この節では、さまざまなプラットフォームでプロキシサーバーを再起動するいくつかの方法について説明します。
以下のいずれかの方法で、サーバーを再起動できます。
サーバーを手動で再起動します。
inittab ファイルからサーバーを自動的に再起動します。
System V から派生したものではないバージョン (SunOSTM 4.1.3 など) の UNIX または Linux を使用している場合は、inittab ファイルを使用できません。
システムの再起動時に、/etc/rc2.d 内のデーモンでサーバーを自動的に再起動します。
インストールスクリプトでは /etc/rc.local ファイルや /etc/inittab ファイルを編集できないため、テキストエディタでそれらのファイルを編集する必要があります。これらのファイルの編集方法がわからない場合は、システム管理者に問い合わせるか、ご使用のシステムのマニュアルを参照してください。
1024 より小さい番号のポートでサーバーを実行している場合は、root としてログインします。1024 以上の番号の場合は、root として、またはそのサーバーのユーザーアカウントを使用してログインします。
コマンド行プロンプトで、以下の行を入力し、Enter キーを押します。
server-root/proxy-server id/restart
ここで server-root はサーバーをインストールしたディレクトリです。
行の最後にオプションのパラメータ -i を使用できます。-i オプションは、サーバーを inittab モードで実行します。このモードでは、サーバーのプロセスが強制終了されたかクラッシュした場合に、 inittab がサーバーを再起動します。また、このオプションは、サーバーがバックグラウンド処理に切り替わることを防止します。
/etc/inittab ファイル内に以下のテキストを 1 行で挿入します。
prxy:23:respawn:server-root /proxy-serverid/start -start -i
ここで server-root はサーバーをインストールしたディレクトリ、proxy-serverid はサーバーのディレクトリです。
-i オプションは、サーバーがバックグラウンド処理に切り替わることを防止します。
この行は、サーバーを停止する前に削除する必要があります。
/etc/rc.local、または使用しているシステムのそれに相当するスクリプトを使用する場合は、/etc/rc.local 内に以下の行を追加します。
server-root/proxy-server id/start
server-root を、サーバーがインストールされているディレクトリに変更します。
「サービス」コントロールパネルを使用するか、次の作業を実行してサーバーを再起動できます。
「コントロール パネル」 > 「管理ツール」 > 「サービス」 を使用します。
サービスのリストから「Sun Java System Web Proxy Server 4.0 (proxy-server id)」を選択します。
「Properties」ウィンドウで「Startup」タイプを「Automatic」に変更します。コンピュータが起動やリブートするたびにシステムがサーバーを起動するようになります。
[了解]をクリックします。
サーバーをオフにすると、新しい接続の受け入れは停止します。その後、サーバーはすべての未処理の接続処理が完了するまで待ちます。タイムアウトになるまでサーバーが待機する時間は、magnus.conf ファイルで設定できます。デフォルトでは、この値は 30 秒に設定されています。この値を変更するには、次の行を magnus.conf ファイルに追加します。
TerminateTimeout seconds
seconds は、タイムアウトになるまでサーバーが待機する秒数を表します。
この値を変更することによる利点は、接続の処理が完了するまでサーバーが待機する時間が、より長くなることです。ただし、サーバーは応答していないクライアントに接続されていることがあるため、終了タイムアウト値を大きくすると、サーバーのシャットダウンにかかる時間が長くなる可能性があります。