接続マップからアクセスされるインバウンドファイルアダプタの設定プロパティーは、次の各セクションに編成されています。
インバウンドファイルアダプタの接続マッププロパティーの「パラメータ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1–44 インバウンドファイルアダプタの接続マッププロパティー - パラメータ設定
名前 |
説明 |
必要な値 |
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入力ファイル名 |
ファイルマスク。デフォルトは「input*.txt」です。*.txt のように拡張子とアスタリスク (*) のみを指定すれば、その拡張子を持つすべてのファイルを許可できます。ある入力ファイルが取得されると、その入力ファイルの拡張子が.~in に変更されます。 注 – input1.txt.~in など、リネーム名と同じ名前のファイルが存在していると、入力ファイルの取得に失敗します。ファイルがインバウンドファイルポーラーによって処理される前に、リネーム名を持つファイルが存在しないことを確認する必要があります。 |
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ポーリング間隔 |
入力ディレクトリに対する複数のポーリング試行間でアダプタが待機するミリ秒数。 受信メッセージの予期されるボリュームや頻度に基づいて、ポーリング間隔と MDB プールサイズを「調整」することができます。 |
整数。指定可能な範囲は 2 から 99999 までの整数 (両端を含む) であり、デフォルトは 5000 (5000 ミリ秒つまり 5 秒) です。 5 秒未満の値を入力することはお勧めできません。 ![]() 不正な値を入力しても、エラーメッセージは表示されません。 |
入力タイプ |
ファイルのタイプ。デフォルトは、唯一の有効な値である「バイト」です。 |
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EOL を削除 |
アダプタが、サブスクライバに送信されるレコード( メッセージ) から末尾の End-Of-Line (EOL) 文字を除外するかどうかを指定します。このプロパティーが適用されるのは、「ファイルごとに複数レコード」プロパティーが true に設定されている場合だけです。 |
true または false
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ファイルごとに複数レコード |
ファイルごとに複数のレコード (メッセージ) を取得するかどうかを指定します。このプロパティーが true に設定されていると、「1 レコードあたりの最大バイト数」プロパティーに指定されたバイト数まで、行ごとに複数のレコード (メッセージ) が生成されます。1 レコードあたりの最大バイト数のサイズを超えたデータはすべて、後続のメッセージとして送信されます。 |
true または false。
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1 レコードあたりの最大バイト数 |
サブスクライバに送信されるレコード (メッセージ) ごとの最大バイト数を指定します。このプロパティーが適用されるのは、「ファイルごとに複数レコード」プロパティーが true に設定されている場合だけです。 |
整数。指定可能な範囲は 2 から 99999 までの整数 (両端を含む) であり、デフォルトは 4096 です。 ![]() 不正な値を入力しても、エラーメッセージは表示されません。 |
エンコード |
有効なエンコーディング名を指定します。Java のエンコーディングの詳細については、次のサイトを参照してください。 http://java.sun.com/j2se/1.3/ja/docs/ja/api/java/lang/package-summary.html |
エンコーディング名。 |
シリアルモード |
メッセージがシリアルモードで (一度に 1 つずつ) 処理されるか、あるいは並行的に処理されるかを指定します。 |
true または false。
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