自動配置機能は、選択されたファイルシステムを取り出し、それらにすべてのディスク容量を割り当てます。
ディスク容量の余裕がないと、自動配置機能は選択されていないファイルシステムを作成します。つまり、ディスク容量に余裕がない場合、自動配置は、選択されたファイルシステムをいくつかのファイルシステムに分割して、使用可能なディスク容量に収めます。
ディスク | A | 95 M バイト |
| B | 95 M バイト |
ファイルシステム | / | 12 M バイト |
| /usr | 88 M バイト |
| /swap | 88 M バイト |
自動配置は、どの組み合わせを使っても、分割を行わない限り、複数のファイルシステムをディスク A または B に保存できません。この問題を解決するために、自動配置はもう 1 つファイルシステムを作成して、元のファイルシステムを数 M バイト縮小します。
ディスク | A | 95 M バイト |
| / | 12 M バイト |
| /usr | 81 M バイト |
ディスク | B | 95 M バイト |
| /usr/openwin | 7 M バイト |
| /swap | 88 M バイト |
プロファイルは、Solaris をインストールする方法を指定します。Solaris インストールプログラムの表示する各画面で選択を行うと、プロファイルが作成されます。Solaris ソフトウェアのインストールを開始する前に、元の画面へ戻って、プロファイルが完全に希望通りになるまで選択結果を変更できます。
次に、スタンドアロンシステム用のプロファイルの例を示します。
システムタイプ | OS サーバー |
クライアントプラットフォーム | sparc.sun4m |
クライアント | 5、24 MB スワップファイル |
ソフトウェア | Solaris2.5、エンドユーザシステムサポート |
言語 | ja |
ファイルシステムとディスクの配置 | /、c0t3d0s0、14 MB |
| swap、c0t3d0s1、32 MB |
| /export、c0t3d0s3、380 MB |
| /export/swap、c0t3d0s4、3 MB |
| /opt、c0t3d0s5、110 MB |
/usr、c0t3d0s6、209 MB | |
/var、c0t3d0s7、110 MB |
Solaris 2.x 環境でのディスクの命名規則は、SVR4 インタフェース定義 (SVID) に準拠しています。規則は、物理的な名前ではなく、論理的な名前に基づいています。
Solaris インストールプログラムは、ディスクを次のように指定します。
ディスク | インタフェース | プラットフォーム |
---|---|---|
cntndn | 例: SCSI、IPI | SPARC |
cndn | 例: IDE | IA |
| 例: SMD | SPARC |
cn = 論理的なコントローラの番号
tn = 物理的なバスターゲットの番号
dn = ドライブ番号
スライスとは、Solaris のディスクの特定の容量のことです。ここには Solaris ソフトウェアのファイルシステムが配置されます。1 台のディスクに最大 8 つのスライス (0-7) を構成できます。スライス 2 はディスク全体を表します。「Customize Disks:」画面をアクセスすると、0-7 のディスクスライスを確認できます。
IA システムのスライスをアクセスするには、最初に Solaris ソフトウェアをインストールする fdisk パーティションを選択してください。4 つの fdisk パーティションがあります。それぞれに個別のオペレーティングシステムを格納でき、どれかを Solaris ソフトウェア用に予約もできます。どの fdisk パーティションを Solaris ソフトウェア用に使用するかを指定した後で、Solaris の fdisk パーティションのスライス 0-7 にファイルシステムを配置できます。スライスは、「Customize Disks:」画面に表示されています。IA システムには、ブートスライスと代替セクタスライスという 2 つの特別なスライスがあり、ディスク容量を使用します。これらの特別なスライスは必須であり、削除できません。
このディスクスライスのカスタム割り当てを行うと、ルートは次のように配置されます。
0 はルート (オペレーティングシステム)
1 はスワップ (仮想メモリーの記憶容量)
2 はディスク全体
