Sun Java System Web Proxy Server 4.0.4 リリースノート (UNIX 版)

Sun Java System Web Proxy Server のリリースノート

このリリースノートには、Sun JavaTM System Web Proxy Server 4.0.4 製品 (以後「Proxy Server 4.0.4」または単に「プロキシサーバー」) がリリースされた時点で利用できる重要な情報が含まれています。ここでは、プラットフォームの概要と既知の問題について説明します。Sun 製品を使い始める前に、このドキュメントおよび関連ドキュメントをお読みください。

このマニュアルは、次の節で構成されています。

Sun Java System Web Proxy Server リリースの拡張機能

最新の Proxy Server リリースには、次の拡張機能が加えられています。

NSS 3.11.4 および NSPR 4.6.2 のサポート

Proxy Server 4.0.4 は、NSS (Network Security Services) 3.11.3 および NSPR (Netscape Portable Runtime) 4.6.2 をサポートしています。

アップグレードのサポート

Proxy Server 4.0.2 リリースからアップグレードの場合、インストーラは、既存の Proxy Server 4.0 インストールから新しいバージョンへのアップグレードをサポートしています。Java Enterprise System の Proxy Server 4.0.1 をインストールしている場合は、新しいリリースに対応するパッチをインストールする必要があります。

プラットフォームの概要

この節では、Proxy Server 4.0.4 でサポートされるプラットフォームコンポーネントに関する情報を示します。

この節には、次の項目があります。

プラットフォーム要件

次の表は、Proxy Server 4.0.4 プラットフォームの要件についてまとめたものです。

表 1 Proxy Server 4.0.4 のプラットフォーム要件

オペレーティングシステム 

最小限のメモリー 

推奨するメモリー 

推奨するディスク容量* 

Sun SolarisTM 8 for SPARC®

256M バイト 

512M バイト以上 

512M バイト以上 

Sun Solaris 9 for SPARC 

256M バイト 

512M バイト以上 

512M バイト以上 

Sun Solaris 10 for SPARC 

256M バイト 

512M バイト以上 

512M バイト以上 

Sun Solaris 9 for x86 

256M バイト 

512M バイト以上 

512M バイト以上 

Sun Solaris 10 for AMD OpteronTM

256M バイト 

512M バイト以上 

512M バイト以上 

Red Hat Enterprise Linux Advanced Server 3 Update 4 

256M バイト 

512M バイト以上 

512M バイト以上 

Red Hat Enterprise Linux Advanced Server 4 Update 2 

256M バイト 

512M バイト以上 

512M バイト以上 

Microsoft Windows 2000 Server Service Pack 4 

256M バイト 

512M バイト以上 

512M バイト以上 

Microsoft Windows 2000 Advanced Server 

256M バイト 

512M バイト以上 

512M バイト以上 

Microsoft Windows 2003 Enterprise Edition 

256M バイト 

512M バイト以上 

512M バイト以上 

HP-UX 11i (11.11) 

256M バイト 

512M バイト以上 

512M バイト以上 

* キャッシュ容量の設定によって決まります。デフォルトのキャッシュ容量設定は 2G バイトです。

サポートされるオペレーティングシステムに Web Proxy Servers を移動または移行するために必要な措置を講じてください。

サポートされているブラウザ

次の表は、Proxy Server 4.0.4 でサポートされるブラウザを一覧したものです。

表 2 Proxy Server 4.0.4 でサポートされるブラウザ

ブラウザ 

バージョン 

Microsoft Internet Explorer 

6.0 

Netscape NavigatorTM

7.1, 7.2 

MozillaTM

1.4.1, 1.7.2 

ブラウザは Java に対応している必要があります。

ハードウェアおよびソフトウェアの要件

「プラットフォーム要件」に一覧した UNIX オペレーティングシステムのメモリーおよびディスク容量の要件に加えて、システムには適切なスワップ容量も必要です。

必要なパッチ

適用可能な最新のパッチを使用して、オペレーティングシステムをアップデートすることをお勧めします。必要なパッチをプラットフォーム別に示します。

Solaris のパッチ

Solaris SPARC および x86 では、Proxy Server 4.0.4 に次のパッチレベルが必要です。

Solaris 8 (SPARC)

Solaris 9 (SPARC)

Solaris 9 (x86)

Solaris 10 SPARC

不要

Solaris 10 (x86)

Linux のパッチ

Linux では、Proxy Server 4.0.4 に次のパッチレベルが必要です。

Red Hat Enterprise Linux Advanced Server 3

Red Hat Enterprise Linux Advanced Server 4

HP-UX のパッチ

Java Out-of-Box ツールは、必要なカーネル調整可能パラメータを構成するために使用されます。カーネルの値を変更するには、このツールを使用することをお勧めします。必要に応じて、次に示す調整可能パラメータが右側の値以上になるように変更してください。


注意 – 注意 –

カーネル調整可能パラメータの変更は、システムに悪影響を及ぼす可能性があります。変更内容を完全に理解していない場合は変更しないでください。


2007 年の US DST の変更の影響

米国では、3 月の第 2 日曜日にサマータイム (DST) が始まり、11 月の第 1 日曜日に終了します。これは、オペレーティングシステムの日付と時刻の規則に影響を与えます。

