Sun Java System Web Proxy Server 4.0.8 管理ガイド

セキュリティー保護された逆プロキシ

セキュリティー保護された逆プロキシが実行されるのは、Proxy Server とほかのマシンの間の 1 つ以上の接続で Secure Sockets Layer (SSL) プロトコルが使用され、データが暗号化されている場合です。

セキュリティー保護された逆プロキシには多くの使用法があります。

セキュリティー保護された逆プロキシを使用すると、データの暗号化に伴うオーバーヘッドによって、セキュリティー保護された各接続の速度が低下します。しかし、SSL の提供するキャッシングメカニズムによって、接続している両者は以前に更新済みのセキュリティーパラメータを再利用することができ、以降の接続のオーバーヘッドを大幅に減らすことができます。

セキュリティー保護された逆プロキシは、次の 3 つの方法で設定できます。

図 14–2 セキュリティー保護されたクライアントからプロキシへの接続

セキュリティー保護されたクライアントからプロキシへの接続を示す図

図 14–3 セキュリティー保護されたプロキシからコンテンツサーバーへの接続

セキュリティー保護されたプロキシからコンテンツサーバーへの接続を示す図

図 14–4 セキュリティー保護されたクライアントからプロキシへの接続と、セキュリティー保護されたプロキシからコンテンツサーバーへの接続

セキュリティー保護されたクライアントからプロキシへの接続と、セキュリティー保護されたプロキシからコンテンツサーバーへの接続を示す図

これらの設定の各設定方法については、「逆プロキシの設定」を参照してください。

プロキシは SSL のほかにもクライアント認証を使用することができます。このためには、プロキシに対して要求を作成するコンピュータが、識別情報を検証するための証明書または他の ID の形式を提示する必要があります。