この手順はクラスタのすべてのノード上で実施してください。
テストを実施するため、一次クラスタにパッチを適用する前に二次クラスタにパッチを適用します。
次の作業を実行します。
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアをサポートするように Solaris OS がインストールされているか確認します。
Solaris ソフトウェアがすでにノード上にインストールされている場合は、Solaris のインストールが Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアの必要条件、およびそのクラスタにインストールする予定の他のソフトウェアの必要条件を満たしていることを確認してください。
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアパッケージがノードにインストールされていることを確認します。
すべてのノードがクラスタに含まれていて、オンラインになっていることを確認します。
クラスタの現在の状態を表示するには、任意のノードから次のコマンドを実行します。
% cluster status |
詳細は、cluster(1CL) のマニュアルページを参照してください。
同じノード上の /var/adm/messages ログに、解決されていないエラーや警告メッセージがないかどうかを確認します。
各ノードでスーパーユーザーになります。
各ノードで、patchadd コマンドを使用して、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアのサポートに必要なパッチをインストールします。
クラスタのすべてのノードで必要なすべてのパッチをインストールしたら、各ノードで共通エージェントコンテナを起動します。
# /usr/sbin/cacaoadm start |
共通エージェントコンテナ 2 を使用する必要があります。これは /usr/sbin ディレクトリにあります。使用している共通エージェントコンテナのバージョンを確認するには、/usr/sbin/cacaoadm -V コマンドを使用します。
1 つのノードで、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアを有効にします。
# geoadm start |
クラスタにパッチをインストールする準備をしている際に削除したすべてのアプリケーションリソースグループを、保護グループに追加して戻します。
# geopg add-resource-group resourcegroup protectiongroup |
詳細は、geopg(1M) のマニュアルページを参照してください。
# geopg start protectiongroup -e local [-n] |
詳細は、geopg(1M) のマニュアルページを参照してください。
二次クラスタにパッチを適用したら、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアで妥当性テストを実行します。その後、主クラスタでこの手順を繰り返します。
クラスタ上で Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアを構成します。第 3 章「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアの有効化と構成」に進みます。