ログファイルに US タイムゾーンの正しい時刻が記録されており、管理サーバーがこの変更の影響を受けていないことを確認するには、次のようにすることをお勧めします。

マニュアルへのアクセス

Sun Java System Web Proxy Server 4.0.4 のマニュアルはさまざまな方法で提供されています。

障害者のためのアクセシビリティー機能

このメディアの出版以降にリリースされたアクセシビリティー機能を入手するには、Sun に米国リハビリテーション法 508 条に関する製品評価資料を請求し、その内容を確認して、どのバージョンが、アクセシビリティーに対応したソリューションを配備するためにもっとも適しているかを特定してください。最新バージョンのアプリケーションは、http://sun.com/software/javaenterprisesystem/get.html にあります。

アクセシビリティーに対する Sun の取り組みについては、http://sun.com/access を参照してください。

修正済みの問題

この節では、次のリリースで修正されたもっとも重要な問題を一覧表示します。

4.0.4 で修正された問題

次の表に、Sun Java System Web Proxy Server 4.0.4 で修正された問題を示します。

表 3 Sun Java System Web Proxy Server 4.0.4 で修正された問題

ID 

概要 

4973509 

Cache-Control 指令が private=list あるいは no-cache=list の場合、複数の値に対してはサポートされていません。

4973523 

HEAD 要求はキャッシュされません。 

4973652 

プロキシサーバー は、65536 バイトの長さの URI をサポートしません。 

4999184 

プロキシサーバーが Web サーバーをポイントする逆プロキシモードで構成されている場合、Web サーバーがダウンした場合に表示されるエラーメッセージにプロキシサーバーを利用していることが表示されるべきではありません。 

5093104 

プロキシサーバーの管理インタフェースでは、クライアント IP 転送で HTTP ヘッダーのあとに空白を入れることができてしまいます。 

6208895 

プロキシサーバーを経由して Microsoft IIS FTP サーバーに送信される FTP 要求が機能しません。 

6214329 

「HTTP4352: zlib internal error」がエラーログとしてエラーに記録されています。 

6233086 

マルチバイトのユーザー名でクライアント資格を送信する場合、有効性チェックを追加する必要があります。 

6243358 

削除されたユーザーがグループの一部として表示され続けます。 

6245972 

「Administer Access Control」ページで設定したユーザー権限が機能しません。 

6246562 

クラスタを使って別のロケールおよびプラットフォームにインストールされた一連のサーバーの停止に失敗します。 

6253844 

「zh-cn」ロケールでは プロキシサーバーのオンラインヘルプが英語で表示されます。 

6255761 

インストーラのヘルプページにコンテンツがありません。 

6255838 

SOCKS サーバーを停止せずにプロキシサーバーインスタンスを削除し、新しいインスタンスを作成すると、ポートが使用中であるため、新しいインスタンスで SOCKS サーバーを起動できません。 

6256442 

インストーラは、英語で「Password should be at least 8 characters」というエラーメッセージを表示します。 

6266497 

管理インタフェースは、重複したポート番号の使用を「Add Server」ページで許可してしまいます。 

6268356 

Windows で、system32 ディレクトリに libnspr4.dll が存在しない場合に SNMP サービスが動作しません。

6274424 

Windows で状態ファイルの defaultInstallDirectory の値が間違っています。インストーラでのデフォルトインストールディレクトリは c:\sun\ProxyServer40 ですが、setup --savestate コマンドを使用して生成された状態ファイルに c:\sun\ProxyServer40 がデフォルトインストールディレクトリとして存在しません。状態ファイルはデフォルトインストールディレクトリとして UNIX テンプレート値を表示します。

6304981 

Linux マシンに ksh がインストールされていない場合、プロキシサーバーのインストールが失敗します。 

6310283 

プロキシサーバーの管理インタフェースでは、タブに間違ったページコンテンツが表示されることがあります。 

6312087 

ローカライズされたオンラインヘルプは、関連した内容を表示しません。 

6313904 

管理サーバーは、別の IP アドレスで使用されているポート番号での待機ソケットの設定を許可しません。 

6321797 

『Proxy Server 4.0.3 Configuration File Reference』は、flex-init パラメータno-format-str.access の情報により更新されています。

6331035 

負荷分散機能は、正規表現でのみ機能します。 

6333355 

ACL キャッシュが有効になっている場合、ACL のユーザーおよびグループの定義は LDAP エントリの場合と正確に一致した ACL キャッシュをする必要があります。 

6337657 

分散管理の構成を試行すると、プロキシサーバーは内部サーバーエラーメッセージを表示します。 

6369549 

JavaES 5 にプロキシのパッチをインストールすると、Linux にエラーが発生します。 

6371618 

「Compression Level」を「なし」に変更できません。マニュアルに、圧縮レベルとして何を選択するか記述するべきです。

6380736 

「Set GC Preferences」ページで「Explicit GC」を選択した場合、「Schedule GC」ページが表示されません。 

6382393 

プロキシサーバーは FTP のアップロードを実行できません。 

6382692 

移行中、3.6 obj.conf 内の書式文字列 Req->vars.pauth-userReq->vars.auth-user に変更されるべきです。

6383320 

コンテンツファイル名に空白文字または日本語の文字が含まれる場合、キャッシュファイルを削除できません。 

6383435 

sockd プロセスは、Linux で大量のメモリーを使用します。

6387166 

プロキシサーバーの管理インタフェースの「View Server Settings」ページで、MaxProcs 値が表示されません。

6388818 

SOCKS サーバーでは、ディレクトリサービス ID をデフォルトにする必要があります。 

6390034 

libnspr4.dll は、system32 ディレクトリではなく、 <install-dir>\bin\proxy\bin ディレクトリで最初に参照されるべきです。

