プロジェクトでの HTTP バインディングコンポーネントの使用

AccessManager

AccessManager を使用するには、Sun Access Manager を使用して HTTP クライアントの資格情報を認証するようにコンシューマエンドポイントを設定します。HTTP バインディングコンポーネントの SOAP バインディングは Sun Access Manager とシームレスに統合され、HTTP クライアントの資格情報 (HTTP Authorization ヘッダーから抽出されたユーザー名およびパスワード) を、Sun Access Manager のデータベースにあるユーザーの資格情報と照合して認証します。

Sun Access Manager による認証を使用する前に、バインディングコンポーネントの追加設定を行なって、HTTP SOAP BC で Access Manager を使用するように設定する必要があります。この設定の名前は「Sun Access Manager 設定ディレクトリ」で、値は Sun Access Manager の AMConfig.properties ファイルが置かれているディレクトリです。

    「Sun Access Manager 設定ディレクトリ」を設定するには、次の手順を実行します。

  1. NetBeans の「サービス」ウィンドウから「HTTP バインディングコンポーネントのプロパティー」にアクセスします。「サーバー」>「GlassFish·V2」>「JBI」>「バインディングコンポーネント」の下の sun-http-binding を右クリックし、ポップアップメニューから「プロパティー」を選択します。

  2. 「Sun Access Manager 設定ディレクトリ」プロパティーを設定して、Sun Access Manager の AMConfig.properties ファイルの場所を指定します。

次のサンプル WSDL には、AccessManager を使用するためのポリシーとその参照が含まれています。


<wsdl:service name="echoService">
    <wsdl:port name="echoPort" binding="tns:echoBinding">
        <soap:address location="http://pponnala-tecra-xp.stc.com:18181/
         echoService/echoPort"/>
        <wsp:PolicyReference URI="#HttpBasicAuthBindingBindingPolicy"/>
    </wsdl:port>
</wsdl:service>

<wsp:Policy wsu:Id="HttpBasicAuthBindingBindingPolicy">
    <mysp:MustSupportBasicAuthentication on="true">
        <mysp:BasicAuthenticationDetail>
           <mysp:AccessManager/>
        </mysp:BasicAuthenticationDetail>
    </mysp:MustSupportBasicAuthentication>
</wsp:Policy>

注 –

上記のコードは読みやすいように折り返されています。


Sun Java System Access Manager を使用してサービスのクライアントとサーバー間の通信をセキュリティーで保護する方法を示すチュートリアルは、Securing Communications in OpenESB with Sun Access Manager で参照できます。