ドロップダウンリストを使用して「接続タイプ」を選択します (次の図を参照)。表示されるその他の接続情報フィールドは、選択したタイプによって異なります。
使用するデータベースに関する適切な接続情報 (接続タイプによって異なる) を指定します。指定する項目は次のとおりです。
「ホスト名」 - DB2 が存在するサーバー。
「ポート」 - DB2 のポート番号。
「場所」(AS/400 および z/OS 固有) - DB2 サブシステムの名前。DB2 サブシステムの場所を調べるには、データベースクエリーツールを使用して、「select current server from sysibm.sysdummy1」というクエリーを発行します。
「データベース」(Windows および UNIX 固有) - データベースインスタンスの名前。
「コレクション」(AS/400 および z/OS 固有) - パッケージのグループを識別する名前。パッケージの詳細については、「パッケージ」を参照してください。
「ユーザー名」 - アダプタがデータベースへの接続に使用するユーザー名。
「パスワード」 - データベースへのアクセスに使用するパスワード 。
「オプションパラメータ」フィールド (AS/400 および z/OS の場合のみ) は、DB2_ConnectionInfo.txt ファイルが netbeans\usrdir\modules\ext\ db2adapter ディレクトリに存在する場合に OTD ウィザードに表示されます。DB2 の OTD ウィザードでは、このフィールドで追加の接続パラメータを使用できます。オプションパラメータの詳細については、Sun Microsystems, Inc. に問い合わせてください。
このパラメータは、OTD に固有のものではありません。これは、Java CAPS IDE が実行するセッションでのみ使用されます。OTD を編集するときに表示される現在の値は、前にウィザードで入力された値です。元の OTD の作成に使用した値と同じ場合とそうでない場合があります。
パラメータの例を次に示します。
showSelectableTables=false パラメータでは、古いバージョンのドライバを使用する旧アダプタの動作など、ユーザーに追加のテーブルを表示する機能を false に設定できます (デフォルトは true)。
AlternateID=user1 パラメータでは、オブジェクト所有者を user1 に設定できます。このパラメータを使用しない場合は、「ユーザー名」フィールドのユーザーが使用されます。
複数のパラメータを指定できます。その場合はパラメータ間をセミコロン (;) で区切ります。
「次へ」をクリックします。「データベースオブジェクトの選択」ウィンドウが表示されます。
このアダプタは、DataDirect ドライバ (以前は Merant と呼ばれていた) を使用して DB2 で SQL 呼び出しを実行します。DataDirect ドライバは、DB2 システムで作成されるパッケージを必要とします。パッケージには、静的 SQL パッケージのような特定の SQL 文ではなく、ドライバの動的 SQL クエリーの実行と結果の返送を容易にするためにカーソルのように使用される動的セクションが含まれます。
サーバーでのパッケージの作成 (パッケージのバインドとも呼ばれる) は、一度だけ行う必要があります。OTD ウィザードの最初のユーザーは、パッケージを作成するためのバインド権限を持っている必要があります。バインド権限がないユーザーは、ドライバがパッケージをバインドしようとするときにエラーメッセージを受け取り、SQL 呼び出しを発行できません。ユーザーがウィザードのエントリを入力した場合、入力したコレクション ID でパッケージが自動的に作成されます。コレクション ID が空白のままの場合、パッケージは NULLID で生成されます。
ドライバは、データベース上に DDJC330A、DDJC330B、DDJC330C などの SQL パッケージを作成します。接続時に、ドライバはシステムテーブルを照会して、デフォルトパッケージがシステムに存在するかどうかを調べます。存在しない場合、ドライバはデフォルトパッケージを作成します。
DB2 に対して動的 SQL を実行する SQL アプリケーションは、サーバーにバインドされたパッケージを必要とします。一部の IBM ネイティブツールでは、デフォルトでパッケージがデータベースに既にインストールされているため、これが明白でないことがあります。