6 は /usr、実行可能プログラム、プログラムライブラリ、ドキュメント
fdisk パーティションとは、IA のディスクのうち、あるオペレーティングシステム専用に割り当てられた領域のことです。fdisk の領域には 4 つのパーティションがあり、それぞれを個別のオペレーティングシステムに割り当てたり、複数のパーティションに同じオペレーティングシステムを割り当てたりできます。しかし、fdisk のパーティションに Solaris を複数回インストールする機能はサポートされていません。
一度に 1 つの fdisk パーティションだけを使用可能にできます。
あるディスクを使用して Solaris をインストールするには、Solaris の fdisk パーティションを作成する必要があります。Solaris インストールプログラムを使用すると、fdisk パーティションを自動的に作成 (Solaris がディスク全体を使用するか、ディスクの残りを使用するかによる)、または手動で作成できます。ディスク上にすでに Solaris の fdisk パーティションが存在する場合は、Solaris インストールプログラムは fdisk パーティションに関するプロンプトを表示しません。
PRI DOS は DOSの基本パーティション (DOS12、DOS16、DOSHUGE (DOS32))
EXT DOS は DOS の拡張パーティション
Other は Solaris でも DOS でもないパーティション
『Administration Supplement for Solaris Platforms』マニュアル
言語を選択すると、Solaris オペレーティングシステムをインストールした後に、翻訳テキストを表示するだけでなく日付や時刻など、文化によって異なる慣習にも対応することができます。
1 つまたは複数の言語をインストールするように選択することができますが、このリリースにバンドルされているすべての Solaris ソフトウェアが、リストにある言語の翻訳テキストを備えているわけではありません。
言語を追加すると、「Software」画面の推奨サイズが自動的に大きくなります。
ファイルシステムとディスクの配置とは、Solaris のインストール用に選択した複数のディスクの中にファイルシステムを配置するプロセスのことです。1 台のディスクを最大 8 つのスライスに分割できます。複数のディスクのスライスにファイルシステムを割り当てます。これによって、システムの実行時にスライスがファイルシステム階層の中でマウントされる場所が決定されます。
ソフトウェアにファイルシステムを配置させる (自動配置) ように選択することも、手作業でファイルシステムをディスクに配置することもできます。
次のファイルシステムは Solaris のインストールを無事終了させる上で必須なので、Solaris インストールプログラムは、それぞれに十分なディスク容量が割り当てられているかどうかを監視します。
/ (ルート)
システムの階層ファイルツリーの最上位にあるファイルシステムです。ルートディレクトリには、システムの動作にあたって、必須のディレクトリやファイル、たとえばカーネル、デバイスドライバ、システムを起動 (ブート) するプログラムが置かれています。
/var
ローカルシステムにおいて時間の経過とともに変更や拡張が予想されるシステムファイルやディレクトリを含みます。この中には、システムログ、vi ファイル、mail ファイル、uucp ファイルが含まれます。
/usr
スタンドアロンシステムまたはサーバーが保持するファイルシステムで、UNIX の標準的なプログラムの多くを含んでいます。ローカルコピーの維持に比べると、1 台のサーバーの大規模な /usr ファイルシステムを共有する方が、Solaris ソフトウェアのインストールの実行に必要な、システム全体のディスク容量を最小限に抑えることができます。
/usr/openwin
スタンドアロンシステムまたはサーバーのディレクトリで、OpenWindows ファイルシステムを含みます。このディレクトリを作成しないと、Solaris インストールプログラムは、これらのファイルを /usr に置きます。
/export
サーバー上にあるファイルシステムで、ネットワーク上の他のシステムに共有されます。たとえば、/export ファイルシステムは、ディスクレスクライアントのルートファイルシステムとスワップ空間、ネットワーク上のユーザーのホームディレクトリを格納できます。ディスクレスクライアントのブートと動作は、/export ファイルシステムに依存します。
