キャッシュを利用すると、ネットワークのトラフィックが減少し、プロキシサーバーを使用するクライアントへの応答時間は、リモートサーバーに直接アクセスしないため短縮されます。
クライアントがプロキシサーバーから Web ページまたはドキュメントを要求する場合、プロキシサーバーはクライアントにドキュメントを送信する間に、リモートサーバーのドキュメントをローカルのキャッシュディレクトリ構造にコピーします。
次の図に示すように、以前に要求したことがあり、プロキシのキャッシュにコピーされているドキュメントをクライアントが要求した場合、プロキシはドキュメントを再度リモートサーバーから取得するのではなく、キャッシュからドキュメントを返します。プロキシで、ファイルが最新の状態ではないと判断すると、リモートサーバーのドキュメントを更新し、キャッシュを更新してからドキュメントをクライアントに送信します。
キャッシュ内のファイルは、Sun Java System Web Proxy Server のガベージコレクションユーティリティー (CacheGC) により自動的に管理されます。CacheGC は定期的にキャッシュを自動消去し、キャッシュが古いドキュメントでいっぱいにならないようにします。