6390054 

管理インタフェースのバージョンウィンドウで著作権の年を変更するべきです。 

6399395 

「Select Directory Service」ページがディレクトリサービスの選択肢を反映しません。 

6402589 

http-client-config 機能は、より一層具体的なオブジェクトの設定を適用しません。

6411505 

管理インタフェースの「Redirect URL」ページが予想通りに機能しません。 

6412129 

Proxy Server 3.6 インスタンスに fn=“block-ip” という設定が見つからない場合、Proxy Server 4.0 移行ツールがその行を追加する必要があります。

6414355 

Linux でコマンド batchupdate を無効な bu.conf ファイルで実行すると、セグメンテーションのエラーを引き起こします。

6415125 

コンパイラを Sun Studio 8 から Sun Studio 10 に変更します。 

6416272 

サーバーユーザーの変更後、プロキシサーバーが正しく起動しません。 

6417755 

「Previous」、「Main」、「Next 」などのリンクがプロキシサーバーのオンラインヘルプでローカライズされていません。 

6419925 

プロキシサーバーで、さらに多くのキャッシュ関連の統計情報が必要です。 

6423487 

オンラインヘルプに DNS 統計を有効にする方法についての詳細が追加されました。 

6425025 

url-prefix パラメータが明示的に指定されていないかぎり、指令 host-map が機能しません。

6425026 

プロキシサーバーは Accept-Encoding ヘッダーに基づいてキャッシュオブジェクトを識別する必要があります。 

6425038 

プロキシサーバーは、cache-local の値を 1 に設定して逆プロキシとして動作している間は query-maxlen を考慮しません。

6425601 

特定の状況で、自動ガベージコレクションが機能しません。 

6425752 

キャッシュからの 304 応答でヘッダーが重複しています。 

6426543 

キャッシュの反復子の処理でメモリーリークが発生しています。 

6427137 

プロキシサーバーは応答でマイクロバージョン番号を送信します。 

6433285 

プロキシのコアエラーメッセージの一部がローカライズされません。 

6433776 

コマンド cbuild の実行時、.sects ファイルが作成されません。

6433807 

Windows で、プロキシサーバーと管理サーバーがスタートアップ メッセージに誤ったバージョン番号を表示します。 

6434137 

プロキシサーバーがタイムアウト時に誤ったエラーメッセージを表示します。 

6435491 

『Proxy Server 4.0.4 Configuration File Reference』の第 5 章のサービスの派生についての節で、type パラメータへの参照が削除されています。

6441601 

『Proxy Server 4.0.4 管理ガイド』の第 5 章に、証明書発行局のルート鍵または自己署名アプリケーションをロードする必要性を説明するために注記が追加されています。

6442054 

『Proxy Server 4.0.4 管理ガイド』の第 5 章「SSL を使用した LDAP との通信」節で、LDAP ルート CA 証明書のプロキシサーバーへのインポートについての情報が更新されています。

6442071 

『Proxy Server 4.0.4 管理ガイド』の第 5 章に、管理サーバーへのアクセスのセキュリティー保護について説明する新しい節が追加されています。

6442090 

『Proxy Server 4.0.4 Installation and Migration Guide』で、次のことを明らかにするために説明が追加されています。

- Web Proxy Server は root 以外のユーザーとしてインストールできます。 

- Web Proxy Server は root 以外のユーザーとして実行できます。 

6442091 

キャッシュは、期間に必要な遅延を追加して current_age の値を正しく計算できる必要があります。

6442641 

Proxy Server 4.0 が、コンテンツ長を指定する CONNECT 要求で正常に動作しません。 

6443160 

HP-UX では、zlib ライブラリが JavaES 5 向けの製品とともにパッケージされる必要があります。 

6443720 

アクセスログファイルにログ情報が含まれていない場合は、Log Analyzer に問題がある可能性があります。 

6443731 

Windows 2000 SP4 で JavaES 環境での設定後、システムを再起動する必要があります。 

6444332 

HP-UX で batchupdate を無効な bu.conf で実行すると、セグメント例外を引き起こします。

6444363 

HP-UX で、ルートユーザー以外ではプロキシインスタンスは作成されません。 

6444942 

存在しないインスタンス上でコマンド cachegc を実行すると失敗します。

6445440 

エラーメッセージのローカライズが不完全です。 

6446098 

HP-UX で「View URL Database」ページに内部エラーがあります。 

6446349 

HP-UX での負荷テストの結果、mmap() 障害が発生しました。 

6446933 

『Proxy Server 4.0.4 Configuration File Reference』で、docs ディレクトリへの参照が削除されています。

6447423 

Proxy Server 4.0 で、デーモンの構造が正しく開放されないためにメモリーリークが発生しています。 

6447427 

Proxy Server 4.0 で、共通クライアントのチャネルの取得中にメモリーリークが発生しています。 

6447476 

プロキシサーバー管理インタフェースで、キャッシュパーティションのサイズが常に 0 と表示されます。 

6450886 

socks5.conf パラメータ SOCKS5_TIMEOUT の新しい最大値である 360 分が『Proxy Server 4.0.4 Configuration File Reference』に記載されています。

