Solaris 8 オペレーティング環境の概要

sendmail 8.9.3

あらゆるメッセージ内のヘッダー行すべての合計長を制限する新しいオプション MaxHeadersLength が含まれます。このオプションにより、サービス拒否攻撃を防ぐことができます。また、Local Mail Transfer Protocol、RFC 2033 を実装する新バージョンの mail.local も含まれます。この変更により、エラーが発生する場合に受信者全員にメッセージを再送信するのではなく、メッセージを受信しなかった受信者に対してメールを再度待ち行列に入れることができるようになりました。sendmail を開始するオプションを /etc/default/sendmail という新しいファイルを使用して格納すれば、アップグレード時にオプションが変更されることを防止できます。また、新しいユーティリティ smrsh を使用すると、sendmail|program 構文によって実行できるコマンド数を減らすことができ、セキュリティが向上します。

詳細は、『Solaris のシステム管理 (第 3 巻)』を参照してください。