通信アダプタ用 Java CAPS プロジェクトコンポーネントの構成

「接続」セクションのプロパティー

LDAP アダプタの「接続」セクションのプロパティーを使えば、LDAP システムへの接続を定義できます。

表 1–51 LDAP アダプタ — 「接続」設定

名前 

説明 

必要な値 

認証 

使用する認証 (「なし」または「シンプル」) を選択できるようにします。次のように目的の認証を選択します。 

  • なし: 認証なし。つまり、匿名ログオン。この設定を使用する場合は、LDAP サーバーが匿名ログオンをサポートしていることを確認してください。

  • シンプル: 認証がユーザー名とパスワードに基づきます。ユーザー名とパスワードを対応するフィールド (「主体」と「資格」) に指定する必要があります。

なし」または「シンプル」を選択します。デフォルトは「なし」です。

資格 

匿名ログイン (「認証」が「なし」の場合) 以外の認証機構を使用する際に必要となる資格を入力できるようにします。

有効なパスワードとしての適切な資格。 

初期コンテキストファクトリ 

LDAP サーバーの初期コンテキストを作成するために使用されるファクトリを入力できるようにします。デフォルトでは、Sun が Java Software Developers’ Kit (SDK) の一部として提供する LDAP サービスプロバイダが使用されます。 

有効な Java ファクトリ名。デフォルトは次のとおりです。 

com.sun.jndi.ldap.LdapCtxFactory。 

Sun が提供する LDAP サービスプロバイダ以外のプロバイダを使用する必要がある場合を除き、この値を変更しないことをお勧めします。 

主体 

匿名ログイン (「認証」が「なし」の場合) 以外の認証機構を使用する際に必要となる主体を指定できるようにします。

ユーザーの完全修飾識別名 (DN)。次に例を示します。 


CN=Administrator,CN=Users,DC=stc,dc=com

プロバイダ URL 

LDAP サーバーの URL を指定できるようにします。 

有効な URL。プロトコルとして ldap を含めます。