Sun Java System Web Proxy Server 4.0.8 管理ガイド

認証

SOCKS デーモンは、そのサービスを使用するための認証を要求するように設定できます。認証は、ホスト名と接続クライアントのポートに基づいて行われます。ユーザー名とパスワードを入力するように選択した場合は、 socks5.conf ファイルによって参照されるユーザー名とパスワードのファイルに対して入力情報が認証されます。入力されたユーザー名とパスワードが、パスワードファイルのリストと一致しない場合、アクセスが拒否されます。パスワードファイル内のユーザー名とパスワードの書式は username password で、ユーザー名とパスワードはスペースによって区切られます。

ユーザーを拒否することもできます。ユーザー名とパスワードによる認証を要求するようにするには、SOCKS5_PWDFILE 指令を socks5.conf に追加する必要があります。この指令と構文の詳細については、『Proxy Server Configuration File Reference』にある socks5.conf の節を参照してください。

ユーザー名とパスワードによる認証は、設定済みの LDAP サーバーに対して実行されることもあり、ファイルに対してのみ実行されるものではありません。