OCI ドライバを実装するには、次のタスクを実行する必要があります。
BPM で OCI ドライバを使用するには、ライブラリファイルが論理ホストのライブラリディレクトリに存在する必要があります。
論理ホストが存在するシステムに Oracle クライアントをインストールします。
tnsnames.ora で監視および復旧データベースを定義します。
ojdbc14.jar (JDK 1.4 以降の場合) または classes12.jar (JDK 1.2 および 1.3 の場合) を、Oracle クライアントインストール内の /jdbc/lib サブディレクトリから、論理ホストのドメイン固有のディレクトリ内の /lib サブディレクトリにコピーします。次に例を示します。
oracle_home\jdbc\lib から
logical_host\is\domains\domain1\lib にコピー
|
Oracle インストールのファイルの場所は、使用する Oracle のバージョンにもよりますし、クライアントまたはサーバーのいずれでインストールされているかによっても異なります。
ドライバクラスをロードするために、論理ホストのインスタンスを再起動します。
BPM エンジンで OCI ドライバを有効にするには、次の環境変数を設定します。
oracle_home は、Oracle クライアントまたはデータベースがインストールされているディレクトリを指します。例:C:\oracle\ora92、または /home/oracle/orahome 。このフォルダには、bin、network、jdbc、jlib、lib などのサブフォルダが含まれています。
Windows オペレーティングシステムの場合:
oracle_home 環境変数を設定します。
システム PATH に oracle_home\lib を追加します。
システム PATH に oracle_home\bin を追加します。
Linux および Unix オペレーティングシステムの場合 (HPUX と AIX を除く):
oracle_home 環境変数を設定します。
LD_LIBRARY_PATH 環境変数に oracle_home/lib を追加します。
PATH 環境変数に oracle_home/bin を追加します。
HP-UX の場合:
oracle_home 環境変数を設定します。
SHLIB_PATH 環境変数に oracle_home/lib を追加します。
PATH 環境変数に oracle_home/bin を追加します。
AIX の場合:
oracle_home 環境変数を設定します。
LIBPATH 環境変数に oracle_home/lib を追加します。
PATH 環境変数に oracle_home/bin を追加します。
デフォルトのシンドライバの代わりに OCI ドライバを使用するように BPM エンジンを設定する必要があります。これは、環境エクスプローラにあるインテグレーションサーバーのプロパティーシートで設定されます。
環境エクスプローラで、インテグレーションサーバーまたはアプリケーションサーバーを右クリックし、「プロパティー」をクリックします。
「BPM エンジンの設定」をクリックします。
「プロパティー」ダイアログボックスで、「Oracle Net Service 名」フィールドにサービス名を入力します。
入力する値は、tnsnames.ora ファイル (<oracle_home>/network/admin にある) で設定されている TNS 名です。次の例は、Oracle Net Service 名が ORCL.STC.COM である、標準的な TNS 名の設定を示しています。
ORCL.STC.COM = (DESCRIPTION = (ADDRESS_LIST = (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = MyHost)(PORT = 1521)) ) (CONNECT_DATA = (SERVICE_NAME = orcl) ) |
プロパティーを入力します。
「了解」をクリックします。
次の表は、「BPM エンジンの設定」プロパティーで設定する必要のあるフィールドを示しています。
説明 |
|
---|---|
持続性が有効になっているかどうかのインジケータ。BPM で持続性を有効にするには、いずれかの「データベースの持続性」オプションを選択します。 |
|
使用されているデータベースプラットフォーム。OCI 機能を有効にするには、Oracle の正しいバージョンを選択します。 |
|
Oracle データベースが存在するコンピューターの名前。 |
|
Oracle データベースが待機するポート。デフォルトは 1521 です。 |
|
データベースの TNS 名 (tnsnames.ora より)。このプロパティーが設定されている場合、BPM エンジンは OCI ドライバを使用します。それ以外の場合、BPM エンジンはデフォルトの DataDirect ドライバを使用します。 |
|
データベースの名前。 |
|
監視および復旧テーブルにアクセスするためのユーザー名。 |
|
監視および復旧テーブルにアクセスするためのパスワード。 |