Solaris 8 オペレーティング環境の概要

Logical Link Controller (LLC2) プロトコル

クラス II の論理リンク制御 (LLC2) ドライバは、Solaris オペレーティング環境で動作しているネットワークソフトウェア (NetBIOS、SNA、OSI など) と、通信アダプタで制御されている物理 LAN ネットワークをつなぐ、インタフェースとして機能します。ネットワークソフトウェアのドライバとして扱われる LLC2 ドライバはカーネルに常駐し、標準の UNIX STREAMS 機能によってアクセスされます。

この LLC2 ドライババージョンには、適切な Solaris MAC レイヤードライバを経由した、Ethernet、Token Ring、および FDDI アダプタを操作する、クラス II の論理リンク制御 (LLC2) をサポートします。コネクションレス型およびコネクション型の両方をサポートしています。LLC2 ドライバの Data Link Provider Interface (DLPI) により、種類の異なる複数のプロトコルスタック (NetBIOS、SNA など) が 1 つ以上の LAN で同時に動作できます。

LLC2 の詳細は、『Solaris のシステム管理 (第 3 巻)』を参照してください。DLPI の詳細は、『STREAMS Programming Guide』と dlpi(7P) のマニュアルページを参照してください。

この機能は、Solaris 7 - 8/99 リリースで初めてサポートされました。