6454032 

Address 指令が設定されるたびに、プロキシサーバーが同じポートにバインドされます。 

6455411 

Windows で、プロキシサーバーが JavaES 4 と JavaES 5 の共存をサポートする必要があります。 

6459839 

キャッシュを使用不可にしてプロキシサーバーを 3.6 から 4.0.3 に移行すると、使用できないサーバーインスタンスが発生します。 

6461889 

変換されたデータが HTML フィルタによって破壊されました。 

6461896 

HTML タグフィルタがソースドキュメントを変換した際に、コンテンツ長を更新していません。 

6461991 

proxyResources.properties ファイルの英語ソースに文字の間違いがあります。

6462366 

HP-UX で SOCKS ネームサーバーの設定後、プロキシサーバーの再起動が失敗しました。 

6463404 

あるユーザーがすべてのプログラムへのアクセスを許可された場合、分散管理が正しく機能しません。 

6463927 

テンプレートファイル WPSProp.properties に Windows プラットフォームのエントリが含まれます。

6465608 

Windows でプロキシサーバーのインストール時に、管理サーバー用に「Stop Admin Server」のショートカットが作成されません。 

6465984 

ファイル proxyResources.properties に重複したキーが含まれています。

6466452 

プロキシサーバーが、インストーラレジストリキーを Entsys から Entsys5 に更新する必要があります。 

6467644 

Windows Server 2003 Enterprise プラットフォームで、 reconfig.bat の実行が失敗しました。

6470294 

Windows で、キャッシュのセクションを減らすために cbuild.exe を実行しても、セクションが正しく削除されません。

6473677 

JavaES 4 システムでパッチ 120981–08/120982–08 を適用後、プロキシサーバーが起動しません。 

6478407 

『Proxy Server 4.0.4 管理ガイド』の第 7 章「SSL が有効なサーバーの起動」節で、起動スクリプトの修正を促す提案が削除されています。

6480637 

プロキシサーバーが 1 時間置きにクラッシュします。 

6484781 

分散管理を有効にしたあと、認証されていないユーザーまで管理サーバーにログイン可能になります。 

6485988 

『Proxy Server 4.0.4 Configuration File Reference』の第 5 章の送信エラーについての節が更新されて、Web Server の HTTP レスポンスには送信エラーは影響しないという注記が追加されています。

6505480 

HP-UX でのプロキシサーバーのスタンドアロンインストールで、HP-UX 11.11 でのインストールが失敗します。 

6519072 

Proxy Server 4.0.4 のスタンドアロンインストール用のインストーラには、2007 年の US DST の変更に対応する JRE バージョンが組み込まれている必要があります。対応する JRE バージョンは、Solaris、Windows、および Linux の場合は 1.4.2_13 です。HP-UX の場合は JRE バージョン 1.4.2.12 です。 

6519113 

『Proxy Server 4.0.4 Configuration File Reference』の第 5 章のエラーについての節が更新されて、エラー応答コード 404 および 500 への参照が削除されています。

6511549 

HP-UX でのプロキシサーバーのスタンドアロンインストールで、CLI モードでインストールが失敗します。 

6520577 

『Proxy Server 4.0.4 管理ガイド』の仮想マルチホスティングについての節が更新されて、まずリバースマッピングを指定してからその他のマッピングを指定すべきであるという注記が追加されています。

4.0.3 で修正された問題

次の表に、Sun Java System Web Proxy Server 4.0.3 で修正された問題を示します。

表 4 Sun Java System Web Proxy Server 4.0.3 で修正された問題

ID 

概要 

6191615 

起動時に特定の正規表現を URL フィルタとして使用すると、Proxy Server がクラッシュします。 

6213012 

Windows 上の ROTATELOGS イベントは、指定された時間に起動されません。 

6213726 

転送時間レポートが、常に「0.00 sec/req」という値を報告します。 

6215659 

転送時間配布レポートが、常に「< 1 sec [100.0%]」という値を示します。 

6239292 

アクセスログファイルにログ情報がない場合の、Extended2 形式の Log Analyzer エラー。 

6242032 

『Proxy Server 4.0.2 管理ガイド』の第 7 章の「システムの詳細設定」節での Parent Array の説明が間違っています。正しい説明は、「親配列とは、プロキシまたはプロキシ配列メンバーがルーティングに使用するプロキシ配列のことです」。

6264079 

管理インタフェースがディレクトリサービスのデフォルト値である default を上書きします。

6275141 

Proxy Server 4.0.2 でファイルキャッシュ機能は GUI に表示され、「Server Manager」>「Caching」>「Configure File Cache」ページに説明がありますが、この機能は実装されていません。 

6270693 

Filter 指令が要求ごとに 2 回呼び出されることがあります。

6285076 

SOCKS サーバーはユーザー認証用に LDAP とパスワードファイルの両方にメソッドが設定されている場合に処理できません。 

6285183 

Windows で PR_MemUnmap() 呼び出しによってエラーが発生します。

6285791 

JavaES 4 の SOCKS サーバーの start コマンド行の問題はこのリリースで修正されましたが、JavaES 4 インストールで作成された既存のインスタンスでは、最新の 4.0.3 パッチにアップグレードしたあとも問題が残ります。アップグレード後に作成された新しいインスタンスにはこの問題はありません。この問題は、Web Proxy Server のスタンドアロンインストールでは発生しません。

