一連のメッセージに対して条件を課したり、メッセージのグループをまとめて処理したり、特定のタイプのすべてのメッセージを受信確認の有無に従って決定を行ったりすることができます。BPM のリンクと順序付けの機能を使用することにより、メッセージを別々のコンテナにソートし、個々のメッセージではなくメッセージのコンテナに対してビジネスルールを実行することができます。コンテナのリンク識別子 (相関 ID) によって、コンテナが区別され、識別されたメッセージがそのコンテナにリンクされます。
BPM は、メッセージを取得すると、受信したメッセージとビジネスプロセスインスタンスの相関を取ります。BPM によって相関の一致が検出された場合は、メッセージが、そのビジネスプロセスのコンテナに格納されます。それ以外の場合は、新しいビジネスプロセスインスタンスがインスタンス化されます。
たとえば、ビジネスプロセスが、継続ポインタによって分割された HL7 メッセージを処理するとします。このビジネスプロセスには、この状態を検出し、HL7 メッセージが完全に組み立て直されるまでそのメッセージの処理を遅延させるロジックが含まれています。このコンテナは、同じ継続ポインタのすべての HL7 メッセージが受信されると、「完全」とみなされます。