論理ホスト名は、特殊な高可用性 (HA) リソースです。クラスタ名に対応する論理ホスト名は、geoadm start コマンドを使用して構成します。このコマンドを実行する場合は、あらかじめ論理ホスト名の IP アドレスとホストマップを設定しておく必要があります。ホスト名を割り当てる前に、付録 B 「Sun Cluster Geographic Edition エンティティーに使用できる名前と値」を参照し、使用できる名前と値を確認してください。
geoadm start コマンドの使用方法については、「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアの有効化」を参照してください。
データ複製に Sun StorageTek Availability Suite を使用している場合は、複製されるデバイスグループごとに論理ホスト名が作成されます。詳細は、『Sun Cluster Geographic Edition Sun StorageTek Availability Suite 向けデータ複製ガイド』の第 1 章「Sun StorageTek Availability Suite ソフトウェアによるデータ複製」を参照してください。
次の表に、IP アドレスを必要とする Sun Cluster および Sun Cluster Geographic Edition のコンポーネントを示します。これらの IP アドレスを、次の場所に追加してください。
使用されているすべてのネーミングサービス
各クラスタノード上のローカル /etc/inet/ipnodes ファイル (Solaris OS ソフトウェアのインストール後)
Sun Cluster ソフトウェアのインストール時に IP アドレスとホストマップを構成する方法については、『Sun Cluster ソフトウェアのインストール (Solaris OS 版)』の第 2 章「クラスタへのソフトウェアのインストール」を参照してください。