Sun Java System Web Proxy Server 4.0.8 管理ガイド

基本認証

基本認証を選択した場合、サーバーにアクセスするためにユーザーはユーザー名とパスワードの入力を求められます。基本認証がデフォルトの設定です。Sun Java System Directory Server などの LDAP データベース、またはファイルにユーザーとグループのリストを作成して格納する必要があります。Proxy Server とは別のサーバールートにインストールされたディレクトリサーバー、またはリモートコンピュータにインストールされたディレクトリサーバーを使用する必要があります。

ユーザーがユーザー - グループ認証を行うリソースへアクセスしようとすると、ユーザー名とパスワードの入力を求められます。サーバーで暗号化が設定されている (SSL が有効) かどうかに応じて、サーバーはこの情報を暗号化された状態、または暗号化されていない状態で受信します。


注 –

SSL 暗号化なしで基本認証を使用する場合、暗号化されていないユーザー名とパスワードがネットワークを経由して送信されます。ネットワークパケットは傍受される可能性があり、ユーザー名とパスワードが不正に知られてしまう可能性があります。基本認証は、SSL 暗号化とホスト - IP 認証のどちらか、またはその両方と組み合わせた場合にもっとも効果的です。ダイジェスト認証を使用しても、この問題を回避できます。


認証に成功した場合、ユーザーには要求されたリソースが表示されます。ユーザー名またはパスワードが無効な場合は、アクセスが拒否されたことを示すメッセージが発行されます。

承認されていないユーザーから受信するメッセージはカスタマイズできます。詳細は、「アクセスが拒否された場合の応答」を参照してください。