Sun Java System Web Proxy Server 4.0.8 管理ガイド

Procedure隣接 ICP のローカルプロキシサーバーを設定するには

隣接 ICP では各ネイバー、すなわちローカルプロキシを設定する必要があります。

  1. サーバーマネージャーにアクセスし、「Caching」タブをクリックします。

  2. 「Configure ICP」リンクを選択します。

    「Configure ICP」ページが表示されます。

  3. 「Binding Address」フィールドに、隣接サーバーがバインドする IP アドレスを入力します。

  4. 「ポート」フィールドに、隣接サーバーが ICP を待機するポート番号を入力します。

  5. 「Multicast Address」フィールドに、ネイバーが待機するマルチキャストアドレスを入力します。

    マルチキャストアドレスは、複数のサーバーが待機できる IP アドレスです。マルチキャストアドレスを使用することによって、そのマルチキャストアドレスを待機しているすべてのネイバーで表示できるネットワークに対して、プロキシから 1 つのクエリーを送信することができます。この手法によって、各ネイバーに個別にクエリーを送信する必要がなくなります。

    ネイバーにマルチキャストアドレスとバインドアドレスの両方が指定されている場合、ネイバーは、応答の送信にはバインドアドレスを使用し、待機にはマルチキャストを使用します。バインドアドレスもマルチキャストアドレスも指定されない場合、オペレーティングシステムによりデータの送信に使用するアドレスが決定されます。

  6. 「Default Route」フィールドに、隣接するプロキシが HIT を応答しない場合にネイバーが応答をルーティングするプロキシの名前または IP アドレスを入力します。

    このフィールドに「origin」と入力した場合、または空白のままにした場合、デフォルト経路で配信元サーバーにルーティングされます。

    「No Hit Behavior」ドロップダウンリストから「最初に応答する parent」を選択した場合、「Default Route」フィールドに入力した経路は無効になります。プロキシがこの経路を使用するのは、デフォルトの「ヒット動作なし」を選択した場合のみです。

  7. 2 つ目の「ポート」フィールドに、「Default Route」フィールドに入力したデフォルト経路のマシンのポート番号を入力します。

  8. 「On No Hits, Route Through」ドロップダウンリストから、隣接 ICP のどの sibling もキャッシュ内に要求された URL がない場合のネイバーの動作を選択します。

    利用できるオプションは次のとおりです。

    • 最初に応答する parent: ネイバーは最初に「miss」で応答する parent から、要求された URL を取得します。

    • デフォルトの経路: ネイバーは、「Default Route」フィールドに指定されたマシンから、要求された URL を取得します。

  9. 「Server Count」フィールドに、ICP 要求を処理するプロセス数を入力します。

  10. 「Timeout」フィールドに、各ラウンドでネイバーが ICP 応答を待機する最大時間を入力します。

  11. [了解]をクリックします。

  12. 「Restart Required」をクリックします。

    「Apply Changes」ページが表示されます。

  13. 「Restart Proxy Server」ボタンをクリックして、変更を適用します。