基本認証をサポートするには、WSDL にポリシーを指定します。基本認証ポリシーを WSDL に追加するには、手作業で行うか、Tango (WSIT) を介して提供され CASA からアクセスできる「WS-Policy Attachment」ウィンドウを使用します。基本認証ポリシーは WSDL のルートレベルに指定されます。WSDL の「Port type」セクションにポリシーの参照が作成されて、ポリシーがエンドポイントにバインドされます。
基本認証をサポートするために、HTTP バインディングコンポーネントでは次の WSDL 要素が定義されます。
MustSupportBasicAuthentication: この要素には on という属性があり、これを使用して認証をオンまたはオフに設定することができます。この属性に指定できる値は true または false です。エンドポイントで基本認証を有効にするには、ポリシー内に MustSupportBasicAuthentication 要素が必要です。
UsernameToken: この要素は、次の目的に使用するユーザー名とパスワードのフィールドを指定します。
要求を認証する (エンドポイントがプロバイダの場合)
基本認証を有効にして Web サービスを呼び出す(設定されたエンドポイントがコンシューマの場合)
ユーザー名とパスワードのフィールドは、WSDL にプレーンテキストで指定するか、WSDL にトークンとして指定して実行時に設定することができます。