Sun Java System Web Proxy Server 4.0.4 管理ガイド

FTP ドキュメントと Gopher ドキュメントのキャッシュ

FTP と Gopher では、ドキュメントの最新状態をチェックするための方法が使用できません。したがって、FTP ドキュメントと Gopher ドキュメントのキャッシュを最適化する唯一の方法は、キャッシュ更新間隔の設定になります。キャッシュ更新間隔は、リモートサーバーから最新バージョンのドキュメントを取得するまでにプロキシサーバーが待機する時間です。キャッシュ更新間隔を設定しない場合、プロキシはキャッシュ内のバージョンが最新である場合でも、リモートサーバーからこれらのドキュメントを取得します。

FTP および Gopher にキャッシュ更新間隔を設定する場合、プロキシがドキュメントを安全に取得できると考えられる間隔を選択します。たとえば、変更がまれな情報を格納している場合、数日間の高い数値を使用します。データが常に変更されている場合、最低でも数時間間隔でファイルが取得されるようにします。更新中は、古いファイルをクライアントに送信してしまう危険性があります。この間隔が十分に短い場合 (数時間)、このような危険性をほぼ完全に除外でき、応答時間も著しく向上します。

FTP ドキュメントおよび Gopher ドキュメントのキャッシュの更新間隔は、「Set Cache Specifics」ページまたは「Set Caching Configuration」ページで設定できます。「Set Cache Specifics」ページでは、グローバルなキャッシュプロシージャを設定できます。また「Set Caching Configuration」ページでは、特定の URL およびリソースのキャッシュプロシージャを制御できます。「Set Cache Specifics」ページの使用の詳細については、「キャッシュの詳細設定」を参照してください。「Set Caching Configuration」ページの使用の詳細については、「キャッシュの設定」を参照してください。


注 –

FTP ドキュメントおよび Gopher ドキュメントでドキュメント間に大きな相違がある場合 (ドキュメントにより変更頻度が異なる場合)、「Set Caching Configuration」ページでドキュメントの種類ごとに個別にテンプレートを作成し (たとえば、リソース ftp://.*.gif でテンプレートを作成するなど)、次にそのリソースに適した更新間隔を設定します。