Sun Java System Web Proxy Server 4.0.4 管理ガイド

タイムアウト値

タイムアウトは、サーバーのパフォーマンスに大きく影響します。Proxy Server に対して最適なタイムアウトを設定することは、ネットワークリソースの節約に役立ちます。

2 つのインスタンス固有の SAF (サーバーアプリケーション関数) と、1 つのグローバルパラメータを使用して、Proxy Server 内のタイムアウト値を設定することができます。

init-proxy() SAF (obj.conf ファイル)

init-proxy() 関数は、Proxy Server の内部設定を初期化します。この関数は Proxy Server の初期化時に呼び出されますが、値が正しく初期化されるように obj.conf ファイル内で指定する必要もあります。

この関数の構文は次のとおりです。

Init fn=init-proxy timeout=seconds timeout-2=seconds

上の例では、次のパラメータを、init-proxy SAF の Proxy Server タイムアウト設定に直接適用することができます。

http-client-config() SAF (obj.conf ファイル)

http-client-config 関数は、Proxy Server の HTTP クライアントを設定します。

この関数の構文は次のとおりです。

Init fn=http-client-config
  keep-alive=(true|false)
  keep-alive-timeout=seconds
  always-use-keep-alive=(true|false)
  protocol=HTTP Protocol
  proxy-agent="Proxy-agent HTTP request header"

設定値は次のように定義されます。

KeepAliveTimeout() SAF (magnus.conf ファイル)

KeepAliveTimeout() パラメータは、サーバーが、クライアントと Proxy Server 間の HTTP keep-alive 接続または持続的接続を開いたままにしておく最大時間 (秒) を決定します。デフォルトは 30 秒です。アイドル時間が 30 秒を超えると、接続が切断されます。最大値は 300 秒 (5 分) です。


注意 – 注意 –

magnus.conf ファイル内のタイムアウト設定は、クライアントと Proxy Server 間の接続に適用されます。obj.conf ファイル内の http-client-config SAF にあるタイムアウト設定は、Proxy Server と配信元サーバー間の接続に適用されます。