通信アダプタ用 Java CAPS プロジェクトコンポーネントの構成

ターゲットの場所 (BatchFTP の接続マップ)

ターゲットの場所」セクションでは、FTP ディレクトリおよびファイルのターゲット場所 (リモートの場所) に関するパラメータを設定できます。

BatchFTP の接続マッププロパティーの「ターゲットの場所」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–18 接続マップ - BatchFTP - ターゲットの場所

名前 

説明 

必要な値 

追加

既存ファイルにデータを上書きするか、あるいはデータを追加するかを指定します。このパラメータを使用するのは、アウトバウンド FTP 転送の場合だけです。次のように適切な設定を選択します。

  • ユーザーが「はい」を選択し、かつターゲットファイルがすでに存在していた場合には、その既存ファイルにデータが追加されます。

  • ユーザーが「いいえ」を選択した場合、アダプタはリモートシステム上の既存ファイルを上書きします。

    同じ名前のファイルが存在しない場合、「はい」、「いいえ」のいずれの場合も、外部ホスト上で新しいファイルが作成されます。

はい」または「いいえ」を選択します。

デフォルト設定は「いいえ」です。

ターゲットディレクトリ名

ファイルの取得元または送信先となる、外部システム上のディレクトリを指定します。ディレクトリ名とパスを指定することをお勧めしますが、指定しなかった場合、パスは、FTP サーバーにログオンした際のホームディレクトリから見た相対パスになります。

値としては、リテラル、正規表現 (ソースの場合)、またはパターン名 (宛先の場合) を指定できます。 

アウトバウンド FTP 処理 (宛先) の場合、ディレクトリがまだ存在していなければ、ディレクトリが作成されます。 

ターゲットディレクトリ名がパターン」プロパティーを参照してください。

ターゲット外部システム上のディレクトリ名とパス。 

ターゲットディレクトリ名がパターン

次のように、ディレクトリ名がリテラルを表すか、あるいは正規表現または名前パターンを表すかを指定します。

  • はい: ユーザーが入力する名前の値が名前パターンまたは正規表現とみなされることを示します。

    ターゲットディレクトリ名」プロパティーを参照してください。

  • いいえ: 入力される名前がリテラル、つまり正確に一致すべき対象であることを示します。

はい」または「いいえ」を選択します。

デフォルト設定は「いいえ」です。

ターゲットファイル名

取得または送信されるリモート FTP ファイルの名前を指定します。値としては、リテラル、正規表現 (受信時)、またはパターン名 (送信時) を指定できます。

MVS GDG システムの場合、ターゲットファイル名としてデータセットのバージョンを指定できます。次に例を示します。 

  • ターゲットディレクトリ名 = ”STC.SAMPLE.GDGSET

  • ターゲットファイル名 = (0) (現在のバージョンを示す)

    ターゲットディレクトリ名」プロパティーを参照してください。

インバウンドの場合: リテラルファイル名または正規表現。 

アウトバウンドの場合: リテラルファイル名または名前パターン。 

ターゲットファイル名がパターン

次のように、ターゲットファイル名がリテラルを表すか、あるいは正規表現または名前パターンを表すかを指定します。

  • はい: ユーザーが入力する名前の値が名前パターンまたは正規表現とみなされることを示します。

    ターゲットファイル名」プロパティーを参照してください。

  • いいえ: 入力される名前がリテラル、つまり正確に一致すべき対象であることを示します。

はい」または「いいえ」を選択します。

デフォルト設定は「はい」です。