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Sun ONE Directory Proxy Server 管理者ガイド |
本書についてこの管理者ガイドでは、SunTM Open Net Environment (Sun ONE) Directory Proxy Server のさまざまな配備例を紹介し、設定と管理の方法について説明します。
ここでは次の項目について説明します。
本書の対象読者
『Directory Proxy Server 管理者ガイド』は、1 つまたは複数のサーバーを設定、操作する管理者を対象に記述されています。本書は、ユーザーが次の背景知識を持つことを前提としています。
- インターネットと LDAP に関する一般的な理解
- Sun ONE Directory Server 5.x とその管理に関する一般的な理解。ディレクトリデータを読み取り、それを変更できる能力が必要です。
本書の内容
本書は、次の 3 つの部に分かれています。
表記上の規則
このマニュアルで使用している表記上の規則について説明します。
モノスペース (固定スペースフォント): コンピュータの画面に表示されるテキストおよび入力するテキストに使用します。また、ファイル名、機能および例にも使用します。
注 「注」、「注意」は、重要な情報です。必ずこれらの情報を読んでから、作業を続けてください。
大なり記号 (>) は、連続するメニュー選択項目を分けるために使用します。たとえば、「オブジェクト」 > 「新規」 > 「ユーザー」は、「オブジェクト」メニューのプルダウンメニューを開き、マウスをドラッグして「新規」を強調表示し、「新規」のサブメニューから「ユー ザー」を選択することを意味します。
このマニュアルでは、次の形式でパスを示します。
<server-root>/dps-<hostname>/...
この <server-root> はデフォルトのインストールディレクトリで、<hostname> は Directory Proxy Server をインストールしたホストマシンの名前です。たとえば、インストールディレクトリが /usr/sunone/servers で、マシンのホスト名が testmachine の場合、実際のパスは次のようになります。
/usr/sunone/servers/dps-testmachine/. . .
このマニュアルでは、すべてのパスを UNIX 形式で記述しています。Windows ベースのディレクトリサーバーを使用している場合は、本書の UNIX ファイルパスを Windows のファイルパスに読み替えてください。
関連情報
このマニュアルのほかに、Directory Proxy Server には次のマニュアルセットが用意されています。
- 『Sun ONE Directory Proxy Server リリースノート』 : このリリースノートには、 Directory Proxy Server のリリース時に明らかになっている重要な情報が記載されています。新機能と機能拡張、既知の問題、その他の最新情報がとりあげられます。このマニュアルを 読んでから、Directory Proxy Server の使用を始めてください。
- 『Sun ONE Directory Proxy Server インストールガイド』 : このマニュアルには、Directory Proxy Server のインストール手順、および要件と調整に関する情報が記載されています。
Sun ONE に関するその他の有用な情報は、次の Web サイトから入手できます。
- 製品のオンラインマニュアル : http://docs.sun.com
- 製品サポートおよび状況 : http://www.sun.com/service/support/software/
- Sun Enterprise Service for Solaris のパッチとサポート : http://www.sun.com/service/
- 開発者向けの情報 : http://www.sun.com/developers/
- サポートおよびトレーニングの情報 : http://www.sun.com/supportraining
- 製品のデータシート : http://www.sun.com/software/
ユーザー補助機能
JavaTM Foundation Classes (JFC) に基づいて、Sun ONE Directory Proxy Server コンソールでは、障害をもつユーザーのための支援ソフトウェアおよび技術をサポートしています。この節では、Sun ONE Directory Proxy Server コンソールの補助機能、および使いやすいように改善された、マニュアルセットの箇所について説明します。
コンソールの補助機能
次に示す補助機能の多くは、JFC/Swing! コンポーネントを利用して自動的に提供されます。
分かりやすい名前および説明
すべてのオブジェクトには、分かりやすい名前 (オブジェクトの使用目的を簡単に示したもの) が付いています。名前を使用して、補助機能はオブジェクトをユーザーに表示します。分かりやすい説明では、オブジェクトについてのより詳細な情報が提供されます。
カスタマイズ可能なフォント
テキストペイン、メニュー、ラベル、および情報メッセージのフォントスタイルおよびサイズをカスタマイズできます。
カラーコードを使用して情報伝達は行われますが、それが唯一の方法ではありません。
Customizable fonts and colors (Not available in Beta)
The Sun ONE Directory Proxy Server console inherits its font and color properties from the desktop and user preferences. In addition, fonts in text panes, menus, labels, and information messages, can be configured separately for Directory Server.
Although color coding is used to convey information, it is not the only means of doing so.
GUI の動的レイアウト
動的レイアウトを使用して、Directory Server のウィンドウサイズおよび位置を指定できます。また、その指定をユーザー設定として確定できます。
キーボードで操作できるコンポーネント
この補助機能は、マウスを使用するのが困難なユーザーに対応しています。Tab キーを押すと、入力フォーカスが、あるコンポーネントから別のコンポーネントに移動し、Shift キーを押しながら Tab キーを押すと、フォーカスは反対方向に移動します。矢印キーを使用すると、マウスを使用しないでツリーをナビゲートできます。
フォーカスはプログラムで検出されるため、支援ソフトウェアでフォーカスやフォーカスの変更を追跡することができます。
テキスト以外の要素と同等のテキスト要素
プログラム要素が画像で示されている場合、その情報はテキストでも提供されます。
同等のコマンド行インタフェース
コンソールのほとんどの機能は、コマンド行からも実行できます。コマンド行インタフェースについて、詳しい説明を表示させることができます。
マニュアルの補助機能
Sun ONE Directory Proxy Server 5.2 のマニュアルセットは、PDF と HTML 形式の両方で入手できます。ここでは、HTML 形式のマニュアルの補助機能について説明します。
テキスト以外の要素と同等のテキスト要素
補助的なテキストラベルは、リンクあるいはグラフィックに割り当てられます。グラフィックを説明するテキストは周辺テキスト、または別のファイルで提供されます。
補助技術で解釈可能なテーブル
すべてのテーブルには、説明的なヘッダーが含まれています。(I don't think we do this!) テーブルの内容については、周辺テキストでも簡潔に説明されています。