTTP バインディングコンポーネントは SOAP メッセージを受け取り、正規化メッセージに変換してから、正規化メッセージルーターおよび待ち受けている BPEL プロセスに転送します。
クライアントとして機能している BPEL プロセスは、抽象オペレーションのメッセージを受け取り、別の In-Only 抽象オペレーションを呼び出します。このオペレーションには、SSL 認証を必要とする具象 HTTP SOAP バインディングが存在します。
クライアント BPEL プロセスが抽象オペレーションを呼び出すと、正規化メッセージが生成され、正規化メッセージルーターに送信されます。
バインディングコンポーネントは正規化メッセージを受け取って SOAP メッセージに変換します。
バインディングコンポーネントは、サービスプロバイダとの間にセキュリティー保護された通信を確立し、要求を転送します。