データ複製レベルでエラーが発生した場合、関連するデバイスグループの複製リソースグループ内のリソースの状態に、そのエラーが反映されます。
たとえば、Sun StorageTek Availability Suite で制御されている avsdg という名前のデバイスグループの状態が Volume failed 状態 (VF) に変わったとします。この状態は、次のリソースの状態に反映されます。
Resource Status = "FAULTED" Resource status message = "FAULTED : Volume failed" |
検証はまだ正常に実行されているので、Resource State は Online のままです。
リソースの状態が変化したため、保護グループの状態も変化します。この例の場合、ローカルの Data Replication の状態、ローカルクラスタ上の Protection Group の状態、および全体の Protection Group の状態が Error に変わります。
エラー状態から回復するには、次に示す作業内の関連する部分を実行します。
Sun StorageTek Availability Suite のマニュアルに記載されている手順に従って、FAULTED 状態になった原因を調べます。この状態は VF として示されます。
Sun StorageTek Availability Suite の所定の手順に従って、障害状態から回復します。
回復手順によってデバイスグループの状態が変化した場合、この状態は自動的にリソースによって検出され、新しい保護グループの状態として報告されます。
保護グループ構成を検証し直します。
phys-paris-1# geopg validate protectiongroupname |
Sun StorageTek Availability Suite 保護グループの名前を指定します
保護グループ構成の状態を確認します。
phys-paris-1# geopg list protectiongroupname |
Sun StorageTek Availability Suite 保護グループの名前を指定します