この節では、Sun Java System Web Proxy Server 4.0.13 がリリースされた時点での非常に重要な既知の問題および制限を一覧表示します。問題をカテゴリごとに記述します。
次の表は、管理ユーザーインタフェースに関連した既知の問題を一覧したものです。
表 17 管理における既知の問題
ID |
概要 |
6653507 |
「Monitor Current Activity Statistics/Profiling」が ON に設定されている場合、ユーザーのインタフェースからは OFF にできません。 |
6212701 |
サーバーインスタンスの起動に失敗すると、相反するエラーメッセージが表示されます。 管理インタフェースが間違った情報を構成ファイルに書き込む可能性は非常に低いため、この相反するエラーメッセージが表示されることはめったにありません。ユーザーが手動で間違った情報を構成ファイルに書き込んだ場合にのみ可能性があります。 |
6231297 |
SOCKS 設定に変更を加えて、SOCKS サーバーの代わりに Proxy Server を再起動した場合は、「Restart Required」リンクが消えます。 |
6484502 |
プロキシサーバーの管理インタフェースがローカライズされていません。 |
6509535 |
米国では、3 月の第 2 日曜日にサマータイム (DST) が始まり、11 月の第 1 日曜日に終了します。これは、オペレーティングシステムと JRE の日付と時刻の規則に影響を与えます。 プロキシサーバーのスタンドアロンバージョンでは、2007 年の DST の変更に対応する JRE バージョンがインストーラにバンドルされています。ただし、回避策の手順 1 の説明に従って適切なオペレーティングシステムのパッチをインストールすることにより、オペレーティングシステムの日付と時刻の規則への影響に対処する必要があります。 JavaES 5 のプロキシサーバーのインストールでは、オペレーティングシステムのパッチとともに DST 互換バージョンの JRE もインストールする必要があります。回避策の手順 1 および 2 に従ってください。 回避策
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6558027 |
Windows で複数バイト文字のサーバー識別子を使用すると、サーバー側で createInstance.exe のエラーが発生します。 |
6867774 |
カスタム JDK 設定を使用するプロキシのインストールを、より新しい JDK バージョンを要求するサービスパックのバージョンにアップグレードすると、管理サーバーが起動に失敗します。アップグレード後、バンドルされた JDK または要求されたバージョンのカスタム JDK のどちらかを指すように JDK 設定を手動で修正する必要があります。 |
6909558 |
LDAP uid でのバックスラッシュの使用は、特殊文字をエスケープする目的に限定すべきです。Proxy サーバーによって使用される ldap sdk は、バックスラッシュを削除してから uid をディレクトリサーバーに送信します。これにより、バックスラッシュを取り除いた uid に対する一致がディレクトリサーバーに見つからないために、成功するはずの認証が失敗する、またはバックスラッシュを取り除いた uid に対する一致がディレクトリサーバーに見つかるために、失敗するはずの認証が成功する、という状況が生じる可能性があります。 |
6888170 |
指定されたターゲットディレクトリ名の末尾にスラッシュが付いている場合、RHEL4 でアップグレードが失敗します。 |
次の表は、キャッシュに関連した既知の問題を一覧したものです。
表 18 キャッシュにおける既知の問題
ID |
概要 |
6654514 |
要求タイプ 504 に対して、Proxy-Agent ヘッダーに元のヘッダーが表示されます。 |
6229823 |
新しいパーティションを追加すると、パーティションのサイズに関係なく、デフォルトのセクション s0.0 も作成されます。エラーファイルに警告メッセージが記録されます。 回避策 cbuild ユーティリティーを使用して、新しいパーティションを追加するか、または新しいキャッシュパーティション下の s0.0 フォルダを削除し、プロキシサーバーを再起動します。 エラーメッセージは無視して構いません。 |
6619620 |
Doc RFE: Proxy Server をネットワークキャッシュとアクセラレータ (NCA) と一緒に使用すべきではありません。 Proxy Server 4.0.8 を NCA と一緒に使用すると、ユーザー ID とパスワードの入力をブラウザから繰り返し求められます。これは、NCA が Proxy-authorization のような Proxy 固有のヘッダーをサポートしないために発生します。 回避策 Proxy の待機ソケット設定で NCA を選択しないでください。 |
次の表は、インストールに関連した既知の問題を一覧したものです。
表 19 インストールにおける既知の問題
ID |
概要 |
6205683 |
Windows 上のコンソールインストールに失敗します。 |
6255325 |
root ユーザーでないユーザーが Proxy Server をインストールし、/var/opt/sun/install ディレクトリが存在しない場合、インストーラは例外をスローし、Linux でのインストールは失敗します。 |
6353576 |
サイレントアップグレードインストールが機能しません。 |
6587776 |
Windows XP 上で Java ES 5 から Proxy Server をインストールした場合、システムエラー 1067 が表示されます。 |
6756659 |
setup コマンドの --javahome オプションで JDK 1.6 の場所を指定した場合にのみ、GUI インストーラを使用して OpenSolaris 上に Proxy Server 4.0.9 をインストールできます。 |
6607551 |
Windows 上で、パッチをアンインストールしても Proxy Server のバージョンは以前のバージョン番号に変更されません。 Uninstaller スクリプトを使用してパッチを取り消しても RenameService.exe ユーティリティーに制限があるため、サービス記述名を以前の Proxy Server のバージョンに変更できません。このため、パッチをアンインストールしたあとでも、サービス記述には以前のバージョン番号ではなく最新の Proxy バージョンが表示されます。 |
次の表は、国際化に関連した既知の問題を一覧したものです。
表 20 国際化における既知の問題
次の表は、ローカリゼーションに関連した既知の問題を一覧したものです。
表 21 ローカリゼーションにおける既知の問題
ID |
概要 |
6779070 |
Proxy Server OLH の利用規約のリンクが壊れています。 |
6253844 |
Proxy Server OLH の設定言語オプションは、zh-cn (簡体字中国語) をサポートしていません。 |
6828246 |
RHEL 5.2 の Proxy Server インストーラで、韓国語の文字が表示されません。 |
次の表は、SOCKS に関連した既知の問題を一覧したものです。
表 22 SOCKS における既知の問題
ID |
概要 |
6245453 |
更新抑制機能は GUI に表示され、「Server Manager」>「SOCKS」>「Configure SOCKS v5」ページに説明がありますが、この機能は実装されていません。 |
6263389 |
Windows で同じポートを使用して SOCKS の 2 つのインスタンスを起動すると、エラーがレポートされません。 |
6285791 |
JavaES 4 の SOCKS サーバーの start コマンド行の問題はこのリリースで修正されましたが、JavaES 4 インストールで作成された既存のインスタンスでは、最新の 4.0.3 パッチにアップグレードしたあとも問題が残ります。アップグレード後に作成された新しいインスタンスにはこの問題はありません。この問題は、Web Proxy Server のスタンドアロンインストールでは発生しません。 |