/export/root
クライアントのルートファイルシステムを持つディレクトリです。
作成すべきファイルシステムとそのサイズは、システムの想定される役割によって異なります。たとえば、通常、サーバーのファイルシステムは、スタンドアロンシステムより複雑です。ファイルシステムの配置方法は、次の影響を受けます。
インストールされる、サードパーティのソフトウェアやバンドルされていないソフトウェア
システムにプリンタが接続されるかどうか
ユーザーのホームディレクトリをローカルディスクに置くか、それとも共有のファイルサーバーからマウントするか
電子メールを受信するかどうか
サイトのバックアップのガイドライン
一般的なガイドラインは、ファイルシステム階層を個別のファイルシステムごとに分割することです。この結果、定期的に行われるバックアップで、階層全体を対象とする必要がなくなるので、バックアップと復元をより効率的に行うことができます。ファイルシステムを分割すると、ファイルシステム階層を 1 つまたは複数のディスクに分散させることができるので、性能の向上につながります。たとえば、Solaris のほぼすべてのファイルの /usr ファイルシステムへのロードが考えられます。Solaris のオペレーティングシステムのファイルは、ほとんどの場合読み込み専用なので、/usr ファイルを単独のファイルシステムに入れ、1 度だけバックアップすれば十分です。
ファイルシステムとして (/) ルートだけを作成することもできます。ファイルシステム全体を対象にしてバックアップと復元を行うので、これらの作業はかなり時間のかかるものとなります。
ファイルシステムは、アップグレード時に容量がさらに必要な場合があります。その理由は次のとおりです。
新しいソフトウェアが、Solaris で定義したソフトウェアグループに追加されている。システムにインストールされているソフトウェアグループに追加された新しいソフトウェアは、自動的にアップグレードの対象となる。
システムに既存のソフトウェアのサイズが、新しいリリースで増加した。
アップグレード時の容量問題を解決するには、次の 2 つの方法があります。
ソフトウェアの選択を解除する。
容量の問題は選択されているソフトウェアに原因があります。「Customize Software」画面に戻り、容量の不足しているファイルシステムにソフトウェアがインストール可能になるまでパッケージあるいはクラスタの選択を解除します。そのシステムに不要な、あるいはインストールしたくない新しいソフトウェアから削除していきます。
「Customize Software」画面では、「Software Description」ウィンドウで、どのファイルシステムにパッケージあるいはクラスタがインストールされるかを調べることができます。
容量の問題を解決するのに十分なソフトウェアを削除できない場合は、自動配置機能を使用して、新しいファイルシステムの必要サイズに見合うようにシステム上に容量を再割り当てしなくてはいけません。まず、自動配置機能は、デフォルトで設定されている制限 (システムのファイルシステムに対して実行できる、あるいは実行できないこと)に基づき容量を再割り当てしようとします。それがうまくいかないときは、ユーザーが別の制限を設定する必要があります。
自動配置機能にはファイルシステムを増やす機能はありません。変更が必要なファイルシステムのバックアップを取り、そのファイルシステムの変更に従ってディスクを再分割したのち、アップグレードの前にそのファイルシステムを復元することにより、容量を再割り当てします。
ネットワーク環境では、システムはサーバーからファイルシステムをマウント (アクセス) することがあります。これをリモートマウントと呼んでいます。たとえば、他のシステムに OpenWindows を提供するようにファイルサーバーを設定した場合、システムは、OpenWindows をエクスポートするサーバーから OpenWindows をマウントする必要があります。
「Mount Remote File Systems?」画面を使用して、マウントすべき特定のファイルシステムとサーバーとを指定します。マウントテストを行い、サーバーへ到達可能かどうか調べることもできます。
マウントテストに失敗した場合でも、「Mount Remote File Systems?」画面にリモートファイルシステムを追加してください。マウントテストの失敗は、テストの実施時点で、ある特定のサーバーが停止していたににすぎないことがあるからです。リモートファイルシステムをこのリストに追加すると、システムのリブート時に、追加したファイルシステムが使用可能になります。
