Sun Java System Web Proxy Server 4.0.4 管理ガイド

コンテンツを圧縮するためのサーバー設定

Proxy Server は HTTP コンテンツの圧縮をサポートしています。コンテンツを圧縮することで、ハードウェアに負担をかけることなくクライアントへの配信速度を向上させ、コンテンツのボリュームを増やすことができます。コンテンツ圧縮により、コンテンツのダウンロード時間が減少します。これは、ダイアルアップ接続やトラフィックの多い接続を使用するユーザーにとって非常に重要な利点です。

コンテンツを圧縮した場合、Proxy Server は圧縮されたデータを送信し、そのデータを直ちに展開 (解凍) するようにブラウザに指示を出します。これにより、送信するデータの容量が減り、ページの表示速度が速くなります。

コンテンツをオンデマンドで圧縮するためのサーバー設定

転送データを直ちに圧縮するように Proxy Server を設定できます。動的に生成される HTML ページは、ユーザーがそれを要求するまで生成されません。

Procedureコンテンツをオンデマンドで圧縮するようにサーバーを設定するには

  1. サーバーマネージャーにアクセスし、「Filters」タブをクリックします。

  2. 「Compress Content on Demand」リンクをクリックします。

    「Compress Content on Demand」ページが表示されます。

  3. ドロップダウンリストからリソースを選択するか、正規表現を入力します。

    正規表現の詳細については、第 16 章「テンプレートとリソースの管理」の「正規表現について」を参照してください。

  4. 次の情報を指定します。

    • 「Activate Compress Content on Demand?」: サーバーが、選択したリソースの圧縮コンテンツを配信するかどうかを選択します。

    • 「Vary Header」: Vary: Accept-encoding ヘッダーを挿入するかどうかを指定します。「yes」または「no」を選択します。「yes」に設定すると、ファイルの圧縮バージョンが選択された場合は常に Vary: Accept-encoding ヘッダーが挿入されます。

      「no」に設定すると、Vary: Accept-encoding ヘッダーは挿入されません。

      デフォルトでは、「yes」に設定されています。

    • 「Fragment Size」: 圧縮ライブラリ ( zlib) が一度に圧縮する量を制御するために使用するメモリフラグメントのサイズをバイト単位で指定します。デフォルト値は 8096 です。

    • 「Compression Level」: 圧縮のレベルを指定します。1 〜 9 の値を選択します。値 1 では速度が最高になり、値 9 では圧縮率が最高になります。デフォルト値は、速度と圧縮率の両方を考慮した 6 です。

  5. 「了解」をクリックします。

  6. 「Restart Required」をクリックします。

    「Apply Changes」ページが表示されます。

  7. 「Restart Proxy Server」ボタンをクリックして、変更を適用します。