サーバーマネージャーにアクセスし、「Routing」タブを選択します。
「Create/Edit Autoconfiguration」リンクをクリックします。
ユーザーのプロキシシステム上にある自動設定ファイルのリストを示すページが表示されます。自動設定ファイルをクリックすると、それを編集できます。以下の手順では、新しいファイルの作成方法について説明します。
クライアントが自動設定ファイルをプロキシから入手するときに使用するオプションの URI (URL のパス部分) を入力します。
たとえば、/ を入力して、プロキシのメインドキュメント (Web サーバーの index.html ファイルのようなもの) となるファイルにクライアントがアクセスできるようにします。これでクライアントは、自動設定ファイルのプロキシにアクセスするときに、ドメイン名のみを使用するようになります。複数の URI を使用して、各 URI に個別の自動設定ファイルを作成することができます。
.pac 拡張子を使用して、自動設定ファイルの名前を入力します。
ファイルが 1 つだけの場合は、単に proxy.pac (pac は proxy autoconfiguration の略) という名前にすることもできます。すべての自動設定ファイルは、JavaScript 関数が 1 つ含まれた ASCII テキストファイルです。
[了解]をクリックします。別のページが表示されます。
このページを使用して、自動設定ファイルを作成します。このページ上の項目は、クライアントごとの順序で表示されています。次のような項目があります。
「Never Go Direct To Remote Server」は、ブラウザに対して、常にプロキシを使用するよう指示します。プロキシサーバーが実行されていない場合は、2 番目のプロキシサーバーを使用するように指定できます。
「Go Direct To Remote Server When」では、プロキシサーバーをバイパスする状況を指定します。ブラウザは、このページに示されたオプションの順序に従って、これらの状況を識別します。
「Connecting To Non-fully Qualified Host Names」では、ユーザーがコンピュータ名のみを指定した場合に、直接サーバーにアクセスするようブラウザに指示します。たとえば、内部 Web サーバーが winternal.mysite.com である場合、ユーザーが、完全修飾ドメイン名を入力せずに http://winternal とだけ入力することがあります。このような場合、ブラウザはプロキシではなく、直接 Web サーバーにアクセスします。
「Connecting To A Host In Domain」では、ブラウザが直接アクセスできるドメイン名を 3 つまで指定できます。ドメインを指定する場合は、ドットから始めます。たとえば、.example.com と入力できます。
「Connecting To A Resolvable Host」では、クライアントがホストを解決できる場合、ブラウザが直接そのサーバーにアクセスするようにします。このオプションは、通常、DNS がローカル (内部) ホストのみを解決するように設定されている場合に使用します。ローカルネットワークの外側にあるサーバーに接続する場合、クライアントはプロキシサーバーを使用します。
上のオプションを選択すると、クライアントはすべての要求について DNS を参照します。このため、クライアント側から見た場合のパフォーマンスに悪影響を及ぼします。
「Connecting To A Host In Subnet」では、クライアントが特定のサブネット内のサーバーにアクセスする場合、ブラウザが直接そのサーバーにアクセスするようにします。このオプションは、ある地域内に組織が多数のサブネットを抱えている場合に便利です。たとえば、1 つのドメイン名を世界中の複数のサブネットに適用していても、各サブネットは特定の地域に固有である企業のような場合です。
上のオプションを選択すると、クライアントはすべての要求について DNS を参照します。このため、クライアント側から見た場合のパフォーマンスに悪影響を及ぼします。
「Except When Connecting To Hosts」では、サーバーに直接アクセスするときのルールに対して例外を指定することができます。たとえば、直接アクセスするドメインとして .example.com と入力した場合、home.example.com にアクセスする例外を作成することができます。ブラウザは、home.example.com にアクセスするときにはユーザーのプロキシを使用するものの、example.com ドメイン内のその他のサーバーには直接アクセスするようになります。
「Secondary Failover Proxy」では、プロキシサーバーが実行されていない場合に使用する 2 番目のプロキシを指定します。
「Failover Direct」では、プロキシサーバーが実行されていない場合、サーバーに直接アクセスするようブラウザに指示します。二次フェイルオーバープロキシを指定している場合、Navigator はサーバーに直接アクセスする前に、2 番目のプロキシサーバーへのアクセスを試行します。
「了解」をクリックして、自動設定ファイルを作成します。
このファイルは、ディレクトリ server-root/proxy-server id/pac に格納されます。
ファイルが正常に作成されたことを示す確認メッセージが表示されます。ここまでの手順を繰り返して、必要な数だけ自動設定ファイルを作成します。
自動設定ファイルを作成したら必ず、プロキシサーバーを使用するすべてのユーザーに正しい自動設定ファイルを指定するように指示するか、ブラウザのコピーを自分で設定してください。