6289188 

root 以外のユーザーとして Proxy Server 4.0 をインストールし、root ユーザーとして管理サーバーをインストールした場合、管理ユーザーインタフェースでキャッシュ設定を変更すると、キャッシュファイルおよびキャッシュディレクトリのアクセス権が root 以外から root に変更されます。 

6292729 

「Client IP Addressing Forwarding」のデフォルト設定は「ブロック」にします。 

6294282 

Proxy Server 4.0 管理インタフェースでパターンに「\」を含むリソースの ACL を正しく設定できません。 

6294563 

アクセスログ形式のデフォルト設定は Web Server とは異なります。 

6295286 

『Proxy Server 4.0.2 管理ガイド』の第 14 章の「逆プロキシの設定」節では、手順 5 で、「/」マッピングは管理 GUI が自動的に表示する「Map Source Prefix:」テキストボックスの内容をユーザーが変更しない場合にのみ追加されることに注意を促す必要があります。

6296870 

管理インタフェースにキャッシュセクションテーブルの詳細が正しく表示されません。 

6299913 

Proxy 3.6 から 4.0 への移行中に ConnAddress 指令が Address に変わりません。

6300480 

Proxy 3.6 から 4.0 への移行中に「キャッシュ」タブの設定が正常に移行されません。 

6300615 

ローカライズされたコアメッセージにメタタグがありません。 

6301140 

キャッシュが無効になっているプロキシのインスタンスの移行時に、移行によって無効なキャッシュエントリが作成されます。 

6303619 

default 以外の名前で登録されているデータベースで ACL が正しく機能しません。

6304354 

「Do Not Log Client Accesses From」オプションが反映されない構成が作成されます。 

6311548 

Proxy Server 4.0 はアクセスログに auth-user の代わりに pauth-user を使用します。

6312044 

Proxy Server 4.0 管理インタフェースでは、「Monitor Current Activity」ページの「Server Status」タブは 「DNS」、「Keep-Alive」、「Cache Statistics」では更新されません。 

6313910 

Windows では、ヘッダー名の書き換え機能に失敗し、「Internal server error occurred」というメッセージが表示されます。 

6313959 

『Proxy Server 4.0.2 管理ガイド』の第 12 章の「ファイルキャッシュを設定するには」節の手順 1 の説明は誤っています。正しい説明は、「Server Manager から、「Caching」タブをクリックします」です。

6313960 

『Proxy Server 4.0.2 管理ガイド』の第 12 章の「バッチ更新を作成するには」節には、「Timing セクション」を参照する手順 10 があります。この手順は誤っています。「Set Cache Batch Updates」ページには「Timing」セクションはありません。

6316289 

『Proxy Server 4.0.2 管理ガイド』の第 12 章の「キャッシュのディレクトリ構造の構築」節には、図 12-2 ではなく、図 12-1 を参照する例が掲載されています。

6325537 

管理インタフェースで RqThrottle 値を変更できません。

6325616 

定期的な (明示的な) ガベージコレクションでキャッシュがクリアされません。 

6328678 

管理インタフェースから、ICP timeout 値を 400 ミリ秒未満に設定できません。

6331044 

『Proxy Server 4.0.2 管理ガイド』のまえがきで、「マニュアルの使用」節に、Proxy Server 4 マニュアルの場所を指定しています。

http://docs.sun.com/app/docs/prod/s1.webproxys#hic

この節では、次の場所の Proxy Server 4.0.2 マニュアルを指示する必要があります。http://docs.sun.com/app/docs/coll/1311.2

6334854 

Web Proxy Server のドキュメントと sun-web-proxy-server_4_0.dtd に不一致があります。

6337102 

Web Proxy Server が DNS fn = “dns-config” local-domain-levels = “8” でクラッシュします。

6338719 

Proxy Server のパッチアップグレードが Linux AS 3.0 上で異なる場所にインストールされます。 

6338875 

Proxy 4.0.1 FTP クライアントがシンボリックリンクを正しく処理できません。 

6350957 

『Proxy Server 4.0.2 管理ガイド』の第 5 章の「待機ソケットのセキュリティーの有効化」節では、セキュリティーは逆プロキシモードでのみ有効にすることができ、順プロキシモードでは有効にできないことが述べられていません。

また、第 8 章の「ユーザーとグループの指定」節では、セキュリティーは逆プロキシモードでのみ有効にすることができ、順プロキシモードでは有効にできないことが述べられていません。 

