SOAP operation 要素は、抽象オペレーションから具象 SOAP オペレーションへのバインディング情報を提供するために使用されます。
表 3 SOAP operation 要素の属性
プロパティー |
説明 |
必須か省略可能か |
例 |
soapAction |
HTTP ヘッダーに挿入すべき soapAction を示します。 |
省略可能 |
urn:someSoapAction |
style |
この特定の SOAP オペレーションのデフォルトスタイルを示します。 |
省略可能 |
rpc |
次の例は、SOAP operation 要素の使用法を示しています。
<definitions .... > <binding .... > <operation .... > <soap:operation soapAction="uri"? style="rpc|document"?>? </operation> </binding> </definitions> |
style 属性 は、オペレーションが RPC 指向 (メッセージにパラメータと戻り値が含まれる) か、ドキュメント指向 (メッセージにドキュメントが含まれる) かを示します。この情報を使用して、適切なプログラミングモデルを選択することができます。この属性の値は、SOAP メッセージの本体の構築方法にも影響を与えます。この属性が指定されていない場合は、soap:binding 要素に指定されている値がそのデフォルト値になります。soap:binding 要素で style が指定されていない場合は、"document" と見なされます。
soapAction 属性は、このオペレーションの SOAPAction ヘッダーの値を指定します。この URI 値は SOAPAction ヘッダーの値として直接使用する必要があります。要求を行うときに、相対 URI 値を絶対値にしようとしないでください。SOAP の HTTP プロトコルバインディングの場合、この値は必須です (デフォルト値はない)。ほかの SOAP プロトコルバインディングの場合、これを指定してはならず、また soap:operation 要素は省略できます。