次のキーを使います。
矢印キー
Control-N、Control-F ... 下へ移動
Control-P、Control-B ... 上へ移動
ナビゲート用のデフォルトキーは、ファンクションキーです。ただし、キーボードにファンクションキーがない場合、または TIP 回線を通して実行している場合、ESC キーを使わなければなりません。
ナビゲートを行うために ESC キーを有効にする方法
ESC キーを 1 回押します (各画面の下にナビゲート用の ESC キーの使い方が表示されます)。
メイン画面のナビゲート方法の表示をファンクションキーに戻す方法
ESC-f キーを押します。
ESC キーによるナビゲートを行う方法 (たとえば、ESC-2)
ESC キーを押しながら、数字キーを押します。
メイン画面
F2、ESC-2 | 次の画面へ移動 |
F4、ESC-4 | 入力した情報の変更 |
F6、ESC-6 | ヘルプの表示 |
L1-A、STOP-A | システムのリブート |
Control-N | メニュー内を下に移動 |
Control-F | メニュー内を下に移動 |
下矢印 | メニュー内を下に移動 |
Tab キー | メニュー内を下に移動 |
Control-P | メニュー内を上に移動 |
Control-B | メニュー内を上に移動 |
上矢印キー | メニュー内を上に移動 |
Shift-Tab | メニュー内を上に移動 |
Control-H | フィールド内でのバックスペース |
Back Space キー | フィールド内でのバックスペース |
矢印キー | メニュー内のオプションの反転表示 |
Return キー | メニュー内のオプションの選択 |
スペースキー | メニュー内のオプションの選択 |
x | メニュー内のオプションの選択 |
ヘルプ画面
F2、ESC-2 | 選択したオプションへ移動 |
F3、ESC-3 | ヘルプの各項目またはヘルプの Main Index へ移動 |
F5、ESC-5 | ヘルプの終了 |
その他
Control キーのナビゲートを使うには (たとえば、Control-U)、Control キーを押しながら、文字キーを押します。
ESC キーのナビゲートを使うには (たとえば、ESC-2)、ESC キーを押しながら、数字キーを押します。
スワップと、重複スライスを保存するときは、データではなくジオメトリを保存します。
矢印キーを使ってマウントポイント名に移動して、新しい名前を入力します。
/ (ルート)、スワップ、または重複スライスへの変更は、バックスラッシュ (\) で開始します。
次のファイルにデータを保存する場合、これらのファイルはディスク上で固有のものでなければならないため、マウントポイントの名前を変更します。
/ (ルート)
/usr
/usr/openwin
/var
Solaris には、次の 4 つのソフトウェアグループがあります。
コアシステムサポート
システム上で Solaris のブートと実行を行うために必要な、最小限のソフトウェアを含んだソフトウェアグループ。ネットワーク用ソフトウェアおよびウィンドウ環境を動作させるために必要なドライバも含んでいます。OpenWindows ソフトウェアは含まれていません。
エンドユーザシステムサポート
コアソフトウェアグループと一般ユーザー用に推奨されるソフトウェアを含むソフトウェアグループ。OpenWindows と DeskSet ソフトウェアも含まれます。
開発者システムサポート
エンドユーザシステムサポートソフトウェアを含むソフトウェアグループ。開発ソフトウェア用のライブラリ、インクルードファイル、マニュアルページ、プログラミングツールも含まれています。Solaris には、コンパイラとデバッガは含まれていません。
全体ディストリビューション
Solaris のリリース全体を含むソフトウェアグループ。
この他に次のソフトウェアが表示される場合があります (SPARC 版のみ)。
全体ディストリビューションと OEM サポート
Solaris のリリース全体と特定のベンダーのハードウェアをサポートするソフトウェアを含みます。SPARC をベースとしたソフトウェアグループサーバーに Solaris をインストールする時に推奨されます。
一度に 1 つだけソフトウェアグループを選択できます。
