OpenBoot 3.x コマンド・リファレンスマニュアル

入出力デバイスオプションの選択

input-device および output-device 変数は、電源投入リセット後のファームウェア入出力デバイスの選択を制御します。input-device のデフォルト値は keyboard であり、output-device のデフォルト値は screen です。input-deviceoutput-device の値はデバイス指定子でなければなりません。多くの場合、別名 keyboardscreen がこれらの変数の値として使用されます。

システムをリセットすると、指定したデバイスが初めのフォームウェアのコンソールの入力または出力デバイスになります。(入力または出力デバイスを一時的に変更する場合は、第 4 章「Forth ツールの使用方法」 で説明する input または output コマンドを使用します。)

ttya を電源投入時初期コンソール入力デバイスとして設定するには、次のように入力します。


ok setenv input-device ttya
ok

input-device として keyboard を選択したが、このデバイスが接続されていない場合は、次の電源再投入またはシステムリセット後は、入力は予備のデバイス (通常 ttya) から受け入れられます。output-device として screen を選択したが、フレームバッファーが存在しない場合は、次の電源再投入またはシステムリセット後は、出力は予備のデバイスに送られます。

デフォルト出力デバイスとして SBus フレームバッファーを指定するには (特にシステムに複数のフレームバッファーが存在する場合)、次のように入力します。


ok setenv output-device /sbus/SUNW,leo 
ok