6365433 

Proxy Server の管理インタフェースで自動開始オプションが選択されている場合、Proxy Server インスタンスを作成できません。 

6367375 

親プロキシがある場合、CONNECT とのマッピングが機能しません。 

6369095 

Proxy Server 4.0 でのメモリーリーク。 

6371084 

Web サーバーの IP アドレスを使用している場合、連鎖プロキシ環境で SSL サイトの要求が機能しません。 

6371618 

「Compression Level」を「なし」に変更できません。 

6371731 

“connect://.*:563” がデフォルトリソースにありません。

6371793 

pkginfo は SUNWproxy-l10n の $distro を表示します。

6373101 

管理サーバーが ssl-client-config に対して無効なパラメータを作成します。 

6373622 

cache-disable SAF が説明されていません。

6374279 

WebDAV OPTIONS メソッドへの応答が RFC2518 に準拠していません。

6376065 

max-uncheck 関数が予想通りに機能しません。

6376153 

Proxy Server 4.0.2 は、ftp/gopher プロトコルのキャッシュを更新しません。 

6381373 

キャッシュがすでに温まっている場合、再起動後の実行中に Proxy Server がクラッシュします。 

6381419 

Cache-last-checked ヘッダーの値が無効です。 

6381424 

警告ヘッダーはホストを含んでいるべきです。エージェントのポート値がこのヘッダーを追加します。 

6382729 

Proxy Server は utf-8 エンコードパラメータを受け入れません。 

6383301 

Proxy Server 4.0 はチャネルプールに問題があります。 

6383456 

Proxy Server 4.0.2 は Linux で高度な CPU を使用します。 

6384616 

Proxy Server 4.0.3 オンラインヘルプには、文字の間違いがあります。 

6385902 

アクセスログ設定の設定の形式はデフォルト形式と一致しません。 

6387772 

バグ (6325537、6303619) が修正されたため OLH の変更をローカライズする必要があります。 

6387901 

『Proxy Server 4.0.2 管理ガイド 』の第 11 章の「プロキシサーバーの連鎖」節は明確ではありません。

6388156 

キャッシュファイルのヘッダーが壊れる可能性があります。 

6390237 

応答にコンテンツの 2 倍の長さのヘッダーが含まれている場合、プロキシは間違ったコンテンツの長さを渡します。 

6392875 

regexp-map が接続のために機能しません。

6393573 

DNS fn=“dns-config” local-domain-levels=“1” の場合、Proxy 4.0.2 がクラッシュします。

6394287 

SOCKS プロセスが頻繁にポーリングしすぎるため、sockd プロセスが CPU の約 50% を使用しています。

6395473 

「遅い」クライアントを処理している場合の Proxy Server 4.0 での高度な CPU 使用問題。 

6395889 

Proxy Server 4.0.2 を使用している場合に、Windows Server Update Service (WSUS) が機能しません。 

6400981 

socks5.conf で設定されている SOCKS5_TIMEOUT 値が無視されます。

6402698 

FTP クライアントでの高度な CPU の使用。 

6418214 

Proxy Server 4.0 ガベージコレクション機能での問題。 

6424527 

cache-control ヘッダーのエントリが空のリクエストでは、処理中に Proxy Server がクラッシュします。 

4.0.2 で修正された問題

次の表に、Sun Java System Web Proxy Server 4.0.2 で修正された問題を示します。

表 5 Sun Java System Web Proxy Server 4.0.2 で修正された問題

ID 

概要 

5097664 

ssl-tunnel-timeout パラメータが Windows で機能しません。

6225025 

ftp-listing-width パラメータが正しく機能しません。

6251805 

アーカイブのログを変更するとクラッシュします。 

6262277 

ICP のタイムアウトの最小値を 400 から 50 に変更します。

6292690 

Proxy Server 4 で、IE 6.0 を使用して管理インタフェースにアクセスしているときに、「Manage Sections」>「Partition」を使用して元のパーティションを選択できません。 

6292786 

Proxy Server で、転送時間やその他の時間がアクセスログに書き込まれません。 

6308714 

umask が 022 に設定されていない場合に、Proxy Server の起動に失敗します。 

6310909 

Proxy Server 4.0.1 ポイント製品で、製品名のバージョン文字列がフランス語ロケールで 2005Q3 から 2005T3 に誤って訳されています。 

6310910 

Proxy Server 4.0.1 ポイント製品で、フランス語ロケールのインストーラメッセージ中のアポストロフィーが多数欠落しています。 

6310944 

Proxy Server 4.0.1 ポイント製品で、CLI インストーラがライセンスを表示しません。 

6310961 

Proxy Server 4.0.1 ポイント製品で、スペイン語ロケールのライセンスインストーラ画面の「Yes」がローカライズされていません。 

6312723 

Proxy Server 4.0 を使用しているときに、IP アドレスで SSL サイトにアクセスできません。 

6313981 

Proxy Server 4 で、管理インタフェースを使用して新しい逆マッピングを作成したあとで「Rewrite Content Location」および「Rewrite Headername」の値を変更できません。 

6315817 

複数の同時 CONNECT (SSL トンネリング) 要求によって、スレッドが不足します。 

6330348 

負荷実行時に Solaris 10 のプロキシプロセスによってメモリーが大量に使用されます。 

6333995 

CONNECT の負荷テストの実行時にメモリーリークが発生します。 

6335919 

FTP サーバーが閉じていると、Proxy Server の FTP クライアントの接続が閉じません。 

6335922 

Proxy Server の FTP クライアントが USER 要求を FTP サーバーに送信しません。 

6336550 

Proxy Server 4.0 インストールを含むディレクトリに Proxy Server 4.0.1 をインストールしようとするとエラーが発生します。 

4.0.1 で修正された問題

次の表に、Sun Java System Web Proxy Server 4.0.1 で修正された問題を示します。

表 6 Sun Java System Web Proxy Server 4.0.1 で修正された問題

ID 

概要 

2126143 

同じ正規表現がアクセス制御とルーティングでは機能しますが、URL フィルタでは機能しません。 

2126380 

プロキシ サーバーの ICP プロセスのメモリーリーク。 

6231283 

Linux Red Hat Advanced Server 3.0 上の管理サーバーが起動に失敗します。 

6237346 

flexanlg ユーティリティーが、Extended2 ログファイル形式でのログ分析レポートの生成時に、コアダンプを出力します。

6240767 

管理サーバーおよびプロキシサーバーインスタンスの追加/編集待機ソケットが、使用されているポートを確認しません。 

6242627 

ローカライズされたコアメッセージが表示されません。 

6243369 

SOCKS に関連するページでマルチバイト文字のエントリは避ける必要があります。 

6244103 

Linux Advanced Server 3.0 韓国語ロケールでプロキシサーバーインスタンスの「Set Connectivity Mode」ページにアクセスすると、内部サーバーエラーが表示されます。 