各ソフトウェアグループをインストールするための推奨サイズが、各グループの隣に M バイト単位で表示されています。このサイズは、次を含んでいます。
ソフトウェアのサイズ
ファイルシステムのオーバーヘッド
スワップ (メモリーの量によって変化します)
一度、ディスクを (手作業あるいは自動で) 配置すると、Recommended および Minimum に表示された値が変わることがあります。
ブートディスクとは、/ (ルート) ファイルシステムがインストールされているディスクのことです。このシステムのデフォルトのブートドライブは、「Disks」画面に表示されています。
IA システムでは、/ (ルート) ファイルシステムを変更して、どのディスクでもブートディスクとして使用できます。通常、ブートディスクは c0t0d0 です。PS/2 システムでは、c0t6d0 です。ただし、デフォルトのブートディスクを変更する場合は、Solaris ブートフロッピーディスクを使用して、そのディスクをブートする必要があります。
SPARC システムでは、どのディスクでもブートディスクとして使用できます。
アップグレードを行う前に、インストールプログラムは、Solaris ソフトウェアの新しいバージョンをインストールするのに十分なディスク容量が、既存のファイルシステムにあるかどうかを調べます。
ファイルシステムに十分なディスク容量がない場合は、そのファイルシステムにインストールしようとしたソフトウェアを削除する、あるいは自動配置機能を使用してシステムに容量を再割り当てるように求めるプロンプトが表示されます。
既存のファイルシステムに十分な容量がある場合は、だだちにアップグレードが開始されます。
インストールプログラムは、Solaris ソフトウェアの旧バージョンに対して行なったローカルの変更を保存できないことがあります。次のファイルを参照して、アップグレードによって保存できなかったローカルの変更をし直す必要があるかどうかを調べます。
システムのリブート前
/a/var/sadm/system/data/upgrade_cleanup
システムのリブート後
/var/sadm/system/data/upgrade_cleanup
Solaris インストールプログラムがアップグレードの際に行なった処理の記録は、アップグレードが成功したがどうか判断する上で重要です。アップグレードの出力は、次のファイルに保存されます。
システムのリブート前
/a/var/sadm/system/logs/upgrade_log
システムのリブート後
/var/sadm/system/logs/upgrade_log
システムにアップグレード可能な Solaris のバージョンが存在するにもかかわらず、アップグレードオプションが使用できない場合は、次の原因が考えられます。
/var/sadm ディレクトリがシンボリックリンクである、あるいは別のファイルシステムからマウントされている。
/var/sadm/softinfo/INST_RELEASE ファイルが存在しない。
解決策 - /var/sadm ディレクトリをルート(/) あるいは /var ファイルシステムに移動します。または、次のテンプレートを使用して、INST_RELEASE ファイルを作成します。
OS=Solaris
VERSION=2.x (x は既存の Solaris のバージョン番号)
REV=0
Solaris インストールプログラムがシステムのメタデバイスをマウントできず、アップグレードされない。
解決策 - システムの /etc/vfstab ファイル内にあるメタデバイスすべてをコメントにします。アップグレードはメタデバイスをサポートしません。
Solaris インストールプログラムがファイルシステムをマウントできず、アップグレードされない。アップグレード中、インストールプログラムは、アップグレードされるルートファイルシステムの /etc/vfstavb ファイルに列挙されているファイルシステムをすべてマウントしようとします。インストールプログラムがファイルシステムをマウントできない場合、成功せずに終了します。
解決策 - /etc/vfstab ファイルに記述されているファイルシステムがすべてマウントできることを確認します。/etc/vfstab ファイルに列挙されているファイルシステムの中で、マウントできないもの、あるいは問題の起こる可能性があるものをすべてコメントにして、インストールプログラムがアップグレード中にそれらのファイルシステムをマウントしないようにします。