スイッチオーバーを行うには、主クラスタとスタンバイクラスタ間のデー タ複製が有効になっている必要があります。つまり、Oracle Data Guard Broker 構成が有効な状態です。さらに Oracle Data Guard Broker show configuration コマンドによって、SUCCESS 状態が示される必要があります。この状態は、Oracle Data Guard Broker 構成の Sun Cluster Geographic Edition 複製リソースの状態に反映され、構成によって online 状態が示されるはずです。
主クラスタからスタンバイクラスタへ保護グループのスイッチオーバーを行うには、次の条件が満たされている必要があります。
両方のクラスタで Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアが動作している。
スタンバイクラスタがパートナーシップのメンバーである。
両方のクラスタパートナーが互いに到達可能である。
保護グループの全体的な状態が OK に設定されている。
クラスタノードの 1 つにログインします。
この手順を完了するには、ユーザーに Geo Management RBAC 権利プロファイルが割り当てられている必要があります。 RBAC の詳細は、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』の「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアと RBAC」を参照してください。
スイッチオーバーを開始します。
スイッチオーバーでは、保護グループに属するアプリケーションリソースグループの停止と起動が行われます。
phys-node-n# geopg switchover [-f] -m newprimarycluster protectiongroupname |
ユーザーに確認することなく、強制的にコマンドを実行します。
保護グループの主クラスタにするクラスタの名前を指定します。
保護グループの名前を指定します。
この例では、スタンバイクラスタへのスイッチオーバーを行う方法について説明します。
phys-paris-1# geopg switchover -f -m cluster-newyork sales-pg |