この章では、管理サーバーを使用して Sun Java System Web Proxy Server 管理の基本について説明します。管理サーバーは Web ベースのユーザーインタフェースで、サーバーを管理、追加、削除、および移行するために使用します。
この章の内容は次のとおりです。
管理サーバーの詳細設定の設定については、第 3 章管理の詳細設定を参照してください。サーバークラスタを使用した複数の Proxy Server の管理については、第 6 章サーバークラスタの管理を参照してください。
この節では、さまざまなプラットフォームで管理サーバーを起動する方法について説明します。管理サーバーの停止については、「管理サーバーの停止」を参照してください。
コマンド行から server-root/ proxy-admserv に移動します。
./start と入力して管理サーバーを起動するか、または ./restart と入力して管理サーバーを再起動します。
Windows で管理サーバーを起動するには、次のいずれかの方法を使用します。
「スタート」 > 「プログラム」 > 「Sun Microsystems」 > 「Sun Java System Web Proxy Server version」 > 「Start Admin」を使用します。
「コントロール パネル」 > 「管理ツール」 > 「サービス」 > 「Sun Java System Web Proxy Server 4.0 Administration Server」 > 「開始」を使用します。
コマンドプロンプトから server-root \proxy-admserv に移動し、startsvr.bat と入力して管理サーバーを起動するか、または ./restart と入力して管理サーバーを再起動します。
管理サーバーが起動したら、ブラウザを起動し、インストール時に管理サーバー用に指定したホスト名とポート番号を使用した URL を入力すると、管理サーバーにアクセスできます (たとえば http://myserver.mycorp.com:1234)。プロンプトが表示されたら、インストール時に指定したユーザー名とパスワードを入力します。
管理サーバーへのアクセス権は、複数の管理者に与えることができます。分散管理については、「複数の管理者の許可」を参照してください。
この節では、さまざまなプラットフォームで管理サーバーを停止する方法について説明します。管理サーバーの起動については、「管理サーバーの起動」を参照してください。
UNIX または Linux で管理サーバーを停止するには、次のいずれかの方法を使用します。
管理インタフェースを使用します。
管理サーバーへアクセスします。
「Preferences」タブをクリックします。
「Shutdown Server」リンクをクリックします。
[了解]をクリックします。
コマンド行から server-root/ proxy-admserv/ に移動し、./stop と入力します。
Windows で管理サーバーを停止するには、次のいずれかの方法を使用します。
「サービス」ウィンドウの「Sun Java System Proxy Server 4.0 Administration Server」サービスを使用します。「コントロール パネル」 > 「管理ツール」 > 「サービス」 > 「Sun Java System Web Proxy Server 4.0 Administration Server」 > 「停止」を使用します。
コマンドプロンプトから server-root \proxy-admserv に移動し、stopsvr.bat と入力します。
システムで複数の Proxy Server を実行するには、複数のサーバーインスタンスをインストールして設定する必要があります。次の手順では、サーバーインスタンスを追加する方法について説明します。
管理サーバーへアクセスします。
「Servers」タブで、「Add Server」をクリックします。
要求された情報を入力し、「了解」をクリックします。
特定のフィールドについては、オンラインヘルプを参照してください。
必要に応じて、「Success」ページ上の「Configure Your New Server」リンクをクリックします。このページは、正常に新規サーバーインスタンスが追加されると表示されます。
サーバーマネージャーのインタフェースが表示されます。これを使用して、サーバーインスタンスを設定します。
管理サーバーを使用して、Proxy Server インスタンスを削除できます。このプロセスは元に戻すことができないため、次の手順を実行する前に、そのサーバーインスタンスを削除することを確認してください。
管理サーバーへアクセスします。
「Servers」タブで、「Remove Server」をクリックします。
削除するサーバーインスタンスをドロップダウンリストから選択します。
「Confirming Server Removal」チェックボックスを選択し、「了解」をクリックします。
Sun One Web Proxy Server 3.6 (iPlanet Web Proxy Server とも呼ばれる) は、Sun Java System Web Proxy Server 4 に移行できます。それまでの 3.6 サーバーは保持され、新たにバージョン 4 サーバーが同じ設定で作成されます。バージョン 3.6 からバージョン 4 への移行については、『Sun Java System Web Proxy Server 4.0.8 Installation and Migration Guide 』を参照してください。Proxy Server ユーザーインタフェースから、移行関連ページのオンラインヘルプも参照してください。証明書の移行については、このマニュアルの 「以前のバージョンからの証明書の移行」を参照してください。