データベースアダプタ用 Java CAPS プロジェクトコンポーネントの構成

JDBC/ODBC アダプタの接続マッププロパティーの構成

コラボレーションに外部アプリケーションを接続すると、Netbeans IDE によって適切なアダプタがリンクに自動的に割り当てられます。各アダプタには、選択可能なアダプタ接続 (トランザクションサポートレベル) のリストが用意されています。

JDBC アダプタが提供するトランザクションサポートレベルは、次のとおりです。

トランザクションサポートレベルの詳細については、次の節を参照してください。

接続マップアウトバウンドアダプタのプロパティー

このアウトバウンドアダプタプロパティーには、外部データベースが使用するアウトバウンドパラメータが含まれています。

表 1–16 アウトバウンドアダプタ — JDBC コネクタ設定

名前 

説明 

必要な値 

Description

データベースの説明。 

有効な文字列。 

接続マップアウトバウンド非トランザクションアダプタのプロパティー

このアウトバウンド非トランザクションアダプタプロパティーには、外部データベースが使用するアウトバウンドパラメータが含まれています。

表 1–17 アウトバウンド非トランザクションアダプタ — JDBC コネクタ設定

名前 

説明 

必要な値 

Description

データベースの説明。 

任意の有効な文字列。 

接続マップアウトバウンド XA アダプタのプロパティー

このアウトバウンド XA アダプタプロパティーには、外部データベースが使用するアウトバウンドパラメータが含まれています。

表 1–18 アウトバウンド XA アダプタ — JDBC コネクタ設定

名前 

説明 

必要な値 

Description

データベースの説明。 

任意の有効な文字列。 

異なるバージョン間のトランザクションサポートレベル

Java CAPS 5.1.X で使用されるトランザクションサポートレベルの種類は、Java CAPS 6.0 で使用されるサポートレベルとは異なる可能性があります。Java CAPS 5.1.X バージョンからインポートされたプロジェクトは以前とは異なる結果を表示する可能性がありますが、そうなるかどうかは、5.1.X の Java コラボレーション定義 (JCD) が複数の処理 (挿入/更新/削除) を含んでいたかどうかによります。この影響を受けるのは、XA 以外のトランザクションだけです。XA トランザクションを使用する場合は、この節を読み飛ばしてかまいません。

例:

5.1.X で、テーブルに新規レコードを 5 件挿入します。最後のレコードの挿入に失敗した場合 (重複するキーが存在した場合など)、それまでのレコードはすべて挿入済みになっています。これは、NoTransaction サポートの動作です。

6.0 で、テーブルに新規レコードを 5 件挿入します。いずれかのレコードの挿入に失敗した場合 (重複するキーが存在した場合など)、ほかの 4 件のレコードは挿入されません。これは、LocalTransaction の動作です。

5.1.X バージョンと同じ結果を実現するには、次のいずれかの方法を選択できます。

  1. 接続マップで、データベース外部アプリケーションへのリンクを削除したあと、そのリンクを接続し直して「NoTransaction」を選択します。

  2. 「環境」の下で、データベース外部システムの「NoTransaction」プロパティーを入力します。

  3. プロジェクトを再構築します。

次の図は、5.0.5 と 6.0 の間、5.1.3 と 6.0 の間でそれぞれどのトランザクションサポートレベルが変更されたのかを示したものです。


注 –

ICAN version 5.0.5 および Java CAPS 6.0 から移行する場合、変更はありません。


LocalTransaction 用の 6.0 動作が必要な場合には、アダプタ接続を「アウトバウンド JDBC/ODBC 非トランザクションアダプタ (NoTransaction)」に設定してください。