TCPIP インバウンド設定 - インバウンド接続の管理
「TCPIP インバウンド設定」 - 「インバウンド接続の管理」セクションは、インバウンドサーバー接続の管理に使用されるパラメータを定義します。たとえば、受け付けられた接続の接続プールやライフサイクルなどです。
TCP/IP HL7 インバウンドアダプタの接続マッププロパティーのこのセクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1–61 接続マップ - TCPIP インバウンド設定 - インバウンド接続の管理
名前
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説明
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必要な値
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最大接続プールサイズ
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指定された TCP/IP ポート上で待機しているかそのポートを監視している特定のリスナー/モニターに許可される、同時接続の最大数を指定します。これは、このサーバーのサービスの能力または可用性を表します。クライアントからの接続要求ごとに 1 つの同時接続が割り当てられます。また、このパラメータは、このサーバーのサービスに同時に接続し、特定のリスナー/モニターのサービスを同時に受けることができるクライアントの最大数も表します。
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特定の TCP/IP ポートで 1 つのリスナー/モニターから使用可能な同時接続の最大数を示す数値。0 は、制限がないことを示します。
デフォルト設定は 50 です。
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接続のスコープ
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アダプタが使用している受け付けられた接続のスコープを指定します。次の 2 つのオプションがあります。
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リソースアダプタレベル: リソースアダプタが (ClosureCommandMessage 経由で) クローズ要求を受け取ると、リソースアダプタは接続を閉じます。したがって、コラボレーションが複数回実行される間、接続が「キープアライブ」状態に保たれる可能性があります。
コラボレーションレベル: コラボレーションの実行が完了すると接続が閉じられます。したがって、接続のライフサイクルはコラボレーションと同じになります。
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「リソースアダプタレベル」または「コラボレーションレベル」を選択します。
デフォルト設定値は「リソースアダプタレベル」です。
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クローズ通知
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クローズ通知の値を指定します。サーバーは、このパラメータの値に一致する内容を含む通知を受け取ると、接続を安全に閉じ、対応するすべてのスケジュールを取り消します。
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接続を閉じるようにサーバーに通知するトリガー値を示す文字列。
デフォルト設定は「QUIT」です。
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アイドルタイムアウト
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リクエスタ (クライアント) の非活動時間の長さ (ミリ秒) を指定します。アダプタは、クライアント側 (接続の反対側) の活動状態の検出を試みます。指定された期間中にクライアントの活動がなかった場合 (その接続経由でクライアントから入出力要求が到着しなかった場合)、その接続はサーバー側から閉じられ、リソースが解放されます。値の単位はミリ秒です。このアイドルタイムアウトチェック機能を無効にするには、このパラメータに 0 を指定します。
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時間の長さをミリ秒で示す整数。値 0 を指定すると、アイドルタイムアウトは無効になります。
デフォルト設定は 60000 です。
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