Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理

Procedure2 つのクラスタ間で信頼を構成する

始める前に

次の条件が満たされているか確認します。

  1. クラスタノードの 1 つにログインします。

    この手順を行うには、Geo Management RBAC 権利プロファイルがユーザーに割り当てられている必要があります。RBAC の詳細は、「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアと RBAC」を参照してください。

  2. 公開鍵をリモートクラスタからローカルクラスタにインポートします。

    このコマンドをローカルクラスタの 1 つのノードで実行し、鍵をリモートクラスタからローカルクラスタの 1 つのノードにインポートします。


    # geops add-trust -c remotepartnerclustername
    
    -cremotepartnerclustername

    パートナーシップの形成に使用するクラスタの論理ホスト名を指定します。この論理ホスト名は Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアによって使用され、リモートパートナークラスタ名にマップされます。たとえば、リモートパートナークラスタ名は次のようになります。

    cluster-paris

    このオプションと add-trust または remote-trust サブコマンドを使用すると、リモートクラスタ上の公開鍵が格納される別名が指定されます。リモートクラスタ上の証明書の別名は、次のパターンにします。

    remotepartnercluster.certificate[0-9]*

    リモートクラスタに属する鍵の別名は、このパターンに一致するようにしてください。

    geops コマンドについては、geops(1M) のマニュアルページを参照してください。

  3. 以上の手順を、リモートパートナークラスタのノードで繰り返します。

    Sun Cluster Manager の使用を選択した場合は、この手順を省略してください。Sun Cluster Manager によってすべてのノードが 1 回で処理されます。

  4. 各クラスタの 1 つのノードから信頼を確認します。


    # geops verify-trust -c remotepartnerclustername
    

    このコマンドは、コマンドを実行したノードからパートナークラスタのすべてのノードへの信頼を検証します。Sun Cluster Manager の使用を選択した場合は、ローカルクラスタのすべてのノードからパートナークラスタのすべてのノードへの信頼を検証します。

参照

パートナーシップの構成方法とパートナーシップへの参加方法の例については、例 5–4を参照してください。