LDAP サービスでは、「Find All Users Whose」セクションを使用して、カスタム検索フィルタを構築できます。これらのフィールドを使用して、「Find User」検索で返される検索結果を絞り込みます。
左のドロップダウンリストでは、検索の基準となる属性を指定します。次の表は、利用できる検索属性のオプションを示しています。
表 4–2 検索属性オプション
オプション |
検索対象 |
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Full name |
各エントリのフルネーム |
Last name |
各エントリのラストネーム (姓) |
User ID |
各エントリのユーザー ID |
Phone number |
各エントリの電話番号 |
E-mail address |
各エントリの電子メールアドレス |
中央のドロップダウンリストでは、実行する検索タイプを指定します。次の表は、利用できる検索タイプのオプションを示しています。
表 4–3 検索タイプのオプション
オプション |
説明 |
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部分文字列検索を実行します。指定した検索文字列を含む属性値のエントリを返します。たとえば、ユーザー名におそらく「Dylan」が含まれているということがわかっている場合、このオプションを使用して、検索文字列に「Dylan」と入力し、ユーザーエントリを検索します。 |
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正確に一致するものを検索します (等価検索を指定)。正確なユーザーの属性値がわかっているときには、このオプションを使用します。たとえば、ユーザー名の正確なスペルがわかっている場合などです。 |
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属性値が検索文字列と完全一致ではないエントリをすべて返します。ユーザー名が「John Smith」ではない、ディレクトリ内のすべてのユーザーを検索する場合、このオプションを使用します。このオプションを使用すると返されるエントリ数が膨大になるため、注意が必要です。 |
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近似検索、つまり表音の似た検索を実行します。属性の値はわかっているが、スペルが正確にはわからない場合に、このオプションを使用します。たとえば、ユーザー名のスペルが、「Sarret」、「Sarette」、または「Sarett」か不確かな場合などです。 |
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部分文字列検索を実行します。属性値が指定した検索文字列で始まるエントリをすべて返します。たとえば、ユーザー名が「Miles」で始まるのはわかっているが、名前の残りの部分がわからない場合には、このオプションを使用します。 |
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部分文字列検索を実行します。属性値が指定した検索文字列で終わるエントリをすべて返します。たとえば、ユーザー名が「Dimaggio」で終わるのはわかっているが、名前の残りの部分がわからない場合には、このオプションを使用します。 |
右のテキストフィールドを使用して、検索文字列を入力します。「Look Within」フィールドで指定したディレクトリのユーザーエントリをすべて表示するには、このフィールドにアスタリスク (*) を入力するか、または何も入力せずに検索します。