ネットワークのセキュリティーを維持するために、特定の IP アドレスに対してアクセスを制限する機能がクライアント側に設定されている場合があります。クライアントがこの機能を使用できるように、Proxy Server では Java IP アドレスの確認をサポートしています。
クライアント側で Java IP アドレスを確認することにより、Proxy Server に照会した IP アドレスを使用してリソースを再ルーティングできるようになります。Java アプレットでは DNS のなりすましがよく発生するため、クライアントはこの機能を利用して配信元サーバーの正しい IP アドレスを確認できます。
この機能が有効な場合、Proxy Server は宛先の配信元サーバーに接続するために使用された IP アドレスをヘッダーに追加します。たとえば、この機能が有効になっていて、要求に「Pragma: dest-ip」ヘッダーが含まれている場合、Proxy Server は「Dest-ip:」ヘッダーの値を配信元サーバーの IP アドレスとして追加します。
Java IP アドレスの確認に使用されるサーバーアプリケーション関数 (SAF) については、『Sun Java System Web Proxy Server 4.0.8 Configuration File Reference』の「ObjectType」の java-ip-check を参照してください。
サーバーマネージャーにアクセスし、「Routing」タブをクリックします。
「Check Java IP Address」リンクをクリックします。
「Check Java IP Address」ページが表示されます。
ドロップダウンリストからリソースを選択するか、「Regular Expression」ボタンをクリックして正規表現を入力し、「了解」をクリックします。
Java IP アドレスの確認を有効にするか、無効にするか、またはデフォルト設定を使用します。
デフォルトオプションでは、より汎用的なテンプレートから、派生するデフォルト設定を使用します。つまり、正規表現に一致する短いテンプレートを使用して Java IP アドレスの確認を有効にするか、無効にするかを決定します。
[了解]をクリックします。
「Restart Required」をクリックします。
「Apply Changes」ページが表示されます。
「Restart Proxy Server」ボタンをクリックして、変更を適用します。