Java CAPS ビジネスプロセスの構成

ビジネスプロセス属性の設定

ビジネスプロセス属性 (コンテナとも呼ばれる) は、ビジネスプロセスによって使用されるデータ値です。これらの属性を使用すると、ビジネスプロセス内のアクティビティー間でデータを共有したり、これらのアクティビティーを実装するコンポーネントとの間でデータを移動したりすることができます。たとえば、ビジネスプロセス属性には、顧客の名前、住所、受注量、アイテムの説明などの情報を格納できます。OTD やコラボレーションなどの複雑な構造がプロジェクトエクスプローラに自動的に表現され、ユーザーのビジネスプロセスで使用できるようになります。

ビジネスプロセス属性は、ビジネスプロセスと外部ソースの間で値を渡すために使用されます。また、ビジネスプロセス属性を特定のアクティビティーに割り当てることもできます。たとえば、顧客の名前が元のソースから受注プロセスに渡されます。この顧客の名前は、ビジネスプロセス内の複数のアクティビティーで使用される可能性があり、ビジネスプロセスの出力に含まれます。

BPM は、複雑な構造のすべてまたは一部を渡すことができます。さらには、複数のビジネスプロセス属性からの複合入力を 1 つのコンポーネントまたは Web サービスに組み立てることもできます。

新しいビジネスプロセス属性の作成

ビジネスプロセスの属性は、そのプロセスにコンポーネントを追加すると自動的に作成されます。ビジネスプロセスで使用する追加の属性を作成できます。

Procedure新しいビジネスプロセス属性を作成するには

  1. プロジェクトエクスプローラで、ビジネスプロセスを右クリックし、「プロパティー」をクリックします。

  2. 「ビジネスプロセス属性」タブをクリックします。

  3. 「作成」をクリックします。

    「新規ビジネスプロセス属性」ダイアログボックスが表示されます。

  4. 各フィールドに情報を入力します。

  5. 「追加」をクリックします。

  6. 「閉じる」をクリックして「ビジネスプロセスのプロパティー」ダイアログボックスに戻ります。

    フィールド 

    説明 

    名前

    属性の名前。 

    名前空間

    属性の名前空間 (使用可能な名前空間のリストから値を選択)。 

    タイプ

    追加する属性のタイプ (使用可能なタイプのリストから値を選択)。 

ビジネスプロセス属性の編集

ビジネスプロセス属性を追加するか、またはビジネスプロセス属性が自動的に追加されたあとは、その属性を変更することができます。属性の名前のみを変更する場合は、残りのビジネスプロセスがその変更を反映して更新されるように指定できます。

Procedureビジネスプロセス属性を編集するには

  1. プロジェクトエクスプローラで、ビジネスプロセスを右クリックし、「プロパティー」をクリックします。

  2. 「ビジネスプロセス属性」タブをクリックします。

  3. 既存の属性を選択し、「編集」をクリックします。

  4. 各フィールド内の情報を変更します。

  5. フィールド値の変更を完了したら、「了解」をクリックします。

  6. 属性名を変更した場合は、「リファクタリングの確認」ダイアログが表示されます。次のいずれかの操作を行います。

  7. 名前の変更をビジネスプロセス全体にわたって更新するには、「はい、リファクタリングを実行します。」をクリックします。

  8. 属性の名前のみを変更するには、「いいえ、名前のみを変更します。」をクリックします。


    注 –

    このメッセージが今後表示されないようにするには、「今後、この警告を表示しない。」を選択します。前述の手順で選択したオプションが常に、デフォルトオプションになります。


  9. 「プロパティー」ウィンドウで、「了解」をクリックします。

ビジネスプロセス属性の削除

ビジネスプロセス属性を追加するか、またはビジネスプロセス属性が自動的に追加されたあとは、その属性を削除することができます。使用されているビジネスプロセス属性を削除することはできません。使用されていない属性によって検証の警告が発生する場合がありますが、通常、それによりビジネスプロセスの実行が停止されることはありません。

Procedureビジネスプロセス属性を削除するには

  1. プロジェクトエクスプローラで、ビジネスプロセスを右クリックし、「プロパティー」をクリックします。

  2. 「ビジネスプロセス属性」タブをクリックします。

  3. 既存の属性をクリックし、「削除」をクリックします。

  4. 次のいずれかの操作を行います。

    • 「了解」をクリックして変更を保存し、「ビジネスプロセスのプロパティー」ダイアログボックスを終了します。

    • 属性を誤って削除した場合は、「取消し」をクリックします。