Java CAPS ビジネスプロセスの構成

OCI ドライバの実装

OCI ドライバを実装するには、次のタスクを実行する必要があります。

OCI ドライバライブラリファイルのコピー

BPM で OCI ドライバを使用するには、ライブラリファイルが論理ホストのライブラリディレクトリに存在する必要があります。

ProcedureOCI ドライバライブラリファイルをコピーするには

  1. 論理ホストが存在するシステムに Oracle クライアントをインストールします。

  2. tnsnames.ora で監視および復旧データベースを定義します。

  3. ojdbc14.jar (JDK 1.4 以降の場合) または classes12.jar (JDK 1.2 および 1.3 の場合) を、Oracle クライアントインストール内の /jdbc/lib サブディレクトリから、論理ホストのドメイン固有のディレクトリ内の /lib サブディレクトリにコピーします。次に例を示します。

    oracle_home\jdbc\lib から

    logical_host\is\domains\domain1\lib にコピー


    
    

    注 –

    Oracle インストールのファイルの場所は、使用する Oracle のバージョンにもよりますし、クライアントまたはサーバーのいずれでインストールされているかによっても異なります。


  4. ドライバクラスをロードするために、論理ホストのインスタンスを再起動します。

環境の設定

BPM エンジンで OCI ドライバを有効にするには、次の環境変数を設定します。


注 –

oracle_home は、Oracle クライアントまたはデータベースがインストールされているディレクトリを指します。例:C:\oracle\ora92、または /home/oracle/orahome 。このフォルダには、bin、network、jdbc、jlib、lib などのサブフォルダが含まれています。


Windows オペレーティングシステムの場合:

Linux および Unix オペレーティングシステムの場合 (HPUX と AIX を除く):

HP-UX の場合:

AIX の場合:

Oracle OCI ドライバを使用するための BPM エンジンの設定

デフォルトのシンドライバの代わりに OCI ドライバを使用するように BPM エンジンを設定する必要があります。これは、環境エクスプローラにあるインテグレーションサーバーのプロパティーシートで設定されます。

ProcedureOracle OCI ドライバを使用するようにエンジンを設定するには

  1. 環境エクスプローラで、インテグレーションサーバーまたはアプリケーションサーバーを右クリックし、「プロパティー」をクリックします。

  2. 「BPM エンジンの設定」をクリックします。

  3. 「プロパティー」ダイアログボックスで、「Oracle Net Service 名」フィールドにサービス名を入力します。

    入力する値は、tnsnames.ora ファイル (<oracle_home>/network/admin にある) で設定されている TNS 名です。次の例は、Oracle Net Service 名が ORCL.STC.COM である、標準的な TNS 名の設定を示しています。


    ORCL.STC.COM =
      (DESCRIPTION =
        (ADDRESS_LIST =
          (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = MyHost)(PORT = 1521))
        )
        (CONNECT_DATA =
          (SERVICE_NAME = orcl)
        )
  4. プロパティーを入力します。

  5. 「了解」をクリックします。

    次の表は、「BPM エンジンの設定」プロパティーで設定する必要のあるフィールドを示しています。

    フィールド

    説明 

    持続モード

    持続性が有効になっているかどうかのインジケータ。BPM で持続性を有効にするには、いずれかの「データベースの持続性」オプションを選択します。

    データベース

    使用されているデータベースプラットフォーム。OCI 機能を有効にするには、Oracle の正しいバージョンを選択します。 

    データベースホスト

    Oracle データベースが存在するコンピューターの名前。 

    データベースポート

    Oracle データベースが待機するポート。デフォルトは 1521 です。 

    Oracle Net Service 名

    データベースの TNS 名 (tnsnames.ora より)。このプロパティーが設定されている場合、BPM エンジンは OCI ドライバを使用します。それ以外の場合、BPM エンジンはデフォルトの DataDirect ドライバを使用します。

    データベースインスタンス/スキーマ

    データベースの名前。 

    データベースユーザー

    監視および復旧テーブルにアクセスするためのユーザー名。 

    パスワード

    監視および復旧テーブルにアクセスするためのパスワード。