6245408 

管理者ユーザーとプロキシインスタンスユーザーが異なる場合に、新しく追加したパーティションにアクセスすると、内部エラーが表示されます。 

6249166 

プロキシサーバーへのアクセス時に、URL のホスト名が localhost に置換されると、「Cluster」タブの「Control Cluster」、「Modify Server」、「Remove Server」ページの表示が一致しません。

6253014 

Linux Red Hat Advanced Server 3.0 上の obj.conf ファイルに、9 つを超える NameTrans ディレクティブが存在すると、init-proxy SAF でクラッシュが発生します。

6254508 

セグメンテーションのエラーによって、バッチの更新コマンドが終了します。 

6255214 

マルチバイト文字から構成されるコンテンツ URL 書き換えページのエントリを編集または削除できません。 

6255216 

socks5.conf 内の特定の LDAP エントリによって、socksd クラッシュが発生します。

6259314 

ローカライズされた一部のオンラインヘルプページが英語のオンラインヘルプページと同期化されていません。 

6261440 

インストール ディレクトリに、重複した英語オンライン ヘルプが存在します。 

6263694 

「Add and Replace Compromised Key List」ページおよび「Add and Replace Certificate Revocation List」ページでオンラインヘルプが利用できません。 

6263721 

Server Manager の「Add/Replace Cert」ページについて誤ったヘルプページが表示されます。 

6274186 

サーバーインスタンスを削除できません。 

6276398 

基本ワークスペースからローカライズされたオンラインヘルプを削除します。 

6285078 

SOCKS 要求の認証の失敗のエントリがログファイルに記録されません。 

6285779 

serverID にスペースが含まれる場合に、プロキシサーバーインスタンスが起動できません。 

6285788 

認証を使用している場合に、SOCKS サーバーがクラッシュします。 

6289242 

Proxy Server 4 の HTTP Smuggling (スマグリング)。 

6293449 

Proxy Server 4 が CONNECT メソッドでただちに接続を閉じません。 

6295622 

関数 ConnAddress は、Proxy Server 4.0 で実現されていません (説明もありません)。

6296169 

他のロケールでインストールされた Proxy Server 4 のヘッダー Cache-last-checked が壊れています。

6296225 

DNS キャッシュが有効にされている場合に、Proxy Server インスタンスが断続的にクラッシュすることがあります。 

6301786 

Solaris 9 x86、Linux AS 3.0 で、ローカライズされたコアメッセージが表示されません。 

6311463 

プロキシプロセスで、時間と共にオープンファイル記述子の数が増加し続け、プロキシのファイル記述子が不足し、接続がドロップします。 

既知の問題

この節では、Sun Java System Web Proxy Server 4.0.4 がリリースされた時点での、より重要な既知の問題および制限を一覧表示します。問題をカテゴリごとに記述します。

管理

次の表は、管理ユーザーインタフェースに関連した既知の問題を一覧したものです。

表 7 管理における既知の問題

ID 

概要 

6212701 

サーバーインスタンスの起動に失敗すると、相反するエラーメッセージが表示されます。 

管理インタフェースが間違った情報を構成ファイルに書き込む可能性は非常に低いため、この相反するエラーメッセージが表示されることはめったにありません。ユーザーが手動で間違った情報を構成ファイルに書き込んだ場合にのみ可能性があります。 

6224535 

HTTP クライアントの timeout および retries パラメータは、管理インタフェースを使用して設定することはできません。


注 –

init-proxytimeout パラメータが予想通りに機能しません。代わりに http-client-config SAF を使用します。


回避策

timeout パラメータのデフォルト値は 5 分ですが、obj.conf ファイルの http-client-config SAF に timeout= 秒数 というパラメータを含めることによって設定できます。

retries パラメータのデフォルト値は 3 です。要求の再試行回数は、obj.conf ファイルの http-client-config SAF に retries= 再試行回数 というパラメータを含めることによって 設定できます。

有効なタイムアウトは、timeout x (retries+1) となります。

6231297 

SOCKS 設定に変更を加えて、SOCKS サーバーの代わりに Proxy Server を再起動した場合は、「Restart Required」リンクが消えます。 

6484502 

プロキシサーバーの管理インタフェースがローカライズされていません。 

6509535 

米国では、3 月の第 2 日曜日にサマータイム (DST) が始まり、11 月の第 1 日曜日に終了します。これは、オペレーティングシステムと JRE の日付と時刻の規則に影響を与えます。 

 

Proxy Server 4.0.4 のスタンドアロンバージョンでは、2007 年の DST の変更に対応する JRE バージョンがインストーラにバンドルされています (「4.0.4 で修正された問題」 の ID 番号 6519072 を参照)。ただし、回避策の手順 1 の説明に従って適切なオペレーティングシステムのパッチをインストールすることにより、オペレーティングシステムの日付と時刻の規則への影響に対処する必要があります。

 

Proxy Server 4.0.4 の JavaES 5 インストールでは、オペレーティングシステムのパッチとともに DST 互換バージョンの JRE もインストールする必要があります。回避策の手順 1 および 2 に従ってください。 

