プロキシユーティリティー urldb はキャッシュ内の URL リストを管理します。このユーティリティーを使用して、キャッシュされる URL を一覧表示することができます。また、キャッシュされたオブジェクトを選択して有効期限切れにしたり、キャッシュデータベースから削除することができます。
urldb コマンドは -o オプションに基づいて 3 つのグループに分類できます。
ドメイン
サイト
URL
ドメインを一覧表示するには、コマンド行で次のコマンドを入力します。
urldb -o matching_domains -e reg-exp -d conf-dir
次に例を示します。
urldb -o matching_domains -e “.*phoenix.*” -d server-root/proxy-serverid/config
ここで
matching_domains は正規表現に一致するドメインを一覧表示します。
reg-exp は使用する正規表現。
conf-dir は server-root /proxy-serverid/config ディレクトリにあるプロキシインスタンスの設定ディレクトリ。
ドメイン内で一致するサイトをすべて一覧表示するには、コマンド行で次のように入力します。
urldb -o matching_sites_in_domain -e reg-exp -m domain_name -d conf-dir
次に例を示します。
urldb -o matching_sites_in_domain -e “.*atlas” -m phoenix.com -d server-root/proxy-serverid/config
ここで
matching_sites_in_domain は正規表現に一致するドメイン内のすべてのサイトを一覧表示します。
reg-exp は使用する正規表現。
domain_name はドメインの名前。
conf-dir は server-root /proxy-serverid/config ディレクトリにあるプロキシインスタンスの設定ディレクトリ。
一致するサイトをすべて一覧表示するには、コマンド行で次のように入力します。
urldb -o all_matching_sites -e reg-exp -d conf-dir
次に例を示します。
urldb -o all_matching_sites -e “.*atlas.*” -d server-root/proxy-serverid/config
ここで
all_matching_sites は、正規表現に一致するすべてのサイトを一覧表示します。
reg-exp は使用する正規表現。
conf-dir は server-root /proxy-serverid/config ディレクトリにあるプロキシインスタンスの設定ディレクトリ。
サイト内で一致する URL を一覧表示するには、コマンド行で次のように入力します。
urldb -o matching_urls_from_site -e reg-exp -s site_name -d conf-dir
次に例を示します。
urldb -o matching_urls_from_site -e “http://.*atlas.*” -s atlas.phoenix.com -d server-root/proxy-serverid/config
ここで
matching_urls_from_site は、正規表現に一致するサイトのすべての URL を一覧表示します。
reg-exp は使用する正規表現。
site_name はサイトの名前。
conf-dir は server-root /proxy-serverid/config ディレクトリにあるプロキシインスタンスの設定ディレクトリ。
サイト内で一致する URL を有効期限切れまたは削除するには、コマンド行で次のように入力します。
urldb -o matching_urls_from_site -e reg-exp -s site_name -x e -d conf-dir urldb -o matching_urls_from_site -e reg-exp -s site_name -x r -d conf-dir
次に例を示します。
urldb -o matching_urls_from_site -e “http://.*atlas.*” -s atlas.phoenix.com -x e -d server-root/proxy-serverid/config
ここで
matching_urls_from_site は、正規表現に一致するサイトのすべての URL を一覧表示します。
reg-exp は使用する正規表現。
site_name はサイトの名前。
-x e はキャッシュデータベースで一致する URL を有効期限切れにするオプション。このオプションは、ドメインモードおよびサイトモードでは使用できません。
-x r は、キャッシュデータベースで一致する URL を削除するオプション。
conf-dir は、プロキシインスタンスの設定ディレクトリ。これは server-root /proxy-serverid/config ディレクトリにあります。
一致する URL をすべて一覧表示するには、コマンド行で次のように入力します。
urldb -o all_matching_urls -e reg-exp -d conf-dir
次に例を示します。
urldb -o all_matching_urls -e “.*cgi-bin.*” -d server-root/proxy-serverid/config
ここで
all_matching_urls は、正規表現に一致するすべての URL を一覧表示します。
reg-exp は使用する正規表現。
conf-dir は server-root /proxy-serverid/config ディレクトリにあるプロキシインスタンスの設定ディレクトリ。
一致する URL をすべて有効期限切れまたは削除するには、コマンド行で次のように入力します。
urldb -o all_matching_urls -e reg-exp -x e -d conf-dir urldb -o all_matching_urls -e reg-exp -x r -d conf-dir
次に例を示します。
urldb -o all_matching_urls -e “.*cgi-bin.*” -x e -d server-root/proxy-serverid/config
ここで
all_matching_urls は、正規表現に一致するすべての URL を一覧表示します。
reg-exp は使用する正規表現。
-x e は、キャッシュデータベースで一致する URL を有効期限切れにするオプション。
-x r は、キャッシュデータベースで一致する URL を削除するオプション。
conf-dir は server-root /proxy-serverid/config ディレクトリにあるプロキシインスタンスの設定ディレクトリ。
URL のリストを期限切れまたは削除するには、コマンド行に次のコマンドを入力します。
urldb -l url-list -x e -e reg-exp -d conf-dir urldb -l url-list -x r -e reg-exp -d conf-dir
次に例を示します。
urldb -l url.lst -x e -e “.*cgi-bin.*” -d server-root/proxy-serverid/config
ここで
url-list は有効期限切れにする必要がある URL のリストです。 このオプションを使用して、URL リストを表示できます。
-x e は、キャッシュデータベースで一致する URL を有効期限切れにするオプション。
-x r は、キャッシュデータベースで一致する URL を削除するオプション。
reg-exp は使用する正規表現。
conf-dir は server-root /proxy-serverid/config ディレクトリにあるプロキシインスタンスの設定ディレクトリ。