Sun Java System Web Proxy Server 4.0.8 管理ガイド

クライアント証明書によるアクセス制御

サーバー上で SSL が有効になっている場合、アクセス制御とともにクライアント証明書を使用できます。特定のリソースへのアクセスにクライアント証明書が必要であることを指定する必要があります。サーバーでこの機能を有効にした場合、証明書を持つユーザーは、制限されたリソースに初めてアクセスを試みる場合にのみ、名前とパスワードを入力します。ユーザーの識別情報がいったん確立されると、サーバーはログイン名とパスワードを個々の証明書にマップします。その後、ユーザーはクライアント認証の必要なリソースにアクセスする場合、ログイン名とパスワードを入力する必要がなくなります。

ユーザーが制限されたリソースへのアクセスを試みた場合、ユーザーのクライアントはクライアント証明書をサーバーに送信し、サーバーはこれをマッピングリストと照合します。証明書がアクセス権を付与したユーザーのものである場合、リソースが提供されます。

特定のリソースへのアクセスを制御するためにクライアント認証を要求することは、サーバーへの接続のすべてに対してクライアント認証を要求することとは異なります。また、すべての SSL 接続にクライアント証明書を要求しても、証明書が自動的にデータベース内のユーザーにマップされないことに注意してください。このマッピングを設定するには、特定のリソースへのアクセスにクライアント証明書が必要であることを指定する必要があります。