回避策

  1. 適切なオペレーティングシステムのパッチをダウンロードして使用します。Solaris パッチは、http://sunsolve.sun.com/search/document.do?assetkey=1-26-102775-1 からダウンロードできます。

    その他のプラットフォームの場合は、同様のDST 互換パッチをオペレーティングシステムのベンダーの Web サイトからダウンロードしてください。

  2. Solaris、Windows、および Linux プラットフォームの場合は、JRE 1.4.2_13 を使用してプロキシサーバーを実行してください。HP-UX プラットフォームの場合は、JRE 1.4.2.12 を使用してプロキシサーバーを実行してください。

キャッシュ

次の表は、キャッシュに関連した既知の問題を一覧したものです。

表 8 キャッシュにおける既知の問題

ID 

概要 

6229823 

新しいパーティションを追加すると、パーティションのサイズに関係なく、デフォルトのセクション s0.0 も作成されます。エラーファイルに警告メッセージが記録されます。 

回避策

cbuild ユーティリティーを使用して、新しいパーティションを追加するか、または新しいキャッシュパーティション下の s0.0 フォルダを削除し、プロキシサーバーを再起動します。

エラーメッセージは無視してかまいません。 

インストール

次の表は、インストールに関連した既知の問題を一覧したものです。

表 9 インストールにおける既知の問題

ID 

概要 

6205683 

Windows 上のコンソールインストールに失敗します。 

6255325 

root ユーザーでないユーザーが Proxy Server をインストールし、/var/opt/sun/install ディレクトリが存在しない場合、インストーラは例外をスローし、Linux でのインストールは失敗します。

6353576 

サイレントアップグレードインストールが機能しません。 

国際化

次の表は、国際化に関連した既知の問題を一覧したものです。

表 10 国際化における既知の問題

ID 

概要 

6233080 

ルーティングが別のプロキシサーバーを使って設定されている場合、「Disable Proxying」オプションはマルチバイトデータ (URL エンコード) の URL では機能しません。 

6233090 

マルチバイトデータ (URL エンコード) の URL をマップできません。 

6297168 

異なるシステムエンコーディングでサーバーを起動すると、そのシステムエンコーディングのシステムによってエラーが発生し、エラーログに記録されます。管理サーバーから表示すると、エラーログには正しく表示されないシステムエンコーディングの文字が含まれる場合があります。 

回避策

エラーログが管理インタフェースで正しく表示できるように、ブラウザのエンコーディングを OS ロケールに合うように変更します。しかし、この手順は他のページに移動して「View Error Log」に戻るたびに必要となります。 

6300080 

プロキシサーバーのコンテンツ書き換え関数が矛盾しています。 

6526476 および 6526488 

HP-UX でのプロキシサーバーのスタンドアロンインストールでは、GUI モードでインストールを行うと日本語の文字が正しく表示されません (ID 番号 6526476)。そのままインストールを続行すると、インスタンスの作成中にエラーが発生します (ID 番号 6526488)。 

回避策

次のいずれかの回避策を使用できます。 

  • HP-UX の日本語ロケールでは CLI モードのインストールを使用します。

  • 文字が破壊されて表示されていても、インストールを続行します。インストーラがインスタンスの作成に失敗した場合は、管理インタフェースにログオンしてインスタンスを作成します。

6526990 

ローカライズされたオンラインヘルプに壊れたリンクが含まれています。 

SOCKS

次の表は、SOCKS に関連した既知の問題を一覧したものです。

表 11 SOCKS における既知の問題

ID 

概要 

6245453 

更新抑制機能は GUI に表示され、「Server Manager」>「SOCKS」>「Configure SOCKS v5」ページに説明がありますが、この機能は実装されていません。 

6263389 

Windows で同じポートを使用して SOCKS の 2 つのインスタンスを起動すると、エラーがレポートされません。 

6285791 

JavaES 4 の SOCKS サーバーの start コマンド行の問題はこのリリースで修正されましたが、JavaES 4 インストールで作成された既存のインスタンスでは、最新の 4.0.3 パッチにアップグレードしたあとも問題が残ります。アップグレード後に作成された新しいインスタンスにはこの問題はありません。この問題は、Web Proxy Server のスタンドアロンインストールでは発生しません。

問題の報告とフィードバックの方法

Sun Java System Web Proxy Server 4.0.4 の使用にあたって問題が発生した場合は、次のいずれかの方法で Sun のカスタマサポートにお問い合わせください。

最善の問題解決のため、サポートにお問い合わせの際は次の情報を提供してください。

ご意見、ご要望の送付先

マニュアルの品質改善のため、お客様からのご意見およびご要望をお待ちしております。ご意見は次の Web サイトから送信できます。http://docs.sun.com/app/docs/form/comments

その他の Sun のリソース

Sun Java Systems の有用な情報は、次の場所から入手できます。

Sun 製品資料の検索

Sun 製品資料の検索には、docs.sun.comSM Web サイトだけでなく検索エンジンも使用することができます。その場合は検索フィールドに次の構文を入力します。

<search-term> site:docs.sun.com

たとえば、「Web Proxy Server」を検索するには、次のように入力します。

Web Proxy Server site:docs.sun.com

検索に java.sun.com www.sun.comdevelopers.sun.com などほかの Sun Web サイトも含めるには、「docs.sun.com」の代わりに「sun.com」を検索フィールドに入力します。